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更新日:2020.04.16 / 掲載日:2017.01.24

スズキアルトとマツダキャロルの燃費や乗り心地等の違いを徹底比較してみた

スズキアルトとマツダキャロルの燃費や乗り心地等の違いを徹底比較してみた

goo-net編集チーム

今回はスズキのアルト(ALTO)Fと、
マツダのキャロル(CAROL)GXを徹底比較したいと思います。

ともにスズキとマツダを代表する軽自動車コンパクトカーの2車種。

キャロルはアルトのOEM車のため、
アルトはスタンダードグレード、キャロルは最上グレードモデルに絞って比較、検証します。

果たしてどの様な所に違いがあるのでしょうか?

サイズ

まずは2車種の車体のサイズについて比較してみたいと思います。

■スズキ アルト(ALTO)F
全長×全幅×全高
3395×1475×1475mm

■マツダ キャロル(CAROL)GX
全長×全幅×全高
3395×1475×1500mm

ボディの基本骨格は同じなので全長、全幅は同一サイズです。
しかしながら、全高のみキャロルの方が25mm高くなっております。
全高の差はキャロルが2インチ大径のタイヤを装備しているためと考えられます。

両車ともに、立体駐車場に余裕で入る1550mm以下のサイズに収まっています。
ともにシンプルながらスタイリッシュなやや男性的なデザインが特徴です。

タイヤサイズ

■スズキ アルト(ALTO)F
(前)145/80R13 75S
(後)145/80R13 75S

■マツダ キャロル(CAROL)GX
(前)165/55R15 75V
(後)165/55R15 75V

キャロルの方が2サイズ大径で20mmほど太いタイヤを標準装備しています。
また、キャロルのタイヤのスピードレンジは3段階上のV規格であり、
アルミホイールを標準で装備し、軽快な走行性能と経済性に優れたパッケージングと言えるでしょう。

アルトはやや高めの偏平率のタイヤが装備されており、
乗り心地と経済性のバランスが取れた設定と言えるでしょう。

乗車定員

■スズキ アルト(ALTO)F
4名

■マツダ キャロル(CAROL)GX
4名

両車とも軽自動車の規格に沿った4名の乗車定員です。
4人家族もしくは、大人2名プラス12歳未満の子ども3名までなら乗車が可能です。

※法令は2017年1月時点で参照したものとなります。

維持費(燃費)

■スズキ アルト(ALTO)F
JC08モード燃費:29.6km/リットル
排気量:658cc
最高出力:52ps(38kW)/6500rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
車両重量:620kg

■マツダ キャロル(CAROL)GX
JC08モード燃費:37.0km/リットル
排気量:658cc
最高出力:52ps(38kW)/6500rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
車両重量:650kg

両車とも駆動方式はFFで、同型の0.66L 3気筒自然吸気エンジンを搭載しています。
トランスミッションは、アルトが5AT、キャロルがCVTとなっています。
同型のエンジンながら、燃費はキャロルの方が7.4km/リットル優れた数値となっています。

キャロルの37.0km/リットルの燃費性能はクラストップレベルと言えるでしょう。
これは減速時のエネルギー回生機構「エネチャージ」やアイドリングストップ機構など、
低燃費化技術を搭載していることが主な要因と言えるでしょう。

ともに懐に優しいレギュラーガソリン仕様です。

軽自動車税については、新規取得が2015年4月1日以前か以後かで金額が変わります。
以前の場合は7,200円、以後の場合は10,800円となります。
ご購入予定の車の新規取得の時期を販売店まで確認するようにしましょう。

室内

■スズキ アルト(ALTO)F
室内長×室内幅×室内高
1985×1255×1215mm

■マツダ キャロル(CAROL)GX
室内長×室内幅×室内高
2040×1255×1215mm

室内サイズに関しては、キャロルの方が室内長55mm上回っています。

キャロルは室内のピラートリムや天井部分の張り出しを抑えるなど意匠を変更し、
数値以上に広さを感じるスペース効率を重視した室内空間を実現しています。

両車ともに開口部の広いバックドアを備え、ラゲッジルームへの荷物の取り出しが楽に行えます。
また、一体可倒式リアシートを備え、長尺ものや大きな荷物を積む際の利便性に優れます。

