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更新日:2026.05.16 / 掲載日:2026.05.16
まだ買える! 人気再燃中の国産ネオクラSUV 5選

ここ最近、SNSでも話題なのがネオクラ(=ネオクラシックカー)という言葉。ちょっと古めのクルマが見直され、若いクルマファンからにわかに注目を浴びているのだ。この言葉に厳密な定義はないものの、概ね1980年代~2000年代前半までに発売されたクルマを指すようだ。その個性的なスタイルは、時を超えて令和の時代で新たなファンを掘り起こしている。今回は、レジャーシーズンに向けてネオクラのSUVに注目。まだ買えるモデルを5台ピックアップしてみた。
①クロカンブームで誕生した本格オフローダー「日産 テラノ(2代目)」

2026年4月の北京モーターショーで「日産 テラノ PHEV コンセプト」が発表された。若い読者ならテラノという言葉は馴染みが薄いかもしれないが、80年代に登場した日産のオフローダーの名称。そんなビッグネームが令和の時代に復活するようだ。そこで気になるのは、かつての日産 テラノがいま買えるかどうか。日本では1986年に初代が登場し、1995年にフルモデルチェンジを受けて2代目となった。2代目は全長4530mm、全幅1745mm(ワイドボディは1840mm)、全高1705mmの大柄な3ナンバー車に進化。エンジンは2.7L 4気筒ディーゼルターボ、3.3L V6を設定し、悪路も走破可能な高性能4WDを組み合わせている。

新車価格帯:251万1000円~334万9000円(1995年発売時)
中古車価格帯:120万円~250万円
中古車平均価格:162万円
掲載台数:15台(2026年5月13日時点)
どちらも中古車は残存するが、2代目のほうが掲載台数はやや多い。中古車価格帯は120万円からとなっており、コンディションのよい個体なら200万円以上の価格が付けられる。とはいえ低走行車はほとんど流通していない。購入前に、整備記録の有無や電装系のトラブルがないか入念にチェックしたい。
②世界的な大ヒットとなったクロカンブームの立役者「三菱 パジェロ(2代目)」

80年代から始まったクロカンブームの中心的な存在が、三菱 パジェロ。TBS系列のテレビ番組「東京フレンドパーク」の目玉景品ということもあり、クルマに興味のないひとでもわかる圧倒的な知名度を誇ったモデルだ。またパリ・ダカール・ラリーへの参戦で好成績を残すなど、モータースポーツ分野でも高い評価を獲得。初代は1982年に登場し、2021年まで4世代に渡り生産されたロングセラーである。今回紹介するのは、1991年に発売された2代目。初代と同じくラダーフレームを採用するが、空気抵抗を軽減するサンドシェイブフォルムを採用するなど、見た目はよりモダンとなった。パジェロといえばこの世代という人も少なくない。

新車価格:181万4000円~367万9000円(1991年発売時)
中古車価格帯:140万円~240万円
中古車平均価格:210万円(全グレード)
掲載台数:37台(2026年5月13日時点)
この世代のパジェロは人気が高いが掲載台数は少なめ。とはいえ、中古車価格は底値となっており、100万円台の予算から購入可能。100万円台後半の予算があれば幅広く探せるが、高性能モデル「パジェロエボリューション」は400万円以上の価格で取引されている。走行距離は、状態のよいもので4万km前後。そうでなければ10万kmオーバーが大半を占める。
③だれもが憧れたヘビーデューティクロカン「トヨタ ランドクルーザー(70系)」

