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更新日:2020.01.08 / 掲載日:2017.09.13
ホンダステップワゴンの概要と歴史をまとめてみた

goo-net編集チーム
ステップワゴンは、1996年5月に初代モデルがデビューし、高い居住性と安定した走りを両立した5ナンバーサイズミニバンとして成功を収め、現在の5代目まで常に安定した高い人気を誇る車種です。
初代オデッセイから続くホンダの新発想のクルマづくりである、「クリエイティブムーバーシリーズ」の第3弾としてデビューし、ホンダのライトミニバンというジャンルを確立しました。
車名は、あらゆるシーンでステップアップできたらという願いを込めたものであり、さらに“ワゴン”をWGNとすることで、より親しみやすく、車名を聞いただけでおおよそのパッケージが連想できる優れたネーミングと言えるでしょう。
派生車としては「ステップワゴン・スパーダ」(2009年10月より別車種として扱われます)、介護専用車「ステップワゴン・アルマス」がラインナップされています。
初代 RF1/2系(1996年~2001年)

goo-net編集チーム
1996年5月にFFレイアウト型のミニバン「ステップワゴン」として販売を開始しました。
当時、ホンダではFF小型車の生産が主であり、人気の出始めたRV車種のラインナップはありませんでした。
そこで新発想「クリエイティブ・ムーバーシリーズ」と銘打った、本格的なRVカテゴリー車を自社開発することになりました。
その第3弾となったのが初代ステップワゴンです。
5ナンバーサイズの中で最大サイズとなる室内空間を実現し、後席の大きなスライドドア、ボアアップ機能を備えたシート、段差のないフラットなフロアベース、3列目までウォークスルーを可能にするなど、ファミリーユースを想定して設計されました。
搭載するエンジンは専用にチューニングされた2.0L 4気筒DOHCエンジンで、軽量なボディをゆったりと走らせ安定した走行を実現しました。
販売当初より高い走行性と広い室内環境が注目され高い人気を博しました。
機能的な装備、スタイリッシュデザイン、高い経済性、利便性を実現し、ホンダがミニバンカテゴリーに本格参入するきっかけとなりました。
グレード体系は主に「W」「G」「N」が設定されており、2WD、4WD車が用意されています。
それぞれのグレードに「ボアアップシート仕様」と「回転対座シート仕様」が設定されています。
トップグレードの「W」はツートンボディカラー、キーレスエントリー、15インチアルミなどの豪華装備が施されています。
1999年にはマイナーチェンジが行われ、多くの見直しがされました。
エンジンの最高出力を向上、ホンダ独自のGコントロール技術による衝突安全設計ボディ、フロントドアライニングを布貼りに、フロントマスクデザインの変更、縦型4灯マルチリフレクタータイプヘッドライト等が採用され、より質感・実用性・安全性に対する向上が図られました。
新たにスタンダードグレードに「スピーディー」と「デモクラシー」が追加され、「スピーディー」はアルミホイールやエアロパーツ等が標準装備されているスポーツ仕様、「デモクラシー」は高級仕様の「G」にオートエアコン等を追加し、より装備を充実させたモデルとなります。
1997年~1999年の3年連続、年間ミニバン販売台数第1位達成をしました。
ホンダ ステップワゴン RF1、2の中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-HONDA/car-STEPWAGON/model-1-10202010/
2代目 RF3/4/5/6/7/8型(2001年~2005年)

goo-net編集チーム
2001年4月に初のフルモデルチェンジを行い、2代目へ移行しました。
初代から好評であった機能やデザインはキープコンセプトとし引き継がれました。
「子供を中心とした家族のバンザイ」をコンセプトに、ファミリーユースの中でも子供の視点を重視し、設計の見直しがされています。
「広さと機能を追求した空間設計」「心地よさと経済性と扱いやすさを融合させた走り」、「空間の広さや楽しさを映すスタイリング」の3つの要件を満たすことを軸に、フルモデルチェンジを行いました。
外観デザインとしては初代モデルの特徴を残すものの、フロントノーズのショート化、新型プラットフォームをベースに新設計の専用サスペンションの採用、ボディにはさらに磨きのかかったGコントロール技術の衝突安全機能が組み込まれています。
新世代エンジン「i-シリーズ」を採用することで、一層力強い走りと低燃費化を実現しています。
