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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.06
日独最新メルセデスベンツAクラス
メルセデスベンツA200ターボアバンギャルド

2L直4SOHCターボ 193ps/4850rpm 28.6kgm/1800rpm~4850rpm 10・15モード燃費/11.4km/h 排ガス ★★★ 価格:346万5000円
【本記事は2006年1月にベストカーに掲載された記事となります。】メルセデスベンツA200ターボアバンギャルド2Lターボだけにコルト以上にワイルドな加速か! と思いきや意外にマイルドで豊かな味わいが特徴的なのがこのベンツA200ターボだ。2L直4ターボエンジンの性能は最高出力193ps/4850rpm、最大トルク28.6kgm/1800rpm。数値で見ると、低回転から、かなりの力を発揮する圧倒的加速力を想像する。だが、実際には低回転から最大トルクが出るため、排気量の大きなNA的感覚である。そのぶん加速に爆発的な力感はない。このあたりはコルトよりも約200kg重い車重が関係するのか。ただしスーッと伸びやかに加速し、気が付くと結構な速度に達しているという場合が多い。そしてこの時ドライバーが受ける印象はとても滑らかな感覚に溢れているということ。例え全開にしても、あくまで抑えを効かせて質の高い加速を提供しようとしている感じを受ける。そう考えるとA200ターボはターボを使うことで、加速の伸びやかな気持ちよさや力感における上質な感覚をより重視したのだとわかる。
メルセデス初のCVT

この2L直4ターボエンジンはIC付きで低速域から豊かなパワー&トルクを発生。ミッションは7速CVT
組み合わせられるのはメルセデス初のCVTとなるオートトロニック。これも初モノとしてはかなり優秀でCVTにありがちな回転だけが先に行く感は皆無。もっともここがターボならではの部分。というのもやはり1800rpmと低い回転で最大トルクを発生し、それをCVTがどこまでも効率よく路面に伝えている感がある。少しも余すことなく路面に力を伝えるからこそ、滑らかさが際だつ。そしてコルト同様に、ターボならではの燃費&環境性能へのアドバンテージを持つ。10・15モード燃費は11.4kg/L。排ガス規制はやはり3つ★認定を受ける。
ハンドリング
ハンドリングはコルトよりも200kg近く重い車重を持つにも関わらず実にしつけがいい。荒れた路面をしなやかにいなし、コーナー脱出でも力のかかった前輪を空転させないようにしっかりと接地させている。そのためスポーティさはさほど高くないが、どこまでも気持ちよく路面を捉え続ける感覚が味わえるのだから魅力的だ。