中古車購入チェックポイント
更新日:2020.04.08 / 掲載日:2016.04.28
SUV特集(2016年04月)!中古車相場徹底分析
日々変動する中古車の相場の見どころを読者のみなさんにわかりやすくお伝えするのが当コーナー。テーマ別の注目モデルの動向を解説しちゃいます。今回は快適なロングドライブを約束するSUV特集!
今週の研究テーマ レジャー&ドライブシーズン到来!燃費と走りにこだわったSUV特集
ロングドライブを楽しめるSUVは?
ゴールデンウィークがもう間近に迫っている。今年は2日休めば10連休になることもあり、遠くにレジャーへ出かけるひとも多いはず。そんなとき頼りになるのが、ロングドライブに最適なツーリングモデル。そこで今回は、最近流行のSUVのなかから、快適なロングドライブを約束する車種をピックアップした。
まずは実用性と取りまわし性を両立したミドルサイズSUV。このカテゴリは、従来は安価なシティユースのモデルが多かったが、ここ最近は装備が充実し、ユーティリティ面でも魅力的になってきた。それでいながら、年式を選べば中古車価格がリーズナブルなことも注目したい。
次のハイブリッドSUVは、低燃費であるのは当然として、モーターアシストによる力強い走りが楽しめるモデルが多い。新車価格は高価だが、中古車ならば予算範囲内となることも多いだろう。最後の輸入プレミアムSUVの魅力は、なんと言っても洗練された走りと圧倒的なクオリティの高さ。輸入車に乗る楽しみが得られるモデルをチョイスした。
今回のチョイスは・・・
CHOICE-1 | ミドルサイズSUV |
CHOICE-2 | ハイブリッドSUV |
CHOICE-3 | 輸入プレミアムSUV |
CHOICE-1 使い勝手にすぐれた万能モデル ミドルサイズSUV
最近はコンパクトなSUVが人気だが、以前はミドルサイズがもっとも身近なSUVだった。大人4名がしっかり座れる室内とラフロードでの走り、さらにボディサイズも手頃なのが魅力。今回は、いまお買い得にねらえる3台をピックアップ!
トヨタ RAV4
中古車参考価格帯80万円~220万円(05年~16年・全グレード) Goo-net登録台数 258台(全グレード・16年3月現在)
ひとクラス上の上質さが魅力
シティユースに特化した先代から一転、現行型はボディサイズを拡大して上質な内外装を手に入れた。デビューが2005年なので、すでに10年選手となるがまだ新車販売も継続中。パワートレインは2.4L4気筒+CVTのみがラインアップされ、駆動方式は2WDと4WDから選べる。
口コミレビュー
総合評価:3.8
(1)車高が高く視界がよいのがメリット。ボディが重く加速がちょっと悪く感じることがあるのが難点。
総合評価:4.5
(2)男性にはかなり人気があり、アウトドアに最適な1台。乗り心地が若干悪く感じていますが、よいクルマ。
総合評価:4.5
(3)高い居住性と上質なシートを装備し、快適な乗り心地を実現。機敏なハンドリングも安心感があります。
過去1年の平均相場動向
登場から10年以上が経過し、中古車の動きはしばらく落ち着いている状態。この1年間もほとんど動きがなく、125万円~130万円のあいだで推移。物件はまだ十分に残っている。
日産 エクストレイル 先代
中古車参考価格帯90万円~250万円(07年~13年・全グレード) Goo-net登録台数 984台(全グレード・16年3月現在)
ディーゼルも選べる先代モデル
2007年に登場した先代エクストレイル。アウトドアスポーツに親しむユーザーにぴったりの装備が充実。とくにウォッシャブルのラゲッジルームや防水インテリアなど、スノボやサーフボードを積むのに最適。クリーンディーゼル搭載モデルを設定しているのも魅力のひとつ。
口コミレビュー
総合評価:4.0
(1)飽きのこないデザインで、使い勝手や取りまわしがよく、乗り心地もまあまあ。価格は少し高め。
総合評価:4.6
(2)マニュアル車のドライビングが楽しい。荷室には自転車が2台積めました。ただ内装が好みではない。
総合評価:4.6
(3)どんなシーンにも耐えられる使い勝手のよいクルマ。シートや内装が濡れても平気なところが魅力。
