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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.29
メルセデスベンツEクラスセダン&ステーションワゴンは洗練と革新の融合
Eクラスが刷新

こちら旧型 フロントマスクは旧型からガラリと変わっているが、2灯ながらEクラスのトレードマークでもある4灯ヘッドライトをLEDでうまくデザイン
【本記事は2013年6月にベストカーに掲載された記事となります。】メルセデスを代表する中核モデルのEクラスは、全世界で1200万台以上、日本でも22万台を販売している人気モデルで、プレミアムセダン/ワゴンのベンチマークでもある。そのメルセデスベンツEクラスが刷新された。位置づけとしてはビッグマイチェンなのだがデザイン、安全性、ドライビング性能を大幅に進化させ、従来モデルに対して2000カ所以上、つまりフルモデルチェンジに匹敵するほどの改良が施されている。■ボディサイズセダンは全長4880×全幅1855×全高1455mm、ワゴンは全長4910×全幅1855×全高1515mmと堂々たるサイズ。日本車でいえば、レクサスGSとほぼ同サイズ。
エクステリアデザイン

エクステリアは大幅に変更
■エクステリアデザイン最大の特徴はLEDハイパフォーマンスヘッドライトの採用で、Eクラスのアイデンティティともいえる4灯のヘッドライトを彷彿とさせるデザイン処理がされていてカッコいい。そして中央に大型のスリーポインテッドスターを配し、SLS風のフロントマスクに仕上げることでスポーティ感を演出。

このくらい大胆なデザイン処理を日本車もしてほしい。リアコンビもLEDを採用
リアではLEDのリアコンビが躍動感を好演出。
インテリア

新型Eクラスのインテリアは上質感とスポーティ感が同居。シートに使われているレザー、スイッチ類、トリム類などに使われているシャドーシルバーなど素材にこだわっている。ダッシュボードやドアパネルには上質なシボが施されている
■インテリアシートのレザーやスイッチ類、インテリアトリムなどに使われているシャドーシルバーなどなど、素材へのこだわりはハンパなく、その上質感は非常に満足感が高い。
パワートレイン

2L、直4ターボは世界初、成層燃焼リーンバーン+ターボで、環境性能と動力性能を両立!
■パワートレイン新型Eクラスの目玉は、世界初の成層燃焼リーンバーンとターボ、排ガス循環装置を組み合わせた新開発の2L、直4ターボで、211ps/35.7kgmと環境適合エンジンながらかなりのハイスペック。セダン、ワゴンともに搭載され、JC08モード燃費は15.5km/L! エコカー減税により自動車税、自動車取得税が免税となる。そして3.5L、V6+モーターのハイブリッドを追加(Eクラスワゴンの人気から考えるとセダンのみというのはちょっと残念)。これはメルセデスの第2世代ハイブリッドで、燃費性能も大きく向上している。さらに、パワー/トルクが大幅アップしている3.5L、V6、クリーンディーゼルもラインアップ。ダウンサイジングターボ、ハイブリッド、ディーゼルとフルラインナップしている。しかし、驚くのはまだ早い。モンスターエンジンも健在で、4.7L、V8ツインターボ、5.5L、V8ツインターボもあり、合計6種類エンジン(スペックは8種類)をラインアップするから恐れ入る。
グレード

ワゴンの美しく洗練されたプロポーションは健在
■グレード多様化するユーザーのニーズに合わせ、6モデルを追加して、セダン、ワゴンで合計21モデルをラインアップ。AMGモデルラインアップの拡充が顕著で、従来のAMGパフォーマンスパッケージをしのぐ圧倒的な動力性能を実現させたSモデルを新設定。メルセデスが世界最速セダンと豪語するE63AMG S4MATICは新開発のパフォーマンス志向の4WD、AMG4MATICを搭載。
安全装備

美しいプロポーションはそのまま、リアコンビランプのデザインが一新されたワゴン。横基調のLEDの採用によりワイド感が強調される。ただ、ワゴンにハイブリッドが設定されていないのは残念
■安全装備新型Eクラスには新型Sクラスに搭載されている次世代システムの多くを先行採用していて、安全運転支援システムの『レーダーセーフティパッケージ』をさらに進化させ、完全停止もする優れもので、E250セダン&ワゴンは19万円のオプションで、それ以外のモデルには標準装備される。