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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.29
三菱デリカD:5に待望の4WDディーゼル追加D:5 D-POWER大ヒット確定
ディーゼル搭載車の設定

このバッジがディーゼルの証だ!
【本記事は2013年1月にベストカーに掲載された記事となります。】デリカD:5は、ミニバンとしてのユーティリティに加え、本格的な電子制御式4WDによる高い走破性を両立した「タフなミニバン」であり、そのオリジナリティゆえにライバルのいない存在だ。リブボーンフレームによる高剛性ボディは安全性が高く、燃費に優れたMIVECエンジン、前後輪の駆動力配分を適正に行なう電子制御式4WD、さらに高い最低地上高と優れた前後アプローチアングルによって、荒れた路面をものともしない。このタフなイメージは、2~3代目にあたるデリカスターワゴン、そして4代目のデリカスペースギアによって確立されてきたものだが、これまでD:5にひとつだけ不足していたものがあった。それがディーゼル搭載車の設定だ。昔からのデリカファンにとって、ディーゼルによる優れた中低速トルクと、ランニングコストの安さは大きな魅力であった。それだけに、デリカD:5にディーゼルの設定を望む声は多かったが、ついにディーゼル設定車が追加され、1月11日より発売される。SUVのディーゼル人気は高まっており、現在販売されている三菱パジェロは7割がディーゼル、人気のマツダCX-5では、なんと8割がディーゼルだというから、その注目度の高さがわかるだろう。
優れた燃費とトルク特性

クリーンディーゼルエンジン搭載:2.2Lの直噴ディーゼルターボエンジンは、高精度なコモンレール式燃料噴射システム採用で、優れた環境性能を発揮する
■優れた燃費とトルク特性デリカD:5に搭載される4N14型2.2L、4気筒の直噴ディーゼルターボエンジンは、欧州仕様のアウトランダーで実績のあるエンジンだ。これをベースに、デリカ用に燃費性能や動力性能の最適化を行なったものだ。高精度なコモンレール式燃料噴射システムの採用によって、優れた燃費性能とクリーンな排出ガス、さらに動力性能のよさも兼ね備えたエンジンとなっている。また、ディーゼルエンジンとしてはトップクラスの14.9という低圧縮比を実現し、これによって軽量なアルミシリンダーブロックを使用できるようになったため、エンジンブロックの軽量化まで果たしている。タービン容量を可変制御するVGターボチャージャーとの組み合わせによって、最大トルク36.7kgmを1500~2750回転で発揮する。これは、4WDのデリカに搭載される2.4Lのガソリンエンジンの約1.6倍にもなる。
6速AT

デリカ初の6AT採用:ミッションはCVTではなく、大トルクに耐える6ATで、パドルシフトも備える
これに組み合わされるのは、これも欧州仕様のアウトランダーに採用される6速ATで、パドルシフトの採用によって、スポーティな変速が可能。駆動方式は4WDのみとなっている。JC08モード燃費は、13.6km/Lで、ちょうど2Lガソリンエンジンを搭載した2WDグレードと同じなのだ。
コストパフォーマンスは高い

外観はガソリン仕様とほぼ同じため、見分けるポイントはリアゲートにあるこの「DI-D」バッジのみ。もちろん2.4Lガソリンの1.6倍のトルクを発生するディーゼルエンジンなど中身は充実
■コストパフォーマンスは高い 設定されるグレードは2種類で、「D-Power package」と「D-Premium」の2種類。価格はそれぞれ341万9000円と393万4000円だ。マツダのCX-5の4WDが279万~319万円、X-トレイル(6AT)が317万6250~341万9850円と比べると、少し高く感じるかもしれないが、デリカD:5はミニバンであり、2台にはない快適な3列シートを備えている。2列目シートの形状によって、乗車定員は7人と8人が選択可能なのも魅力的で、オンリーワンの魅力があるのだ!