中古車をディーラーで初めて購入する際のポイント

まず、ディーラーの定義ですが、自動車メーカーの直営か販売店を問わず、
新車販売ディーラーが自社の下取りした車や新古車などを販売する形態の販売店のことを言います。

ディーラーのメリットとしては、
メーカーの基準に基づき販売されているという、高い安心感が挙げられます。

たくさんのメーカーを扱う中古車販売店となると、
人気と走行距離、グレードや色、年式で販売価格を決めますが、
ディーラーの場合は過走行車や事故車などを除き、
メーカーが指定する一定の基準で整備し、販売価格にバラつきがないのが特徴です。

基本的に新車を購入した際の下取り車を販売するため、
中古車販売店とは異なり、メーカーの基準で整備した上で、
あまり利潤を乗せていない良心的なプライシングに特徴があります。

初めての中古車購入をする場合、メーカーの付ける保証を含め、
比較的高年式車を購入する場合には、価格と品質のバランスの取れた購入先として、
ディーラーでの購入はおすすめと言えるでしょう。

どのような用途で自動車を購入するのかを明確に伝えることが大切です。

維持費が安く燃費がいい大切です。

維持費が安く燃費がいい軽自動車を買いたいのか、
同乗者の安全性を重視した頑丈な自動車が欲しいのか、
大人数が乗車できるワゴン車を購入したいのかなど、
所有したい自動車の種類をまずは定めておきましょう。

その上でディーラー側が揃える中古車から、
色や装備、グレードなど最も自身の希望に合ったものを選ぶようにしてください。

その際、走行距離、新車登録からの年数、整備状態や事故歴、修理歴がないかどうかなども、
合わせてチェックするようにしましょう。

また、ディーラーならではの特徴として、
訪れた店頭に希望の車種（色・グレード・装備など）がない場合でも、
他のディーラーから探して取り寄せてもらえる傾向があります。

中古車は新車時のグレードや装備の価格差ほど、販売価格に差がでないため、
グレードの高い車種を選ぶことで、より割安感が感じられるでしょう。

これは普通の新車販売店や中古車販売店とさほど変わらないと言えます。

購入契約書に必要事項を書き込み車庫証明や印鑑証明書などの必要書類を揃える、
といったことが一連の流れとなります。
ローンで車を購入する場合は別途ローン契約が必要となります。

気に入った車が見つかって、車庫証明を含め順調に納車手続きが完了すれば、
1週間程度で納車になります。

ディーラーであればメーカーの保証が付いている場合がほとんどですが、
保証の有無を事前に確認しておくことが大切です。

また、ディーラーが中古車を販売する際に、
メーカーの基準で消耗品やパーツを交換していますが、それ以外に、
車両の個々の状態に依存するタイヤの残り溝なども、しっかりチェックしておくべきでしょう。

併せて、次の車検までにかかる、
メンテナンス費用や実際の車検費用もしっかり把握しておきましょう。

中古車を購入する動機として、安価に質の高い車を購入したつもりが、
整備点検が高くついたとなっては、中古車の魅力も半減してしまうでしょう。

ぜひ、コストパフォーマンスに優れたディーラーの中古車を検討してみてはいかがでしょうか。