中古車購入
更新日：2020.04.08 / 掲載日：2015.11.27
オススメ上級車特集（2015年11月）！中古車相場徹底分析
日々変動する中古車の相場の見どころを読者のみなさんにわかりやすくお伝えするのが当コーナー。テーマ別で注目モデルの動向を解説しちゃいます。今回はボーナスで買いたいちょっとリッチなクルマ！
今週の研究テーマ 頑張った自分へのご褒美！ボーナスでワンランク上のクルマ選び
ジャンル別に見るオススメ上級車とは？
待ちに待ったボーナスシーズンがやってきた。そこで今回は、いつもよりワンランク上の上級モデルを特集する。しかし、上級モデルと言ってもそのジャンルは幅広く、たとえ中古車でも手が届きにくいモデルも存在する。購入しやすさとその後の維持費を考えると、“買い”のモデルを選ぶのは、意外と難しい。
ここでは、上級モデルを3つのカテゴリーに分類した。ひとつ目はハイブリッドカー。上級モデルは、排気量が大きく、走りに優れたモデルが多いが、燃費の面で不利なことがある。しかしハイブリッドカーなら、たとえ上級モデルでもランニングコストを抑えることが可能。次にプレミアムSUV。これは、上質な内外装と高めのアイポイントで、リラックス度はかなり優秀。広々した室内と優雅な走りは、まさに高級車のもうひとつの選択肢と言えるもの。最後にジャーマンサルーンだが、ドイツのプレミアム御三家のブランドが、旧型モデルならかなり安く購入可能。この機会に、憧れの輸入車にチャレンジしてみるのもありだろう。
今回のチョイスは・・・・・・
| CHOICE-1 | 上級ハイブリッドカー |
| CHOICE-2 | プレミアムSUV |
| CHOICE-3 | ジャーマンサルーン |
CHOICE-1 燃費も気になるエコ志向のあなたに 上級ハイブリッドカー
プレミアムカーの多くは排気量が大きめで燃費がよくない。しかしハイブリッドならランニングコストを抑えられる。ここでは、注目のハイブリッドカーを高級コンパクトからプレミアムサルーンまでジャンルにこだわらずピックアップ。
レクサス CT200h
中古車参考価格帯：180万円～430万円（11年～15年式・全グレード） Goo-net登録台数 379台（全グレード・15年11月現在）
30.4km／Lの低燃費を誇る高級小型車
レクサスのなかで最小のボディを持つハッチバックが「CT」。すべてがハイブリッド車となり、JC08モードで30.4km／Lという驚異の燃費を実現している。コンパクトなクルマだが、内装は高級感にあふれるのはさすがレクサス。運転しやすいサイズも初心者にはうれしい点だ。
口コミレビュー
総合評価：4.6
(1)燃費は32km／Lを記録。カタログ燃費を上まわったのは驚きです。室内は高級感がありますが、狭いです。
総合評価：4.1
(2)スタイリッシュで個性的なフロントフェイスが印象的。一方リヤシートは大人だと少し窮屈に感じます。
総合評価：4.9
(3)落ち着きのある広い室内空間が贅沢で、エンジン音が静か。スタイリッシュな外観も魅力でした。
過去1年の平均相場動向
人気のレクサスブランドだけに、200万円台後半という高めの相場をキープしている。3月から7月にかけて相場が下がったものの再び上昇傾向に。ただし初期型ならば安く購入可能だ。
日産 フーガハイブリッド
中古車参考価格帯：200万円～560万円（10年～15年式・ハイブリッド全グレード） Goo-net登録台数 136台（全グレード・15年11月現在）
高級サルーンながらも18.0km／Lの低燃費
現行型フーガをベースにしたハイブリッドカー。全長5mに近い大柄なボディを持つが、走りはパワフルでスポーティ。堂々とした佇まいは街中での存在感も大きいはず。そんな高級サルーンが、JC08モード燃費18.0km／Lを達成する。あらゆる能力が高い至高の1台である。
口コミレビュー
総合評価：4.4
(1)ドライバー歴42年、60代になる私ですが、そんな私でも走るのが楽しく感じます。ただ後席は少し狭い。
総合評価：4.5
(2)走り、装備、乗り心地、スタイルすべてが合格点。ただし街中では少し大きく感じることがあります。
総合評価：4.9
(3)価格は高いですが、ほぼ満点の1台。安全装備が充実し、走りの安定感も非常に高くオススメの車です。
過去1年の平均相場動向
ここ1年で相場変動が大きい傾向にある。今年4月に350万円近くまで上昇したが、再び50万円ほど下がって300万円前後となった。現行型の高級サルーンと考えると、お買い得感は高い。
トヨタ SAI
中古車参考価格帯：100万円～380万円（09年～15年式・全グレード） Goo-net登録台数 636台（全グレード・15年11月現在）
22.4km／Lの燃費でお財布にも優しい1台
2.4Lエンジンにモーターを組み合わせたプリウスの上位モデルがSAI。ワンランク上の質感と上品な走りは、街にあふれたプリウスとは一線を画するもの。燃費は最新型でJC08モード燃費22.4km／Lと優れた値を記録。
過去1年の平均相場動向
昨年10月から今年7月にかけて20万円以上も安くなった。その後上昇しているものの相場は200万円を下まわる。初期型ならさらにお得！
