中古車購入
更新日:2018.11.25 / 掲載日:2015.12.11
ミニバン&SUV特集(2015年12月)!中古車相場徹底分析

今週の研究テーマ 冬のレジャーにピッタリな1台はコレ マルチユースなミニバン&SUV特集
ワゴンからSUVまで魅力的なクルマを探索
冬といえばスキーやスノボ。年末年始の連休や、年明けの休暇を使って遠出する機会も多くなる。そんな冬のレジャーには便利なクルマが欠かせない。大活躍してくれるのは、やっぱりミニバンやSUVだろう。今回は3つのカテゴリから人気モデルを集めてみた。
まずひとつ目は、小型のハイトワゴン。これは、コンパクトカーをベースに、車高の高いボディを与えたモデル。スライドドアを備えてミニバン的な使い方ができるモデルが多く、レジャーの有無にかぎらず大活躍してくれる。
ふたつ目は、7人乗りのSUV。ほとんどが4WDモデルを設定しているのでゲレンデや積雪地でのドライブでは本当に心強い存在。それに加え、いざというときに便利な3列シートを備える万能性は、これ1台でなんでもこなせるほど便利だ。
最後の7シーターミニバンは、レジャーには鉄板のチョイス。今回は車高が低めで、運転がしやすいモデルに注目してみた。自分に合った最適の1台を見つけ出そう。
今回のチョイスは・・・・・・
CHOICE-1 | 小型ハイトワゴン |
CHOICE-2 | 7人乗りSUV |
CHOICE-3 | 7シーターミニバン |
CHOICE-1 いっぱい積めて燃費もばっちり 小型ハイトワゴン
コンパクトカーをベースに広い居住性や荷室を与えたハイトワゴンは日常の買い物やレジャーにぴったり。燃費やランニングコストも抑えられるし、運転もしやすい。今回はデザインが個性的な代表的な3台を紹介しよう。
日産 キューブ
中古車参考価格帯:40万円~160万円(08年~15年・全グレード) Goo-net登録台数 1511台(全グレード・15年11月現在)
くつろぎ感のあるインテリアが特徴
スライドドアを持たないが、室内は広く日常からレジャーまで活躍してくれる。注目点は個性的な内外装デザインで、とくにインテリアはシートの質が高くゆったりと過ごせる。現行型は全車1.5Lエンジンが搭載され、走りにゆとりがある。スタイリッシュな「ライダー」も設定。
口コミレビュー
総合評価:4.5
(1)トルクがあって乗りやすい。内外装ともにデザインが個性的。燃費がもう少しよいと嬉しいです。
総合評価:3.9
(2)見かけによらず小まわりが利くクルマ。室内もオシャレ。でもコラムシフトは扱いにくく感じます。
総合評価:4.0
(3)室内空間は見た目よりも広々。でも車高が高い分、立体駐車場に入れないことがあります。
過去1年の平均相場動向

この1年間の推移を見ると、あまり大きな動きがない。相場は90万円前後であまり下がっていないようだ。しかし現行モデルが100万円を切る予算でねらえるため、バリュー感は高い。
ホンダ フリードスパイク
中古車参考価格帯:70万円~190万円(10年~15年・ハイブリッド除く) Goo-net登録台数 361台(ハイブリッド除く・15年11月現在)
両側スライドドアで乗り降り楽々
小型ミニバン、フリードの2列シート仕様がフリードスパイク。3列目シートを潔く廃したことでフル乗員でも荷室は広々。助手席を倒せばスノボやサーフィンボードを積むことが可能。またスライドドアを採用しているので乗り降りも楽。スタイリッシュなデザインも注目のポイント。
口コミレビュー
総合評価:4.1
(1)コンパクトカーなのにとにかく広い。メーターも見やすく視界も良好。欠点は後方視界の悪さです。
総合評価:3.4
(2)大きな物も楽に積めるフラットで広大な荷室はとても便利。でも運転席まわりの質感はいまいち。
総合評価:4.4
(3)この車は走る秘密基地。車中泊もできるし、いろんなレジャーで活躍してくれてます。価格は少し高め。
過去1年の平均相場動向

