中古車購入
更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.29
新型フォード フォーカスは街乗りとワインディングとでキャラが激変する?
3代目新型フォーカス

全幅は1810mmだが、乗り込んでも運転しても苦にならない。リアのボリュームは躍動感満点
【本記事は2013年4月にベストカーに掲載された記事となります。】新型フォーカスは3代目で、’98年の初代が発売されて以来世界で1000万台以上を販売。昨年1~9月の世界販売は、74万台で世界ナンバーワンに輝くなど、地味に凄かったりする。フォードは’08年から“ONEFORD(ワンフォード)”というスローガンを掲げ品質、環境、安全、先進技術の高次元での融合を目指していて、新型フォーカスは、その理念が完全に盛り込まれた実質第1号。日本に導入されるのは最上級グレードのスポーツのみで、4月13日から販売を開始する。ボディサイズは全長4370×全幅1810×全高1480mmで、キネティックデザインを採用した躍動感のあるデザインはムダな贅肉が削ぎ落とされたアスリートのカラダを彷彿とさせる。運転してみると、意外なほど幅広さを感じさせない。5ナンバーサイズの日本のコンパクトから乗り替えても、慣れるのに時間はかからないハズ。
ドライバーに安心感を与えてくれる

JC08モード燃費は12.0km/Lをマーク。ボディカラーに関係なくインテリアはブラックで、デザインもシック。リアスポイラーが精悍さをアピール
エンジンは170ps/20.6kgmの2L、直4で、セレクトシフト付き6速ATが組み合わされる。アイドリングストップは設定なし。新型フォーカスは街乗りでは乗り心地が少々硬めなのと、ステアリングは重めだがクイックなこと以外は印象が薄く、まぁ、よくまとめてますねって感じ。しかし、高回転まで回すワインディングや、スピードレンジが上がる高速を走るとキャラが激変、気持ちいい~ッス、となる。街乗りでは少々硬めと感じた乗り心地も妙にしっとりとするし、NAの2Lエンジンは感激するようなパワー感、トルク感はないが、高回転まで気持ちよく回り、サウンドも心地いい。ボディはもとよりステアリング、ブレーキ、サスの各部のしっかり感がドライバーに安心感を与えてくれる。
買い得感が高いフォーカス

LEDのデイライトが組み込まれたヘッドライト、開口部の広いバンパーなど精悍かつ質感が高い
ボディカラーはキャンディレッド、ウインニングブルー、マスタードオリーブ、フローズンホワイト、パンサーブラック、インゴットシルバーの6色をラインアップ。シックなデザインに仕上げられているインテリアは、ボディカラーに関係なくブラックのみとなっている。専用ボディキット&リアスポイラー、17インチアルミ、ハーフレザーシート、左右独立温度調整付きオートエアコン、9スピーカー・プレミアムサウンドシステム、今流行の自動ブレーキシステム、『アクティブ・シティ・ストップ』(30km/h以下で作動)まで標準で装備して293万円は買い得感が高い。