リンカーンブランドの第二弾新世代のプレミアムSUV　リンカーンMKX

【本記事は2008年11月にベストカーに掲載された記事となります。】フォードの高級車ブランド、リンカーンといえば、コンチネンタルやタウンカーなど、高級サルーンが有名。そのリンカーンが初代ナビゲーターで高級SUVへ進出したのは’98年のこと。高級サルーン並みのラグジュアリーさでアメリカで大ヒット。残念ながら日本未導入だったが今年5月に2代目ナビゲーターが日本導入開始。そして今回、リンカーンブランド第二弾として、高級セダンの乗り心地や快適性を兼ね備えたクロスオーバーユーテリティヴィークル（CUV）のリンカーンMKX（エムケーエックス）が日本に上陸した。

「モダン・アメリカン・ラグジュアリー」というコンセプトのとおり、エクステリアデザインはかなり先進的でどのSUVとも似ていないデザイン。室内に乗り込むと明るいメイプルウッドのパネル類、ライトブラウンのパイピングの入った本革シート、なるほど高級車ブランド、リンカーンの名に恥じない作りだ。ダッシュボードのシボ（材質）もドイツ車なみの品質といっていい。

ボディサイズは全長4750×全幅1925×全高1705mmで、幅は広いが日本車でいえばハリアークラス（全長4750×全幅1845×全高1680mm）。エンジンは269ps／34.6kgmを発生するデュアラテック3.5L V6。これに6速ATを組み合わせる。駆動方式は電子制御式4WDだ。パワフルだしハンドリングはスポーティでコーナリング中のロールも少なく不満はまったくなし。価格は650万円。SUVでアメ車の高級サルーンの雰囲気を味わいたいならオススメだ。

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