内装デザインを大幅に見直し、多彩なシートアレンジ機能が装備され、「遊(対座モード)・食(レストランモード)・寝(3列フルフラットモード)・積(カーゴモード)」の4つモードセレクトが可能になりました。
またプラットフォームの刷新により室内フロアを45mm低床化し、室内環境のさらなる快適性向上、シートアレンジ機能の進化によって、さまざまなシーンへ対応可能な利便性を提供しています。
初代モデルの魅力をアップグレードし、さまざまな先進機能を追加することで高い人気を誇ったモデルとなりました。
グレード体系も一新され、「Y」をベースにキーレスエントリー搭載の「D」、1列目回転シートなどが標準装備となる「I」、専用ナビゲーションなどが標準装備の「K」の、計4グレードのラインナップとなっています。
うち「K」「I」にはパワースライドドアが標準装備となっています。
2003年6月にマイナーチェンジを行い、オデッセイ等に搭載されている2.4L 4気筒DOHCエンジンを搭載するモデルが追加設定され、走行性能に磨きがかかりました。
またミニバンカテゴリーとしては初採用となるAFS、(アダプティブ・フロントライティングシステム)がヘッドライトに追加装備され、夜間のコーナーリング走行時の安全性が向上しました。
また新たに黒色基調の内装デザイン、エアロパーツが標準装備された、高級スポーティ仕様「スパーダS」「スパーダ24T」が設定されました。
ホンダ ステップワゴン RF3、4の中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-HONDA/car-STEPWAGON/model-2-10202010/
3代目 RG系(2005年~2009年)

goo-net編集チーム
2005年5月に2度目のフルモデルチェンジを行い3代目へ移行しました。
「使って、過ごして、走って楽しいFUN-derful Mover(ファンダフル・ムーバー)」をコンセプトに、「ユーティリティ・ミニバンの空間のゆとり」と「セダンの走りの質」を開発テーマに、ユーティリティスペースの徹底見直しと、ミニバンを超えた走りの質を目指し、3代目ステップワゴンは開発されました。
新型プラットフォームを採用し、ボディサイズはコンパクトになり丸みを帯びたシンプルながらモダンなデザインが特徴です。
エンジンは先代と同型ながら、特性を見直すことで出力、燃費性能が大幅に向上しました。
室内高はそのままにさらなる低床・低重心を実現、剛性の高い強固なフレームデザインにより、セダンさながらのハンドリング性能と走行安定性、乗り心地を実現しました。
大開口両側スライドドアが採用され、低重心、フラットフロアと相まって、乗降性、利便性に優れる快適な居住性から高い人気を得たモデルです。
先代モデルと同様、FFの2WDモデルとフルタイム4WDモデルが設定されています。
2008年には国内販売累計数が100万台を突破しました。
ホンダ ステップワゴン(STEPWAGON)B(2005年5月販売モデル)
ボディタイプ:ミニバン・ワンボックス
乗車定員:8名
駆動方式:FF
ボディサイズ:4630×1695×1770mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2775×1505×1350mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)205/65R15 94S(後)205/65R15 94S
エンジンタイプ:K20A型 2.0L 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1998cc
最高出力:155ps(114kW)/6000rpm
最大トルク:19.2kg・m(188N・m)/4500rpm
10・15モード燃費:13.2km/リットル
車両重量:1500kg
価格:1,995,000円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2017年6月時点で参照したものとなります。
参考:
https://www.goo-net.com/catalog/HONDA/STEPWAGON/10027991/
・主なグレード
「B」「G」「24Z」「G Lパッケージ」「G Sパッケージ」「G LSパッケージ」、「G スタイルエディション」「G エアロエディション」「G HDDナビスタイルエディション」、「スパーダS」「スパーダS Zパッケージ」「スパーダS HDDナビパッケージ」、「スパーダS Z HDDナビパッケージ」など。
・主なオプション
