中古車購入
更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.04
7年ぶりのフルモデルチェンジ!! より大きくなったワイルドに プジョー308
コンパクトなのに広い

プレミアムとCieloは140ps/24.5kgmの1.6L直4ターボ+4速AT。GTIは175ps/24.5kgの1.6Lターボ+6MT。猫足は顕在
【本記事は2008年6月にベストカーに掲載された記事となります。】新しいプジョー308を見ると、特徴的なのはその車幅の広いこと。全長は4.3mとコンパクトなのに、全幅は1820mmとLクラスミニバン並み。先代307もデビュー時には1760mmのワイドな車幅が話題になったけど、そこからさらに60mmも広くなっている。
乗り心地感を表現させたら天下一品

先代の307に比べ全長が80mm広く、全幅が60mmワイドになり、全高は逆に15mm低くなった
走りのキャラクターも、このルーミーなインテリアの雰囲気に見合ったゆったりテイストだ。先代307の初期モデルは、プジョーらしからぬキビキビ足がちょっと不似合いだったけど今度の308はみんながプジョーに期待する“猫足”そのもの。バネ上への影響がとっても少なく、ドスンと大きな入力でも底つき感なく上手にいなすのだ。シャシー/プラットフォームは基本的に307からのキャリーオーバーだけにまさにこれはセッティングの妙。プジョーのショックアブソーバーは自社生産で乗り心地感を表現させたらプジョーは天下一品。
豊かなトルク感

コクピットはインテリアの質感にこだわったというだけあり、質感は高い。ダッシュボードには柔らかい素材を使用
エンジンはBMWと共同開発になる1.6L直4ターボで標準とCieloが140ps、ブーストアップされたGTiが175ps。ミッションは標準が4AT、GTIが6MT。140ps仕様のドライバビリティはATとのマッチングがとても良好だった。全体に過給エンジンらしい豊かなトルク感を備えつつトルクカーブがフラットかつスムーズで好感がもてる。ただし、気になるのはプジョーの美点だった お買い得感が、昨今のユーロ高も手伝って薄れてきていること。16インチアルミにファブリックシートを装着する標準のプレミアムが299万円、17インチアルミ、パノラミックガラスサンルーフ、本革シートを装備した豪華仕様の307Cieloが345万円、18インチアルミ、専用ハーフレザーシートを装備したGTIが355万円。