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更新日:2026.09.17 / 掲載日:2026.09.17
ホンダ オデッセイ 5代目(RC4,5)のグレード選び完全ガイド 装備の違いを比較

ホンダの現行モデルでは最上位のポジションで、もっとも車体(全長×全幅)の大きなミニバンが「オデッセイ」。現在販売されているのは全車とも2列目に左右が独立した快適性の高いシートを組み合わせる7人乗りで、パワートレインは「e:HEV(イーエイチイーブイ)」と呼ぶハイブリッド。「ABSOLUTE(アブソルート)」というスポーティ仕様だけの設定となっています。
しかし、グレードは「e:HEV ABSOLUTE」、「e:HEV ABSOLUTE・EX」そして「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」の3タイプをラインナップ。どれもABSOLUTEだけに迷うところかもしれません。
そこで今回は、それぞれのグレードの違いと、どんな人とのマッチングに優れるかをお伝えしましょう。あなたのオデッセイ選びをサポートします。
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ホンダ オデッセイ(RC4、5系)ってどんなクルマ?

現行型オデッセイのグレードは「e:HEV ABSOLUTE」、「e:HEV ABSOLUTE・EX」そして「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」の3タイプ。シートレイアウトやパワートレインは全車共通なので、違いは装備面のみとなります。
オデッセイ(RC4、5系)のグレード一覧
| グレード名 | 価格 | 特徴 |
| e:HEV ABSOLUTE | 508万6400円 | ベーシックグレード |
| e:HEV ABSOLUTE・EX | 528万6600円 | 装備を充実させた上級グレード |
| e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION | 545万円 | 「EX」をベースに内外装をブラックでカラーコーディネートしたグレード |
しかし、装備差を比べる前にお伝えしたいのは、ベーシックタイプとなる「e:HEV ABSOLUTE」でも装備の充実度が高いということ。左右両側の電動スライドドアをはじめ、マルチビューカメラシステム(使用するには別売のナビゲーションが必要)、運転席や助手席だけでなく2列目までパワーシート(2列目はリクライニングとオットマンを電動調整)を備え、さらに運転席と助手席にはシートヒーターまで全車標準装備となっています。足りないものと言えば、カーナビ(販売店オプションとして設定)くらいでしょう。

この充実ぶりはさすがホンダ最上級ミニバンといえるもの。表皮(「e:HEV ABSOLUTE」はプライムスムース×ファブリックによる撥水・撥油シートで「EX」系は本革)の違いこそあるものの、ベーシックな「e:HEV ABSOLUTE」であっても電動スライド&オットマンを備えた快適性の高い2列目を備えるのがうれしいですね。この2列目は座り心地のよさもオデッセイの魅力です。
ホンダ オデッセイ(RC1、2、4、5系)の改良遍歴
それではここで、登場から13年が経過した現行オデッセイのこれまでの改良変遷を振り返ってみよう。
2015年1月:一部改良(Honda SENSING搭載)
2016年2月:一部改良(ハイブリッドモデルを追加)
2017年11月:マイナーチェンジ
2020年11月:マイナーチェンジ ⇦ 前期後期の分かれ目!
2023年12月:一部改良
2025年11月:一部改良
現行型オデッセイは2013年10月にフルモデルチェンジ、5代目がデビューしました。特徴は3列すべてで快適な空間を実現したこと。さらに床下を低く抑えながら天井の高さを上げることで、従来タイプよりも圧倒的に広い室内空間となっています。2015年には先進安全装備である「Honda SENSING」を採用し安全性を強化。2016年には「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド) i-MMD」を搭載したハイブリッドを追加(2020年のマイナーチェンジで名称を「e:HEV」に変更)しています。歴代随一の長寿命モデルとなりましたが、2017年のマイナーチェンジで「Honda SENSING」の機能を充実させ全車に標準装備、2020年のマイナーチェンジではエクステリアを大幅に刷新し室内の品質や機能性を向上させるなど、ブラッシュアップを続けています。
「e:HEV ABSOLUTE」と「e:HEV ABSOLUTE・EX」を比較すると


ベーシックグレードの「e:HEV ABSOLUTE」に対し、「e:HEV ABSOLUTE・EX」になるとシート表皮を含めたインテリアが本革になって上質感が大きく高まるほか、電動テールゲートなど機能系アイテムも追加。

空調はフロント・フルオートエアコン+リヤ・マニュアルクーラーとしている「e:HEV ABSOLUTE」に対し、“EX”ではトリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナーへと格上げされます(後席をクーラーからエアコンにアップグレード)。またタイヤサイズが17インチから18インチへと大径化され、これはスタイリングの見栄え向上にも寄与するもの。見た目が引き締まります。