過去1年の平均相場動向
昨年3月からの1年間、ほぼ相場は横ばい。現在の平均価格は160万円を下まわり、十分お買い得なゾーンにある。Goo-net登録台数は1000台以上と豊富にあるのでねらいやすい。
ホンダ CR-V 先代
中古車参考価格帯100万円~180万円(06年~11年・全グレード) Goo-net登録台数 233台(全グレード・16年3月現在)
スタイリッシュな外観がキーポイント
2006年にデビューした先代CR-V。スペアタイヤを床下に置き、縦開きのテールゲートを採用することでクーペのようなフォルムを実現。室内は上質で、快適な乗り心地を提供。エンジンは2.4L4気筒が搭載される。
過去1年の平均相場動向
新型登場から時間が経ち、先代はかなり価格が下がった。昨年4月から今年2月までに8万円ほど下がって現在は130万円の予算でねらえる。
CHOICE-2 燃費と動力性能を高い次元で両立 ハイブリッドSUV
ハイブリッドカーが当たり前の世の中になり、SUVでもその恩恵が受けられるようになった。むしろ燃費面で不利なSUVこそ、ハイブリッドとの相性がよいと言える。ここではロングドライブに最適な上級モデルをご紹介。
トヨタ ハリアーハイブリッド 先代
中古車参考価格帯120万円~260万円(05年~12年・全グレード) Goo-net登録台数 213台(全グレード・16年3月現在)
広々した室内と低燃費が人気の秘訣
2005年に追加されたハリアーのハイブリッド仕様。「THSII」と呼ばれる新開発3.3L V6+モーターを搭載。システムトータルでの出力は272馬力とV8エンジン並みの動力性能を達成しながら、10・15モードで17.8km/Lの低燃費を実現。室内も広々で快適な走りを堪能できる。
口コミレビュー
総合評価:4.8
(1)自転車が収まる大容量のトランクが便利。静粛性が高いのも気に入ってます。車高が高く乗降性は悪い。
総合評価:3.9
(2)電子制御によるモーターアシストの4輪駆動なので、悪路や雨天・降雪時にも安心して運転できます。
総合評価:3.9
(3)視界がよいです。またパワーがあるのでよく走ります。とくに高速でのクルージングは疲れません。
過去1年の平均相場動向
この1年間で25万円以上も相場が下がった先代ハリアーハイブリッド。現在の平均価格は165万円程度まで下がり、買い時となっている。しかし状態のよい物件は年々減少傾向だ。
レクサス RX450h 先代
中古車参考価格帯230万円~590万円(09年~15年・RX450hのみ) Goo-net登録台数 612台(RX450hのみ・16年3月現在)
ハイエンドSUVの世界を味わえる
プレミアムSUVだけに内外装のクオリティは極めて高い。それでいながら、3.5L V6+モーターの走りは鋭く、ハイパフォーマンスカーに近い加速が味わえるのが魅力。通常の3.5L V6モデルは10・15モード燃費で10km/Lを下まわるが、RX450hは19.4km/Lと低燃費。
口コミレビュー
総合評価:4.0
(1)街での燃費は12km/L、高速道路では15km/L程度です。乗ってみると車体が意外と大きく感じます。
総合評価:3.1
(2)スタイリングがカッコいい。インテリアは高級感があり、満足度が高いです。燃費はやや悪いです。
総合評価:4.3
(3)シートが大きく、座り心地がよい。とくに後席はリクライニングできて、ヘッドクリアランスも十分。
過去1年の平均相場動向
昨年10月に新型が登場したレクサスRX。上のグラフはRXシリーズ全体のものだが、モデルチェンジのタイミングで大きく下がっているのがわかる。ハイブリッドも当然お買い得に。
三菱 アウトランダーPHEV
中古車参考価格帯190万円~360万円(13年~16年・PHEV全グレード) Goo-net登録台数 286台(PHEV全グレード・16年3月現在)
ランエボで培った4WD技術を投入
アウトランダーをベースに、前後にひとつずつ搭載した小型・軽量モーターを組み合わせたプラグインHVモデル。ランエボで培われた4WD制御により、走りは優秀。PHEV燃費は67.0km/L(JC08)を達成。
