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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.03
原点回帰でスポーツカーをアピールする新型フェアレディZの魅力とは!?
原点回帰でスポーツカーをアピールする新型Zの魅力とは!?
3.7psのV6は336ps、37/2kgmを発揮
【本記事は2009年6月にベストカーに掲載された記事となります。】6代目となるフェアレディZは、先代Z33型のデザインテイストを受け継ぎながらもホイールベースを100mm短縮し、全長を65mm短い4250mmとしてグンとハンドリング性能を高めたスポーツカー。より濃密な、ギュッと凝縮されたようなフォルムがかっこいい。エンジンは3.7Lに拡大されたVQ37VHR型で最高出力336ps、最大トルク37.2kgmを発揮する。トランスミッションは6MTと、新開発された7速ATが組み合わされる。価格は362万2500円から446万2500円。
渡辺陽一郎の採点チェック
「新しいZはエロメカです」と開発者はいった。エロチックなメカニズム。ホイールベースの100mm短縮とボディ剛性の向上で、クルマとの一体感が高まった。意思どおりに向きが変わり、挙動も乱しにくい。乗り心地も悪くはない。加えてMTシンクロレブコントロールも備わる。ヒール&トウの操作をクルマ側が受け持つことで、新たな一体感が芽生えた。ようやくGTカーのテイストを脱し、初代Zの路線に戻ったと思う。同時にGT-Rやスカイラインクーペとの違いも明確化された。いいクルマだ。
国沢光宏の採点チェック
絶対的な評価をするならいいクルマだと思う。ただ日本だとデカすぎであります。こんな巨大で高価なスポーツカーを欲しいという人は少数派。せっかくフルモデルチェンジをするのであれば初代フェアレディZの精神に戻り、せいぜいボクスター級のサイズ&2.5L程度のミドルクラスまでダウンサイジングすべきだったと思う。300万円を切る価格設定にしたなら、アメリカを含め世界的にマーケットがあるんじゃなかろうか。優秀な人材揃いの商品企画部門なのに、どうして時代の流れを読めないのか? 不思議です。