加えてセンターコンソールのワイヤレス充電器&センターコンソールボックス後部のUSBチャージャーなど、充電環境が引き上げられるのも地味ながらうれしい部分ですね。
そんな「e:HEV ABSOLUTE・EX」をひとことでいえば、装備水準を引き上げたさらなる上級仕様。より快適で上質に、より便利にオデッセイを活用したいなら“EX”を選ぶのがいいでしょう。

いっぽうベーシックな「e:HEV ABSOLUTE」は“EX”に対して約20万円安く、少しでも手頃に手に入れたいという人にピッタリです。
両者で迷ったら、電動テールゲート、本革シート、そして後席エアコンを求めるかどうかが判断の基準となるでしょう。
「BLACK EDITION」と「e:HEV ABSOLUTE・EX」を比較すると

上級仕様となる「e:HEV ABSOLUTE・EX」には通常タイプのほか「BLACK EDITION」(正式名称は「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」)と呼ぶタイプも設定しています。

両者の違いを簡潔にいえば、それは内外装の仕立て。名前の通り、内外装に黒をコーディネートしているのです。いっぽう快適装備や機能装備の違いはありません。


まずエクステリアからブラックのコーディネートをお伝えすると、フロントグリル全体のほか、前後バンパーとドアロアガーニッシュ(車体側面下部)の飾りがダーククロームメッキからブラッククロームメッキになって一段と引き締まった印象に。ドアミラーとホイールもブラックに塗られ、ヘッドライトリフレクターがブラックに、リヤコンビネーションランプもスモークとなるなどライト類もダークな演出です。

インテリアはステアリングホイールにピアノブラックガーニッシュの飾りがつくほか、インパネやフロントドア&スライドドアのパネルが黒木目調に。さらに、他グレードでは明るい色となるルーフやピラーの内張りがブラックとなるのも大きな違い。印象は大きく異なります。
「BLACK EDITION」を選ぶべきかのポイントは、昨今のトレンドになっているブラックをコーディネートした内外装に魅力を感じるか否か。黒木調のコーディネートに魅力を感じるのであれば、16万円強の価格アップを臆することなく「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」を選ぶべきでしょう。
いっぽう、黒のコーディネートに関心がなければ通常の「e:HEV ABSOLUTE・EX 」で十分。最後にもう一度お伝えしておきますが、どちらも快適装備や機能装備は変わりません。
空間の広さそのものは変わらないものの、シートとくに後席の座り心地を改良。腰がほどよく沈み込むことで、身体が揺さぶられにくく快適になった。また、シートの肩周りの形状を工夫することでサポート性も高めている。その他、グローブボックスの大型化やUSBポートの位置など、より使いやすくするための工夫が施されているのも現行の特徴。
グレードごとの中古車相場の違いは?
最後に中古車相場を見ていこう。オデッセイのグレードごとの中古車価格帯と中古車平均価格を比較すると次のようになります。
下の表については2013年〜2020年の前期型を「ハイブリッド」、2020年〜2026年の後期型(現行型)を「e:HEV」として表記しています。
| 中古車価格帯 | 中古車平均価格 | 物件掲載台数 | |
| 前期型(2013年〜2020年)ハイブリッドアブソルート・ホンダセンシング | 150万円〜300万円 | 230万円 | 約90台 |
| 前期型(2013年〜2020年)ハイブリッドアブソルート・EXホンダセンシング | 180万円〜320万円 | 250万円 | 約80台 |
| 後期型(2020年〜2026年)e:HEV ABSOLUTE | 300万円〜500万円 | 370万円 | 約40台 |
| 後期型(2020年〜2026年)e:HEV ABSOLUTE・EX | 300万円〜550万円 | 390万円 | 約250台 |
| 後期型(2020年〜2026年)e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION | 450万円〜570万円 | 500万円 | 約110台 |
オデッセイの中古車市場は大きくふたつに分かれています。ひとつは前期型を中心としたゾーンで、200万円台が中心で走行距離も年式相応(2万〜7万km)。一方で名称が「e:HEV」となった2020年以降の後期型はまだ年式が新しいこともあって300万円後半がボリュームゾーン。とくに人気の「EX BLACK EDITION」は500万円台と高値を維持しています。
なお、グーネットではガソリンエンジン車を「オデッセイ」、ハイブリッド車を「オデッセイハイブリッド」と分けて掲載しています。中古車を探す際はご注意ください。
予算と好みで選べるわかりやすいグレード構成

オデッセイのメカニズムは基本的に全車共通であり、グレードの差は装備の差となっています。
用意されているグレードは3タイプ。約20万円の価格差がある「e:HEV ABSOLUTE」と「e:HEV ABSOLUTE・EX」では電動テールゲートなどの有無など違いがあるので、求める装備水準に応じて選ぶといいでしょう。いっぽう「e:HEV ABSOLUTE・EX」と「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」の違いは内外装のカラーコーディネートのみ。こちらは単純に雰囲気の好みに応じて選べば大丈夫です。