過去1年の平均相場動向
中古車として流通する現行型アウトランダーの大半はこのPHEV。この1年で40万円以上も安くなったが、まだ高め。もうしばらく待ちたい。
CHOICE-3 輸入車ならば所有する歓びもひとしお 輸入プレミアムSUV
SUVを選ぶなら、国産車だけをターゲットに絞るのはもったいない。海外モデルには魅力的なモデルが数多く揃っている。新車時にはなかなか手が出せなかったプレミアムブランドも中古車ならリーズナブルに購入できることも覚えておきたい。
フォルクスワーゲン ティグアン
中古車参考価格帯130万円~380万円(08年~16年・全グレード) Goo-net登録台数 177台(全グレード・16年3月現在)
使いやすいボディサイズが魅力
全長およそ4.5mという日常シーンでも使いやすいサイズが魅力。車庫入れや縦列駐車をするときに便利なリヤビューカメラを標準装備するのもデビュー時話題になった。当初エンジンは2L直噴ターボを搭載していたが、後にダウンサイジングされた1.4L直噴ターボも追加された。
口コミレビュー
総合評価:4.6
(1)小学生がいる家族4人で使用していますが、窮屈に感じることはありません。大きすぎず、使いやすい。
総合評価:4.3
(2)突然のドカ雪のなかでもグングンと走ってくれた。外見もおしゃれなデザインなので気に入ってます。
総合評価:4.0
(3)足まわりがしっかりしており、高速道路、雪路でも非常に安定した走りができる。ただし燃費はいまいち。
過去1年の平均相場動向
この1年間で相場が30万円以上も下がったティグアン。内外装の質感も高く、輸入SUVがほしいならオススメ。ただし物件台数が安定しないので、条件のよい車両があれば決断は早めに。
BMW X1 先代
口コミレビュー
総合評価:4.6
(1)車内は意外と広く、取りまわし性がよいので都内でも便利。キレのよいハンドリングもBMWらしい。
総合評価:4.9
(2)スポーツシートが腰にフィットして楽。外観もスタイリッシュで、女性でも乗りやすいクルマです。
総合評価:4.3
(3)外観がカッコよく、走行性能も高いレベルにあります。安全装備が充実しているのもうれしいポイント。
過去1年の平均相場動向
昨年11月頃まで横ばいだったが、12月に一時的に相場が急上昇。しかし、現在は下降傾向にある。新型が流通し始める今年、さらなる相場ダウンが期待できる。これからが買い時だ。
アウディ Q5
過去1年の平均相場動向
今年1月に一時的に350万円まで相場が下がったが、現在は400万円前後となっている。新型が登場する来年以降、より低価格になるはず。
※すべての価格は参考価格です
※口コミレビューは、Goo-netに投稿されたものを一部抜粋・改変して記載しています。総合評価は5点満点。
中古車相場を左右しそうな中古車的自動車NEWS
新型車のニュースをいち早くお届けするのがこのコーナー。いまの自動車業界の動向に加え、新型車の登場に合わせ、中古車相場がこれからどう動くかも、Gooの膨大なデータをもとに予測していく。
※輸入車の一部の写真は欧州仕様。日本の仕様とは異なることがあります。
フルモデルチェンジ
アウディ Q7
中古車相場動向をCHECK!
新型の登場で先代の中古車に注目が集まる
2006年10月に国内導入されたプレミアムSUV。室内には3列シートを備え、最大7名が乗車可能。当初はV8モデルのみの設定だったが、後にV6も追加された。
過去1年の平均相場動向
昨年7月には480万円まで相場が上がったものの、その後は下降傾向。新型登場で今後はさらにお買い得になるはず。
室内は3列シートを採用。先代からサイズダウンしているものの、室内長は広くなり快適性が高められた。質感もさらに向上している。
ニューモデルプレビュー
日産 GT-R MY2017
2017年モデルのGT-RがNYショーで初公開
日産GT-Rのマイナーチェンジモデルがニューヨークショーで公開された。外観は、日産ブランドのデザインアイコンであるVモーショングリルを採用。リヤの造形も小変更された。気筒別点火時期制御を採用し、最高出力は565馬力に達する。
中古車相場動向をCHECK!