登場から5年が経過しているが、人気モデルゆえ中古車相場は全体的に高く、この1年で10万円しか相場が下がっていない。リーズナブルな低年式の車両を探せば100万円以下で買える。
トヨタ ポルテ
中古車参考価格帯:90万円~190万円(12年~15年・全グレード) Goo-net登録台数 554台(全グレード・15年11月現在)
癒し系のスタイルと広い室内が魅力
助手席側に電動スライドドアを採用し、大開口で乗り降りがしやすいポルテ。室内高にゆとりがあるので荷物をたっぷり積める。エンジンは1.3Lと1.5Lの2機種をラインアップ。現行型は全車にCVTが組み合わされる。
過去1年の平均相場動向

ライバルのフリードスパイクよりも全体的に低価格。この1年で10万円ほど相場が下がって、130万円前後が平均価格となっている。
CHOICE-2 ミニバンの性能も併せ持つ万能選手 7人乗りSUV
SUVのなかには、3列シートを備えたモデルが存在する。ミニバン的にも使えるこれらのクルマは、冬のレジャーの強い味方。雪道での走りは安心感が高く、人や荷物を積んで出かけられる。今回は、中古車市場で注目の3モデルを選んだ。
ホンダ クロスロード

中古車参考価格帯:90万円~170万円(07年~10年・全グレード) Goo-net登録台数 187台(全グレード・15年11月現在)
アメリカンSUVのような存在感
スクウェアなデザインが個性的なクロスロード。全長4285mmの小型ボディに3列シートを納めているのが特徴。エンジンは1.8Lと2Lの直列4気筒から選べる。駆動方式は4WDのほかにFFも設定するのでカジュアルにも使えるクルマ。生産期間が3年と短く、レアなモデルでもある。
口コミレビュー
総合評価:4.0
(1)静かで滑らかな走りをするエンジン。見た目より小まわりが利きます。ただし乗り心地がいまひとつ。
総合評価:4.5
(2)希少性の高さと7人乗れるところが魅力。燃費は街乗り10km/Lなので、もう少しよければと思います。
総合評価:3.6
(3)スムーズなエンジンフィールで快適。インパネが個性的デザイン。シート位置が合わせにくい。
過去1年の平均相場動向

今年7月から9月のあいだに15万円近くも相場が下降。現在は120万円が平均価格となっている。価格面では魅力があるが、物件数は少なめでやや選びにくい面もある。じっくり探そう。
トヨタ ヴァンガード
中古車参考価格帯:110万円~250万円(07年~13年・全グレード) Goo-net登録台数 791台(全グレード・15年11月現在)
タフな走りとスタイリングのSUV
ミディアムサイズのボディは存在感があって頼もしい。エンジンは2.4L直4と3.5L V6から選べる。全車4WDを搭載するなど、SUVとしての性能が高いモデル。それでいながら3列目を備え、使わないときは広大な荷室としても利用できる。冬レジャーで大活躍間違いなしだ。
口コミレビュー
総合評価:4.8
(1)何より見た目がカッコいい。機能面ではバックモニタや空気清浄機などが装備されているのも魅力です。
総合評価:3.4
(2)多少悪い道でも気にせず走れるクルマに乗ってみたくて選びました。大雨でも問題なく走れます。
総合評価:3.5
(3)居住性はかなりいいです。3列目のシートは、床下収納できるので広大な荷物スペースにもなります。
過去1年の平均相場動向

昨年10月から今年7月までのあいだに10万円ほど相場が下がったが、その後は上昇傾向にある。ただし物件数が豊富で、100万円台前半からでもねらえるため、いま買い時のモデルである。
三菱 アウトランダー 先代
中古車参考価格帯:70万円~190万円(05年~12年・全グレード) Goo-net登録台数 323台(全グレード・15年11月現在)
高品質とシンプルさが売り
シンプルなデザインが好評の先代アウトランダー。エンジンは2L4気筒から3L6気筒まで幅広く、いずれも力強い走りが身上だった。3列目は床下収納式で、簡単に収納できるのもポイント。
過去1年の平均相場動向

