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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.28

使えるEV誕生!日産e-NV200

5人乗り/7人乗りの乗用ワゴン設定!

’12年のデトロイトで公開されたショーモデルほぼそのままで登場!

’12年のデトロイトで公開されたショーモデルほぼそのままで登場!

【本記事は2014年7月にベストカーに掲載された記事となります。】日産のEV第2弾e-NV200が6月9日に正式発表された。’12年のデトロイトショーで世界初公開後、日本国内、海外で約8万5000km、地球2周以上にも及ぶ実証実験を敢行。NV200バネットの室内広さ、多様性と、リーフのEV技術を盛り込んだ“使えるEV”で両モデルと70%のコンポーネンツを共用(30%が新規)。

タイプ

ショーモデルのデザインを忠実に市販化

ショーモデルのデザインを忠実に市販化

■タイプNV200バネットと同様に商用バンと乗用ワゴンを設定していて、商用バンはルートバン、2人乗り、5人乗りの3タイプ、乗用ワゴンは5人乗りと7人乗り(3列シート)の2タイプをそれぞれラインアップしている。

ボディサイズ

e-NV200

e-NV200

■ボディサイズ全長4560×全幅1755×全高1855(ワゴンは1850)mm。NV200バネットが全長4400×全幅1695×全高1855(ワゴンは1850)だから、全長で160mm、全幅で60mm大型化されている。ホイールベースは2725mmで共通。全幅が1700mmを超えたことによりバンは1ナンバー、ワゴンは3ナンバーとなる。

エクステリア

NV200バネット

NV200バネット

■エクステリアフロントマスク中央の特徴的な充電リッド形状とその両サイドのシャープなキャラクターライン、ハの字型のバンパー開口部、バンパー下端につながるフォグランプ周辺形状など、リーフの要素が盛り込まれている。ヘッドライト、クリアレンズリアコンビランプにはEVブルーを配し、NV200バネットの大きくラウンドしたフロントエンド、プロポーションは踏襲。

インテリア

横への広がりが特徴的なシンプルながら機能性を重視したインパネのデザインを踏襲し質感アップ。ワゴンはピアノブラック塗装のパネルを装着

横への広がりが特徴的なシンプルながら機能性を重視したインパネのデザインを踏襲し質感アップ。ワゴンはピアノブラック塗装のパネルを装着

■インテリアNV200バネット譲りのシンプルながら機能性を優先した横方向への広がりを強調したデザインのインパネを採用しつつステアリング、スタート/ストップスイッチなどEVとしてリーフの要素が盛り込まれている。グローブボックスにふたが装着されるなど質感もアップ。メーターは、リーフと共通のブルー照明を持つシングルデジタルメーターを採用している。

パワートレーン

例えばジャパンチャージネットワークという会社では、月会費477円~の会員システムで、課金充電を行っている(写真はイメージ)

例えばジャパンチャージネットワークという会社では、月会費477円~の会員システムで、課金充電を行っている(写真はイメージ)

■パワートレーンモーターはマイチェン後のリーフと同じEM57型を搭載。最高出力109ps(80kW)、最大トルク25.9kgmは同じだが、最大積載時の登坂性能を考慮して、減速比はリーフの8.194に対しe-NV200は9.301と大きくされている。最高速はリーフの144km/hに対しe-NV200は120km/h以上と充分な性能。リチウムイオンバッテリーは360V/24kWh、48モジュールという基本スペックはリーフと同じだが、7.5kgの軽量化を実現している。リーフにはないエナジーセーブモード(バッテリー残量警告灯が点灯した後、最高速を100km/hに制限し、不要な電力消費を防ぐ)、世界トップレベルの回生量とガソリン車と同等のフィールを実現した次世代“新規回生強調ブレーキ”を採用。気になる航続距離は、JC08モードで185~190km(リーフは228km)。実燃費は走行状態により大きく変わるが、リーフの場合、平均するとJC08モードの70%程度というから、e-NV200は130km前後と予想することができる。充電については、AC200V/15Aで約8時間、AC100V/11.2Aで約28時間、急速充電器なら約30分(80%)。EVの魅力のひとつに給電というのがあるが、最大1500Wのパワープラグを前席側と助手席シート下の2カ所に設置。

パッケージング

リーフと同じ容量のバッテリーをフロア下に配置するなどの工夫により、ガソリン車と同じ容量、同等の最大積載量を実現(写真はワゴン5人乗り)

リーフと同じ容量のバッテリーをフロア下に配置するなどの工夫により、ガソリン車と同じ容量、同等の最大積載量を実現(写真はワゴン5人乗り)

■パッケージング商用バンとして重要な積載についてだが、リーフと同容量のバッテリーを搭載しながらもフロア下に配置し、高電圧ユニットをモータールーム内に統合することでNV200バネットと同じ荷室容積を確保している。いっぽう最大積載量はNV200バネットが600kgなのに対し、500~600kgとほぼ同等の積載性を実現している。これらを実現させたのは、プラットフォームの強化があってこそ。トレッドも広げられ(全幅が大きくなった要因)ねじり剛性は+20%、サスペンション剛性は35%それぞれアップ。これらはステアリングレスポンス、乗り心地の向上にも好影響を与えているという。

グレード&価格

ブラックメタリック

ブラックメタリック

バンがVX、GXの2グレードに対し乗車定員がルートバン、2人、5人があるため全6モデル、ワゴンがGの1グレードで5人乗り、7人乗りの2モデルある。価格はバンが388万440~407万8080円、ワゴンが462万4560~478万6560円。ガソリンモデルとの価格差は150万円程度で、最大85万円の購入補助金が受けられる。同時に全グレードがエコカー減税の適合車で、取得税と重量税は免税、自動車税は75%減税だ。価格的には安くはないが、走行距離が比較的決まっている商用車こそEVが本領を発揮できると、日産も意気込んでいる。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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