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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.04
日本に適したコンパクトSUV。360万円のRAV4キラー現る! VWティグアン
欧州ではコンパクトSUVのデビューラッシュ

ティグアンのなかでオフロード色の強いグレードのトラック&フィールド。ボディサイズは全長4460×全幅1810×全高1690mm
【本記事は2008年10月にベストカーに掲載された記事となります。】欧州自動車メーカーでは、いまコンパクトSUVのデビューラッシュである。アウディQ5、メルセデスベンツGLK、ボルボXC60、そして日本市場に先陣を切るのが、9月3日に発表、同30日から販売開始されるVWのコンパクトSUV、新型ティグアンだ。このティグアンは、RAV4、CR-Vクラスのいわば日本車SUVキラー。ボディサイズは全長4460×全幅1810×全高1690mmとRAV4より全長が125mm長く、全幅が5mm狭く、全高が5mm低いがほぼ同サイズである。

HDDナビやETC車載器、本革製3本マルチファンクションステアリングは27万3000円のセットオプション。リアビューカメラは標準装備
ラインアップは「トラック&フィールド」の1グレードで、4MOTION(4WD)の2L直4ターボ。価格は360万円と競争力のある価格設定にしてきた。ちなみに同クラスのランドローバーフリーランダー2が395万円~、BMW X3が558万円~。本国にはベースグレードの「トレンド&ファン」、上級モデルの「スポーツ&スタイル」があるがこの「トラック&フィールド」は本格的なオフロード色の強いモデル。4WD方式はハルデックスカップリングをトランスファーに用いた電子制御式フルタイム4WD(4MOTION)で、最大28度のアプローチアングルをもつ。室内にある「OFF ROAD」ボタンひとつで、ヒルディセントアシスト、アクセルペダル特性の変更など5つの走行支援システムが作動する。
日本市場に適したボディサイズと価格設定

主要諸元
エクステリアは、フロントバンパーとアンダーガード、サイドプロテクションモールなどが専用装備となる。インテリアはVW流の質感の高いインパネと、リクライニング&スライドする6対4分割可倒式リアシート、通常時470L~最大1510Lのラゲッジ容量などVWならではの実用性の高さと作りのよさが光る。装備類は、バイキセノンライトやコーナリングライト、エレクトロニックパーキングブレーキ、リアビューカメラなど充実。エンジンは、直噴+ターボを組み合わせたTSIシリーズの170ps/28.6kgmの2L直4ターボ。これに6速ATを組み合わせる。日本市場に適したボディサイズと360万円という価格設定、質感の高い内外観と本格派4WDシステムをもつ新型ティグアン。はたして、日本車SUVの脅威となるか?