人気モデルゆえ、昨年までは高値だったアウトランダーもここ最近はかなり安く買えるように。この1年は120万円前後の相場が続いている。
CHOICE-3 いざという時に頼りになる7シーターはやっぱり魅力! 7シーターミニバン
ミニバンは数多くのジャンルがあるが、今回選んだのは乗用車感覚で乗れる7シーターモデル。スキーやスノボの積載もOKだし、燃費も優れる。また、運転がしやすくて帰路時の疲れた体にはうれしいポイント。誰でも気軽にステアリングを握れる注目の3モデルをチョイスした。
マツダ プレマシー 先代
中古車参考価格帯:30万円~130万円(05年~10年・全グレード) Goo-net登録台数 551台(全グレード・15年11月現在)
スポーティな走りも楽しめるミニバン
アクセラ譲りのシャシーを持つ7シーター。このクラスのミニバンとしては珍しいマルチリンク式リヤサスペンションを採用し、しっかり感のある走りを披露する。路面状況で前輪と後輪のトルク配分を最適にコントロールする4WDも設定。冬道でも安心して走ることが可能。
口コミレビュー
総合評価:3.8
(1)ファミリーカーなのに、足まわりなどがしっかりしてる。両側スライドドアが標準装備なのもうれしい。
総合評価:3.9
(2)室内は広々としているほか、大人でも7人乗車できるのがポイント。シートアレンジも簡単にできる。
総合評価:4.5
(3)ミニバンでありながら、走りが楽しいクルマ。全長が短いので取りまわしがよい。ただし燃費がいまいち。
過去1年の平均相場動向

グラフを見てもわかるとおり、先代プレマシーの相場は現在底値にあると言える。この1年間は60万円台前半の価格で推移。物件数は非常に豊富で、極めてお買い得感の高い1台だ。
トヨタ ウィッシュ
口コミレビュー
総合評価:4.5
(1)3列目を使用しない時は座席を倒して2列目シートをリムジン仕様にできる。多彩なオプションも魅力。
総合評価:4.5
(2)オーディオボックスが上に取り付けられているので操作しやすい。ただし発進のモタつきが気になる。
総合評価:3.0
(3)視界が広く、とにかく運転がしやすいです。シンプルですが、初めて運転する人にもやさしいクルマ。
過去1年の平均相場動向

昨年10月から今年1月にかけて7万円近く相場が下がったものの、その後は横ばいが続いている。まだ現役のモデルだけに値崩れはしていない。しかし物件数は多く、買いやすいモデル。
日産 ラフェスタ 先代
中古車参考価格帯:30万円~120万円(04年~12年・全グレード) Goo-net登録台数 538台(全グレード・15年11月現在)
四角いボディで室内は広々
運転しやすい5ナンバーサイズのボディに両側スライドドアを採用したラフェスタ。パノラミックルーフを標準装備するのもポイント。エンジンは2L4気筒+CVTを組み合わせ、走りはじつにスムーズ。
過去1年の平均相場動向

先代ラフェスタの中古車も現在は底値。相場はおよそ50万円前後とかなりお買い得。Goo-net登録台数も500台超と豊富で、選びやすい。
※すべての価格は参考価格です
※口コミレビューは、Goo-netに投稿されたものを一部抜粋・改変して記載しています。総合評価は5点満点。