モデル末期だが中古車は高値安定
2007年に登場した日産のプレミアムスポーツカー。3.8LV6ターボを搭載し、当初は480馬力を発揮した。しかし度重なる年次改良で現行仕様は550馬力に進化している。
過去1年の平均相場動向
グラフからもわかるとおり相場は上昇。平均価格は800万円近くとなる。特殊モデルゆえ値下がりは期待できない。
外観には新色「ブレイズメタリック」を設定。内装色は「ブラック/サドルタン」、「サムライブラック」の2色が新たに加わった。
インパネには職人による精巧なステッチを施したレザーを採用。また、パドルシフトはステアリング固定式となった。
ボディ剛性が向上したことで足まわりもよく動くセッティングに変更。ホイールはY字スポークの20インチを新採用。
ニューモデルプレビュー
ホンダ シビックハッチバック プロトタイプ
欧州仕様の次世代シビックプロトタイプ
10代目シビック5ドアの欧州仕様がジュネーブショーで初公開された。現行型は欧州仕様と北米仕様が異なるシャシーであるが、次世代型から共通のグローバルプラットフォームを採用。エンジンは1L直噴ターボをはじめ3機種を搭載する。
中古車相場動向をCHECK!
最終型シビックはお得に購入可能!
2005年に登場した8代目シビックは、日本市場においてはタイプRを除いて最終型となっている。ボディタイプはセダンのみとなり、ハイブリッドモデルも設定された。
過去1年の平均相場動向
グラフは2009年に導入されたシビックタイプRユーロのもの。希少なタイプRゆえ相場は200万円オーバーとなる。
現行モデルから全長を130mm延長すると同時に全高を20mmダウン。リヤセクションやホイールなどのスポーティな造形も注目のポイント。
ニューモデルプレビュー
トヨタ プリウス PHV
さらに進化を遂げた次世代PHVが登場
プリウスPHVの次世代型がニューヨークショーで初公開された。標準のプリウスから外観を大きく差別化し、専用ボディを採用する。バッテリー容量を拡大し、EVモード走行距離を60kmに延長。バックドアは軽量なCFRP製となるのも特徴。
中古車相場動向をCHECK!
今後さらにお買い得になる先代プリウスPHV
2012年1月に投入されたプラグイン式のハイブリッドカー。電気のみで26.4kmもの距離を走行可能。EVとEVの複合モードにおける燃費は61.0km/L(JC08)を実現。
過去1年の平均相場動向
この1年間、順当に相場が下がっている。現在の平均価格は200万円台前半となり、一段と購入しやすくなった。
大型11.6インチの縦型ディスプレイをセンターに配したデザインが特徴。急速充電時には、充電量8割まで約20分での充電が可能。
ニューモデルプレビュー
トヨタ 86
中古車相場動向をCHECK!
高値をキープする人気スポーツカー
コンパクトFRスポーツとして2012年に登場したトヨタ86。スバル製水平対向4気筒を搭載し、軽快なハンドリングを実現している。兄弟車としてスバルBRZが存在する。
過去1年の平均相場動向
希少なエントリースポーツゆえ、中古車市場でもひっぱりだこ。新車価格とほとんど変わらない相場が続いている。
ニューモデルプレビュー
スバル インプレッサ
新開発プラットフォームを採用した新型インプレッサ
5代目インプレッサがニューヨークショーでワールドプレミアされた。スバル・グローバル・プラットフォーム採用の第1弾モデルとなり、静粛性、走りを大きく向上。年内に市場投入予定。
中古車相場動向をCHECK!
現行型インプレッサの相場動向に要注目!
2011年12月に発表された現行型インプレッサ。1年後にはクロスオーバーのXVも追加し、ラインアップを強化。自動ブレーキのアイサイトがユーザーから高く評価される。
過去1年の平均相場動向
グラフはXVのもの。この1年間で相場に大きな動きがないが、新型登場のタイミングで大きく下がると予想される。