ランドクルーザーシリーズのなかでも、今なお光る名車が70系。40系の後継モデルとして1984年に登場し、それまで業務用が主流だったランクルが一般ユーザーにも人気が出た世代である。質実剛健なボディは令和の視点からみると非常に斬新で頼もしいデザイン。ボディバリエーションはソフトトップのほか、バンやFRPトップなども存在した。パワーウィンドウやドアの電磁ロック機構、リアシートヘッドレストなどを装備したことで快適性もグッと上がり、普段使いができるようになったのも魅力である。なお、70系はライトデューティ系のランドクルーザープラドに派生したほか、70系そのものも改良を重ねて進化。ここ最近では2023年に大幅リニューアルされ市場に投入されている。
新車価格:168万4000円~223万5000円(1984年発売時)
中古車価格帯:200万円~530万円
中古車平均価格:457万円(1984年式~2005年式)
掲載台数:353台(2026年5月13日時点)
ランドクルーザー70系は発売時期によって第4世代まで存在し、それぞれ内外装が大きく異なっている。今回は1984年に登場した第1世代と1999年に登場した第2世代にフォーカスを当ててみる。現在は最低でも200万円の予算は必要だが、掲載台数は年式を考えるとそれなりに豊富。走行距離は伸びたものがほとんどで、20万km、なかには30万kmを超えた個体も存在する。平均価格は457万円とかなり高額で、いわゆるプレミア価格。特にヘビーデューティ系はコアなファンに人気が高く、値下がりしにくい状況が続いている。
④スポーティな走りが魅力の「スバル フォレスター(2代目/SG系)」

ネオクラSUVは本格派クロスカントリーだけではない。もっとカジュアルに乗りたい……そんなひとにおすすめなのがスバル フォレスター。インプレッサをベースとした手頃なサイズのモデルで、いわゆるクロスオーバーSUVと呼ばれるもの。現在購入するなら、物件が少ない初代よりも2002年に登場した2代目がおすすめ。全高は1590mmと低いのが特徴で、乗用車のようなドライビングフィール。さらに「クロススポーツ」は立体駐車場にも収まる全高1550mmとなり、スポーティな走りが楽しめる。3代目から車高の高い一般的なSUVになったこともあり、この“低い”フォレスターは再注目を浴びている。

新車価格:178万5000円~229万5000円(2002年発売時)
中古車価格帯:80万円~280万円
中古車平均価格:128万円(全グレード)
掲載台数:42台(2026年5月13日時点)
この世代以前のフォレスターは少しずつ物件が減っている。現在の掲載台数は50台弱で、今後は希少性が上がる可能性も。しかし相場は底値となっており、100万円台の物件が多くを占めている。そのなかでも高値で取引されているのが高性能バージョン「STi」。インプレッサのSTiバージョンがプレミア化しているが、今後はフォレスター STiも高値となる可能性が高い。現在は250万円前後で取引されている。
⑤奇抜なデザインが再評価!?「ホンダ エレメント」

もっと個性的なネオクラSUVに乗りたいなら、2003年に発売されたホンダ エレメントはいかがだろうか。北米で開発・生産され、日本に輸入される形で販売されたレアなモデル。全長こそ4300mmと標準的だが、全幅はNSXよりもワイドな1815mm。無塗装の樹脂パーツをふんだんに用いたエクステリア、観音開き式ドアなど、これまでのSUVとは一線を画する奇抜なスタイルが話題となった。個性が強すぎるゆえ1世代で生産終了となったが、令和の視点で眺めると、クルマにはこのくらいの個性が必要と思わせてくれる。使い勝手も良好で、生まれてくるのが早すぎたクルマとしていま再評価されている1台。

新車価格:259万円(2003年発売時)
中古車価格帯:90万円~200万円
中古車平均価格:120万円
掲載台数:56台(2026年5月13日時点)
発売当時はそれほど人気が高いモデルではなかったが、現存している中古車は多い。しかも全体的に値崩れしておらず、なかには新車価格と同じかそれ以上で取引されるケースもある。走行距離はおおむね10万kmが平均。20年以上前のモデルであるが流通量は少なくないから、予算に応じたクルマ選びが可能だ。
まとめ

ネオクラシックカーは令和の時代に再注目されていることもあり、それなりの価格で販売されることが増えている。一方、状態のよい車両はどんどん減っているから入手困難な車両も目立ってきた。安全装備や快適性も20年~30年以上前なので、事前の下調べが大切なのはいうまでもない。
ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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