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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.03
エスティマがキリリと引き締まった顔に変身!!
相変わらずの人気を誇るエスティマ

こちらは旧型エスティマ
【本記事は2009年1月にベストカーに掲載された記事となります。】相変わらずの人気を誇るエスティマ。現行型のデビューは’06年1月だから、まもなく丸3年を迎えようとしているにもかかわらず、11月も4390台を販売しており、まだまだ人気に翳りは見えない(10月にモデルチェンジしたばかりのオデッセイの11月の販売台数は3735台ですからね……)。アルファード/ヴェルファイアもそれぞれ3706台、5288台を販売しており、大型ミニバンのカテゴリーでの棲み分けはできているようだ。とはいえ、デビューから3年、そろそろエスティマもリフレッシュの時期になった。大きな影響は出ていないようだが、当然、オデッセイなどのフルモデルチェンジ車に対する牽制球、という意味合いもあるだろう。
よりシャープで引き締まったフロントマスクに変身

人気のエスティマフロントマスクをリフレッシュ キリリと引き締まった顔に変身!!
■よりシャープで引き締まったフロントマスクに変身と、いうことで’08年も押し迫った12月24日、エスティマはマイナーチェンジでリフレッシュ。今回のマイチェンは、内外装のリファインが中心で、ハイブリッドも含めてエンジンやトランスミッションなどの走り関係にはいっさい手を加えられていない。このあたりは充分に完成度が高い、という自信の表われだろう。
フロントマスクに注目

ハイブリッドは専用フロントマスクとなる。旧型ではバンパー中央上部にやや大きめのグリルが付いていたが、新型では開口部が小さくなった
フロントマスクに注目していただきたい。エスティマユーザーか、エスティマによほど詳しくないと「えっ、どこが変わったの!?」と一瞬とまどうかもしれない。しかし、旧型と並べてみるとこれが一目瞭然。ずいぶんと雰囲気が変わっていることがわかる。そう、パッと見にはエスティマのイメージを壊すことなく、でも、実は意外なまでに大胆なフェイスリフトを実現しているのであった。新鮮な印象だ。最も違いを実感できるのがヘッドライト。旧型ではバンパーに食い込むようにヘッドライト下部がふくらんでフェンダーラインに沿うように切れ上がっていくデザインだったのだが、新型ではヘッドライト下部は直線的なラインとなり、上部がL字型に切れ込む形状となっている。これに合わせてバンパーやグリル部のデザインも変更されていて、フロントマスクの表情は思いのほか変わっている。フロントマスクはアエラス、標準タイプ、ハイブリッドでそれぞれちょっとずつ違った表情となっているのもポイント。エアロタイプでスポーティムードのアエラスでは、バンパーの開口部が台形状に大きく開けられていて、バンパー両サイドのフォグランプがビルトインされる部分も標準タイプに比べて大きくなっている。

リアスタイルはコンビネーションランプの形状変更などがあるが、大きく印象を変えるほどではない
ハイブリッドもバンパー形状はアエラスと同じタイプの台形開口部に大きなフォグランプとなっているが、グリルとの合わさる部分中央に小さなエアインテークが開けられているのが特徴。旧型ではチョビ髭のような目立つインテークだったが、新型では違和感のない形状に改められている。リアスタイルは、コンビランプのデザインが変更されているが、あまり大きく印象を変えることはない。
室内は質感の向上と装備の充実が図られる

アエラスに新たに設定されたグレージュ色のインテリア。また、ユーカリ木目調パネルも新たに設定されたインテリアアイテムだ
■室内は質感の向上と装備の充実が図られるインテリアでは全車ともにシート表皮のデザイン、風合いが変更されているほか、アエラスにグレージュと呼ばれる新内装飾の設定拡大や、ユーカリ木目調パネルの新採用、アエラスにブラック本革内装、ハイブリッドのGタイプには本革内装が新設定されている。また、クルーズコントロールが全車標準装備、快適温熱シートの採用、前席へのアクティブヘッドレスト標準装備など、装備の充実も図られる。価格は2.4アエラスが296万円、2.4Gが316万円、3.5アエラスが335万円、3.5Gが355万円で全体的に10万~15万円ものアップなのが残念。