中古車相場を左右しそうな中古車的自動車NEWS
新型車のニュースをいち早くお届けするのがこのコーナー。いまの自動車業界の動向に加え、新型車の登場に合わせ、中古車相場がこれからどう動くかも、Gooの膨大なデータをもとに予測していく。
フルモデルチェンジ
レクサス RX
新車価格:495万円~742万5000円(全グレード)
さらに質感を高めた新型レクサス RX
レクサス RXがフルモデルチェンジ。ホイールベースを延長し、大胆なプロポーションと凝ったボディラインが大きな特徴。エンジンは3.5L V6ハイブリッド「RX450h」に加え、今回新たに2L直噴ターボ「RX200t」をラインアップしている。
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先代モデルの相場が動くのはまだ先
日本市場で最初にRXが導入されたのは2009年。3.5LV6を積む「RX350」とハイブリッドの「RX450h」を設定。2010年には2.7L4気筒「RX270」も加わった。
今年2月から相場が上昇傾向にある。中古車でも400万円近い価格なので、その人気ぶりがうかがえる。
12.3インチワイドディスプレイ、大型フルカラーヘッドアップディスプレイなど先進装備を採用。高品質なレザー内装にも注目。
ニューモデル
ホンダ シビックタイプR
新車価格:428万円
ターボエンジンで310馬力新型タイプRを限定発売
4代目シビックタイプRが750台限定で発売。欧州仕様のシビックをベースに2L直噴ターボを搭載し、310馬力を発揮する。ミッションは6速MTのみ。軽量化されたボディやエアロパーツを採用するほか、室内も専用デザインとなる。
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タイプRはプレミア価格となっている
05年に登場した先代シビック。日本市場ではセダンのみで、07年にはタイプRが登場。その後、欧州仕様の5ドアをベースにしたタイプRユーロも導入された。
標準のシビックとタイプRでは価格差が非常に大きい。タイプRは300万円近いプレミア価格が付いているものも。
囲まれ感のあるコックピット。タイプRの称号である赤いバッジが付いたステアリングを採用。ラップタイム計測装置も付く。
黒を基調とする室内には専用設計のバケットシートが装着される。ホールド性は抜群だ。
FFの量産車ではトップクラスの310馬力を発揮するエンジン。レッドゾーンは7000rpm。
マイナーチェンジ
日産 デイズ
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先代三菱eKワゴンの相場動向をチェック
デイズの兄弟車であるeKワゴン。その先代モデルは2006年に登場。このタイプの軽としては珍しくスライドドア車も設定。スポーティなeKスポーツも選べた。
先代eKワゴンの相場はこの1年間で50万円前後で推移を続ける。物件数は非常に豊富で、買いやすい1台である。

新シート表皮を採用して質感をアップ。ハイウェイスターにはプレミアムコンビネーションインテリアをオプション設定した。
フルモデルチェンジ
スマート フォーフォー/フォーツー
新車価格:209万円~229万円(フォーフォー) 199万円~204万円(フォーツー)
魅力を大きく高めたスマートの最新モデル
新型スマートが2016年1月から発売開始。ふたり乗りのフォーツーは今回は440台の限定車として発売。4名乗れるフォーフォーはカタログモデルとして設定。エンジンは1L3気筒を搭載。
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新型スマートの登場で先代モデルに要注目!
2007年10月に発表された2代目スマート。1L3気筒を搭載し、内外装の質感も従来モデルと比べて大きく向上。アイドリングストップ機能を備えた「mhd」も設定される。
グラフを見ると、この1年間はほとんど大きな動きがない。新型登場で今後は相場に動きがある可能性もある。
マイナーチェンジ
フォード エクスプローラー
新車価格:489万円~575万円(全グレード)
内外装デザインを大幅リニューアル
エクスプローラーがマイナーチェンジ。新デザインのフロントグリル、LEDヘッドランプの採用などで大きくイメージを変えた。また「XLTエコブースト」のエンジンを2Lから2.3Lへと変更。全車にパドルシフト付き6速ATを組み合わせる。
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100万円台前半でねらえる先代モデル
先代エクスプローラーが登場したのは2001年。その後2005年に大幅改良を受けて内外装を変えた。エンジンは4L V6と4.6L V8をラインアップ。大排気量が売りだった。
昨年12月から今年2月にかけて15万円以上も安くなった。マイナーチェンジ前なら100万円以下の物件もある。
新開発のドアシールの採用により静粛性を向上したインテリア。スマート・キーレスエントリーシステムなども装備される。
1列目にマッサージシート、2列目にシートヒーターを装備して質感と快適性を向上した。
限定車
スバル S207
新車価格:599万4000円~637万2000円(全グレード)
WRX STIをベースとしたコンプリートカーが登場
2L水平対向4気筒をバランス取りや専用ECUなどのチューニングによって328馬力を発揮。11対1のクイックなステアリングギヤ比や専用の足まわりを採用。400台限定の発売となる。
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STI系のモデルは高値が続くインプレッサ
2007年に登場した先代インプレッサ。この世代はハッチバックがメイン。標準モデルは1.5L、2L、2Lターボの3モデル。また専用2Lターボを搭載する「STI」も設定。
標準のインプレッサとSTI系モデルでは相場に大きな開きがある。新型WRX STIが登場したが、まだ影響が少ない。
※すべての価格は参考価格です
※輸入車の一部の写真は欧州仕様。日本の仕様とは異なることがあります。