16インチタイヤ&アルミホイール(205/60R16 92H)、パワースライドドア(タッチセンサー/挟み込み防止機構付、リモコン&運転席スイッチ開閉式)、VSA(ABS+TCS+横すべり抑制)、Honda HDDインターナビシステム(プログレッシブコマンダー、リアカメラ付、8インチワイドディスプレイ、アナログTV/AM/FMチューナー付DVD/CDプレーヤー、AV入力端子+6スピーカー)、Hondaスマートキーシステムなど。
・カラーバリエーション
プレミアムホワイト・パール、ナイトホークブラック・パール、ポリッシュドメタル・メタリック、ルミナスブルー・パール、アラバスターシルバー・メタリック、バスクレッド・パールなど。
(発売時期・グレードにより異なります)
ホンダ ステップワゴン RG系の中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-HONDA/car-STEPWAGON/model-3-10202010/
4代目 RK系(2009年~2015年)

goo-net編集チーム
2009年10月に3度目のフルモデルチェンジを行い4代目へ移行しました。
「みんなの楽」=“皆楽”をコンセプトに、“家族みんなが楽しく楽に移動できるクルマ”を目指して開発されました。
先代ではコンパクトにまとめられたボディサイズは、パッケージングを見直し、スクエアなボックス型のボディデザイン、ホイールベースの拡大、ガラスエリアの拡大により、ルーミーでクラス最大のゆとりある室内空間を実現しました。
新搭載のトルクコンバーター付CVTや、燃費性能を優先してエンジンやトランスミッションに協調制御する「ECONモード」、運転中のエコ運転状況を運転手に視認させることができる「コーチング機能」等により、クラストップとなる低燃費性を実現しました。
また室内空間は明るく開放感溢れるデザインが特徴で、さらにガラスルーフ部を拡大、天井にスカイルーフを装備するモデルもラインナップされています。
1、2列目シートのシートクッション素材もフィット感の高い座り心地の良いもの変更され、3列目には簡単に床下に格納できる「3列目床下格納シート」を採用するなど、居住性や利便性がアップデートされました。
運転席のインパネデザインも大幅に変更され、サイドビューサポートミラーの採用等、運転中の視界性に優れ快適性も向上しています。
いずれのグレードもFFの2WDモデルとフルタイム4WDモデルが設定されています。
4代目モデルも歴代モデル同様に高い人気を誇り、2010年度の年間ミニバン販売台数第1位達成しました。
ホンダ ステップワゴン(STEPWAGON)G(2009年10月販売モデル)
ボディタイプ:ミニバン・ワンボックス
乗車定員:8名
駆動方式:FF
ボディサイズ:4690×1695×1815mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:3095×1500×1395mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)195/65R15 91H(後)195/65R15 91H
エンジンタイプ:R20A型 2.0L 水冷直列4気筒SOHC16バルブ
排気量:1997cc
最高出力:150ps(110kW)/6200rpm
最大トルク:19.7kg・m(193N・m)/4200rpm
10・15モード燃費:14.2km/リットル
車両重量:1580kg
価格:2,088,000円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2017年6月時点で参照したものとなります。
参考:
https://www.goo-net.com/catalog/HONDA/STEPWAGON/10058180/
・主なグレード
「G」「G Lパッケージ」「L」「Li」「G スマートスタイルエディション」、「G HDDナビ スマートスタイルエディション」「G Eセレクション」、「G コンフォートセレクション」「G インターナビEセレクション」、「G インターナビ コンフォートセレクション」など。
・主なオプション
16インチタイヤ&アルミホイール(205/60R16 92H+ME-003 Modulo)、パワースライドドア(タッチセンサー/挟み込み防止機構付、リモコン&運転席スイッチ開閉式)、スライドドア・イージークローザー(リア両側)、2列目6:4分割チップアップ&スライドシート(センターウォークスルー機構付)、HIDディスチャージヘッドライト(ロービーム、オートレベリング/オートライトコントロール機構付)、マルチビューカメラシステムなど。
