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更新日:2018.11.29 / 掲載日:2017.12.06
イオス 世界初の5分割電動ハードトップを備えたVW初のクーペカブリオレ
新型イオス登場

電動ハードトップでは初となるチルト機構付きガラススライディングルーフを備える5分割式ルーフシステム。センターコンソールにあるレバーひとつで約25秒で開閉。
【本記事は2006年11月にベストカーに掲載された記事となります。】VWの新型車イオスは最近のオープンカーの主流である電動式ハードトップを備えるモデル。
ゴルフ以上パサート未満

電動ハードトップを閉めた状態でもいわゆるリュックサックをしょっている感じではなくスタイリッシュ。トランク容量はカブリオレの時は205L(V6は183L)、クーペの時は380L(V6は358L)
なめらかな乗り味

後席は大人2人が充分くつろげる広さ。ルーフを閉じた状態でも窮屈感はあまり感じない
イオスは電動式ハードトップを備えるほか、オープンならではのボディ補強も施されるため車重は1590(2.0T)~1640kg(3.2V6)とゴルフより重め。だが重さが功を奏しており、ゴルフ以上に重厚感ある乗り味を生んでいる。加えてパサート譲りとなるリアサスが実に効果を発揮しており、乗り心地がとてもマイルドかつフラット感が高く好印象なのだ。2Lターボ、V6ともにノーマルは17インチ、オプションで18インチを装着するが、ともに乗り味/乗り心地は非常に優れている。しかも屋根を開けるとボディの剛性バランスが変化するためか、もう最高! といえる滑らかな乗り味が得られる。一方でワインディングも快適性を感じさせつつ、鈍重な感じを抱かせないだけのハンドリングをしっかりと実現している。
どこまでも走りたい!

全車本革ステアリング&シート、フルオートエアコンが標準装備。豪華で質感が高い
アームレストの前に置かれるスイッチを操作するだけで簡単にオープンにできるのもよい(約25秒)。しかも世界初の5分割式なので開閉動作はロボット的な面白さで人目を引く。そして走り出すと実に気持ちよく、どこまでも走りたい! と思わせる。風の巻き込みも高速域まで皆無で快適。ゴルフ同様のエンジンで車重が重いため、動力性能はGTIやR32に劣るが、両エンジンとも低速からトルクが太くて扱いやすい。加えて2.0Tは直噴ターボゆえの力強さ、V6はホレボレする滑らかな回転感を提供。しかも両エンジンともクルマ好きにはたまらない魅惑のエギゾーストノートを聴かせる……という具合で加速に不満なし。
全てが高レベル

見た目も走りも、そして大人4人がしっかり乗れる居住性や機能など、すべてが高レベルで魅力的。それだけに2.0Tが438万円、3.2V6が498万円という価格の高さが少し残念だ。