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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.27

ピュアEVのBOXミニバン日産e-NV200 その実用度をチェックする!!

日産初の商用EV

【本記事は2015年1月にベストカーに掲載された記事となります。】日産初の商用EVのe-NV200(試乗車は7人乗りのワゴン仕様)は床下にバッテリーが搭載されるのだが、平たくコンパクトにパッケージングされたリチウムイオン電池(360V)は室内スペースをまったく犠牲にしていないのでミニバンとして、あるいは商用車としてのスペースはたっぷり。最高出力109psを発揮するモーターとコントロールユニットはフロントエンジンルーム(?)に一体化されて搭載されるので、スぺースは通常のガソリン車とまったく違いはない。

低重心効果

室内はご覧のとおりである。モーターはフロントフード内

室内はご覧のとおりである。モーターはフロントフード内

走り出すと若干の重量は感じるけれど、重さの要因となるバッテリーは低い位置で、またホイールベース内に搭載されているためむしろどっしりした低重心効果を生み出し、車高の高いNV200を安定感高いハンドリングにしている。ECOモードを解除してグイとアクセルペダメを踏み込めば、モーターらしいトルク感でグイグイと加速していく力強さを実感できる。

航続距離

航続距離はカタログでは188km(JC08モード)とされているが、横浜市にある日産本社から文京区音羽のBC編集部までの約46km走行でバッテリー残量61%で走行可能距離は83kmとの表示。

実走行

普通のペースで走って、約80kmでバッテリー残量20%となった。写真は首都高大黒PAの急速充電器でチャージ中の様子。15分の充電で67%まで回復した

普通のペースで走って、約80kmでバッテリー残量20%となった。写真は首都高大黒PAの急速充電器でチャージ中の様子。15分の充電で67%まで回復した

編集部から首都高に入ってレインボーブリッジへのアプローチの急勾配を駆け上がるとみるみるバッテリー残量が減り、「いかに回生で電力を回収しながら効率よく走るか!?」を考えながらの試乗となった。結局、さらに40kmほど走った大黒PA手前で「残量20%」となったので緊急ピットイン。15分の急速充電で67%まで復活したので先を目指す。ちなみにヒーターをつけると走行可能距離は5kmダウン。ECOモードを解除するとさらに2kmダウンするので、極力ヒーターは使わずECOモードでの走行。現実的な航続距離は100km程度だろう。

充電口はこのようになっている。右側は200V用の差し込み口で、急速充電は左の差し込み口を使用する

充電口はこのようになっている。右側は200V用の差し込み口で、急速充電は左の差し込み口を使用する

商用車として考えると、定まったルートを巡回して荷物を配送する営業車などではEVのメリットを最大限に発揮できるだろう。充電ポイントや1日の走行距離を管理すれば、ゼロエミッションでクリーンだし、エンジン音を出さないので住宅街などでも優しい。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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