・カラーバリエーション
プレミアムヒダマリアイボリー・パール、スーパープラチナ・メタリック、プレミアムホワイト・パール、クリスタルブラック・パール、ディープボルドー・パール、ポリッシュドメタル・メタリック、アオゾラブルー・メタリックなど。
(発売時期・グレードにより異なります)
ホンダ ステップワゴン RK系の中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-HONDA/car-STEPWAGON/model-4-10202010/
5代目 RP系(2015年~)

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2015年4月に4度目のフルモデルチェンジを行い5代目へ移行しました。
ホンダ初のダウンサイジングエンジンを直噴1.5L 4気筒VTECターボエンジンを採用しました。
吸排気デュアルVTC(バルブタイミングコントロール)、ターボチャージャー、新開発のCVTと相まって、2.4Lエンジンに匹敵するトルクフルで力強い走りと、ミニバンカテゴリートップクラスの静音性を実現させました。
ターボエンジンながら高効率ダウンサイジングエンジンにより、燃費性能・ドライバビリティが大幅に向上し、自動車税区分も1ランク下がったことで自動車税が安くなったのも魅力的です。
先代より引き継がれた低床・低重心コンセプトをそのままに、躍動感ある若々しいボディスタイル、「ビューティリティリビング」をコンセプトにインテリアデザインを一新し、温かみのある色調と柔らかなデザインから、乗り手をリラックスさせることを狙いにコーディネートされています。
テールゲートからの子供の乗り降りや、狭小地での開閉を想定した横開き式サブドアを備えた独自機構の「わくわくゲート」の採用や、3列目のシートを床下格納できる「マジックシート」を備え、荷物の収納や乗降性、利便性に優れるパッケージングです。
また、先進の安全技術として、安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を新たに採用しました。
走行中、対象物の位置や速度を検知するレーダー、対象物の形状を認識するカメラの機能など、安全なドライブを支援してくれる機能です。
全グレードに安全装備である内圧保持式エアバッグシステム、VSA、ヒルスタートアシスト、エマージェンシーストップシグナルが標準装備されています。
いずれのグレードもFFの2WDモデルとフルタイム4WDモデルが設定されています。
ホンダ ステップワゴン(STEPWAGON)B(2015年4月販売モデル)
ボディタイプ:ミニバン・ワンボックス
乗車定員:7名
駆動方式:FF
ボディサイズ:4690×1695×1840mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:3220×1500×1425mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)205/60R16 92H(後)205/60R16 92H
エンジンタイプ:L15B型 1.5L 水冷直列4気筒DOHC16バルブターボ
排気量:1496cc
最高出力:150ps(110kW)/5500rpm
最大トルク:20.7kg・m(203N・m)/1600~5000rpm
JC08モード燃費:17.0km/リットル
車両重量:1630kg
価格:2,288,000円
自動車税:年間34,500円 ※
※自動車税は2017年6月時点で参照したものとなります。
参考:
https://www.goo-net.com/catalog/HONDA/STEPWAGON/10096891/
ホンダ ステップワゴン RP系の中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-HONDA/car-STEPWAGON/model-5-10202010/
ホンダステップワゴンは1996年の発売以来、競合車の多いミニバンカテゴリーの中でも、多彩な機能とファミリーユースの利便性や実用性を意識したモデルとして、高い人気を誇る車種です。
5代目の現行モデルは高い居住性と安定した走行性、先進技術の採用により、発売当初より好調なセールスを記録しています。
今後もホンダの5ナンバーサイズミニバンモデルとしてますます進化していくことでしょう。
ホンダ ステップワゴンの中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-HONDA/car-STEPWAGON/