軽コンパクトカーとしては後席に十分な余裕があり、
大人4人がリラックスして長距離の移動ができる、
居住性、実用性に優れたパッケージングと言えるでしょう。

新車価格

■スズキ アルト(ALTO)F
847,800円

■マツダ キャロル(CAROL)GX
1,123,200円

※2004年4月以降の発売車種につきましては、
車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

乗り心地

両車はOEM関係にある兄弟車ではありますが、
細かな仕様の違いから、乗り心地に関しても違いが見受けられます。

■スズキ アルト(ALTO)F
偏平率の高いタイヤを標準装備し、
振動対策に優れた身体を包み込むような柔らかいシートと相まって、
日常の買い物や市街地走行では非常に快適な乗り心地を提供しています。

低重心でコンパクトなボディ、視認性・取り回しの良さが、
ストレスを感じにくい、爽快な走行フィールを可能にしています。

■マツダ キャロル(CAROL)GX
スポーティな足周りと軽量で低重心ボディとのマッチングから、
操舵性に優れ安心感の高いやや硬めな乗り心地が特徴です。

運転席と助手席のシートは、
シンプルなデザインながら見た目以上に身体を支えてくれる形状です。

軽量なボディと相まって、
低回転よりトルク感のある3気筒自然吸気エンジン特有の小気味良い走行フィールが自慢です。

操作性

最小回転半径は、アルトが4.2m、キャロルが4.6mとなっており、
アルトの方がより小回りがきくことがわかります。
これはタイヤサイズの違いが主な要因と言えるでしょう。

ともに操作性に優れ市街地走行や縦列駐車、車庫入れなどで、
取り回しの良さを感じるパッケージングと言えるでしょう。

ターゲット層

両車はOEM関係にある兄弟車ではありますが、
スペック等に細かな違いがあり、見た目以上に特徴のある2台です。

■スズキ アルト(ALTO)F
歴代のアルトの美点である優れたコストパフォーマンスを実現したモデルです。

優れた燃費性能、しっかりとした足周り、
乗り心地の良いシート、街乗りでの安定した走行など、
ベーシックグレードと言えども過不足ない基本パッケージデザインが特徴です。

見切りの良いコンパクトなボディ、小回りのきく優れた最小回転半径からも、
市街地のすれ違いや車庫入れなど運転に慣れていない方にも安心して取り回せる車種と言えます。

誰にでも扱い易く、ファミリーユースとして、またビジネス用としても、
様々な用途に柔軟に適応できる、優れた軽ワゴンを求める方々におすすめです。

■マツダ キャロル(CAROL)GX
基本的にはアルトのOEM車であり、共通する部分が多くありますが、
上級グレードならではの装備が魅力のグレードです。

減速時のエネルギー回生機構「エネチャージ」など低燃費化技術を積極的に搭載し、
軽量ボディと相まって、高い燃費性能を誇ります。

大きな開口部を持つバックドアを備え、
日常の買い物からアウトドアなどに幅広く使える、
実用性と経済性に優れたパッケージデザインです。

レーダーブレーキサポートや横滑り防止機構など先進のセーフティ技術が標準装備されています。
なかでもGXは先進のセキュリティ装備とスポーティな足周りを持つ、
安心と走りの性能を高めたモデルです。

先進の安全性能と高い経済性を備え、
アクティブでスタイリッシュな生活を送る方々におすすめです。

外観

  • スズキ アルト(ALTO)F

    goo-net編集チーム

    スズキ アルト(ALTO)F

  • マツダ キャロル(CAROL)GX

    goo-net編集チーム

    マツダ キャロル(CAROL)GX

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※参考URL
スズキ アルト(ALTO)F:
http://www.goo-net.com/catalog/SUZUKI/ALTO/10094970/index.html

マツダ キャロル(CAROL)GX:
http://www.goo-net.com/catalog/MAZDA/CAROL/10095025/index.html

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グーネットマガジン編集部

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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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