CHOICE-2 ゆったりとしたクルージングにぴったり プレミアムSUV
見晴らしのよいアイポイントと高級なインテリアは、優雅で快適なロングドライブを演出する。排気量にもゆとりがあるモデルが多いのも特徴。質感高い人気プレミアムSUVの3モデルを紹介する。
日産 ムラーノ
中古車参考価格帯：140万円～320万円（08年～15年式・全グレード） Goo-net登録台数 208台（全グレード・15年11月現在）
知的で上品なデザインは唯一無二
全長およそ4.8mの大柄なボディは、室内の居住性を高めただけでなくボディデザインにもよい影響を与えている。個性とプレミアムをうまく融合し、独特の存在感を醸しているのがムラーノの美点。2.5Lと3.5Lのふたつのエンジンを設定し、どちらも力強い走りが楽しめる。
口コミレビュー
総合評価：4.3
(1)サイズが大きいのに2.5Lと排気量が少ないので経済的。街でも見かけなく、特別な感じがする。
総合評価：4.6
(2)重厚感や高級感は大満足！装備も充実していて過不足なしです。雪道や高速でも安定感があります。
総合評価：4.1
(3)個性あるスタイルは好き嫌いがはっきりしそう。このルックスが気に入れば、性能ではオススメできる。
過去1年の平均相場動向
すでに生産終了しており、現在は中古車のみでしか入手できなくなった。そのため今年6月から相場が下がり止まり。それでも200万円を下まわるので、お買い得なプレミアムSUVである。
トヨタ ハリアー 先代
中古車参考価格帯：80万円～260万円（03年～13年式・ハイブリッドを除く） Goo-net登録台数 1077台（ハイブリッドを除く・15年11月現在）
優雅な佇まいの高級SUV
2003年に登場した先代ハリアーは、設計が古いものの中古車では人気の高いモデルのひとつ。とくに注目なのは、高級サルーン顔負けの内装。それでいながら室内は広く、乗員全員が快適に過ごせる車内設計となっている。2.4L～3.5Lのエンジンを設定。FFと4WDが選べる。
口コミレビュー
総合評価：4.4
(1)通勤からレジャーまで幅広く利用しています。10年以上乗ってますが、古く見えないのも気に入ってます。
総合評価：4.4
(2)車内は高級感があり、乗り心地がよくて疲れません。ただし車重が重いので、やはり燃費は悪いです。
総合評価：4.6
(3)重厚感があって走りも力強い。そして荷室が広いのがよいところ。でもフロントの視界が悪いです。
過去1年の平均相場動向
フルモデルチェンジを機に、中古車相場は一気に下がった。この1年を見ても20万円近く下がり、現在は145万円が相場に。物件が非常に豊富で、まだまだ買い時は続きそうである。
トヨタ ランドクルーザー100 先代
中古車参考価格帯：110万円～530万円（98年～07年式・全グレード） Goo-net登録台数 485台（全グレード・15年11月現在）
長い歴史を誇る高級クロスカントリー
上の2台はクロスオーバーSUVだが、こちらは本格的なクロスカントリー。オフロード性能は折紙付きで、世界各国から絶大なる評価を得ている。内装の質感も高く、高級車とオフローダーを両立するモデルと言えよう。
過去1年の平均相場動向
根強い人気があるクロカンだけに、中古車価格もなかなか値崩れしない。7月までは上昇傾向だったが、それ以降は下降に転じている。
CHOICE-3 いつかは乗りたいプレミアムブランド ジャーマンサルーン
BMW 3シリーズセダン 先代
中古車参考価格帯：70万円～330万円（05年～11年式・M3は除く） Goo-net登録台数 755台（全グレード・15年11月現在）
毎日を非日常へと変えてくれるスポーツセダン
BMWの中核をなすミドルクラスのセダン。前後重量配分にこだわったFR方式を採用し、セダンでありながらも運転の楽しさを追求。前・後席ともに居住性は十分で、大人4名がゆとりをもって座ることが可能。ハイウェイから市街地まで、あらゆるシーンで快適に乗れる懐の深さがある。
口コミレビュー
総合評価：5.0
(1)パワー不足を感じない6気筒エンジン。高速道路で長距離移動すると、もう国産車には戻れません。
総合評価：4.0
(2)BMWの直列6気筒は滑らかで素晴らしい。乗り心地がよく、高速道路の長距離走行でも疲れません。
総合評価：4.4
(3)加速性能がよく、高速走行でも安心感がある。ただし保険や車検が高く、維持費は国産車よりも厳しい。
過去1年の平均相場動向
2005年の登場なので、今年でデビュー10周年の先代3シリーズ。中古車はかなり安くなっており、相場はこの1年で20万円近くも下がった。物件も豊富で、極めてお買い得感の高い1台。
メルセデス・ベンツ Cクラスセダン 先代
中古車参考価格帯：120万円～350万円（07年～14年式・AMGは除く） Goo-net登録台数 693台（全グレード・15年11月現在）
走りにもこだわったミディアム・メルセデス
先代Cクラスは、従来型以上に運動性能にこだわったモデル。街中で取りまわしやすい小型のボディと相まって積極的に運転したくなる1台だ。また、価格帯は上がってしまうが、マイナーチェンジによって内外装が大幅に進化しており、予算に余裕があれば後期型をねらいたい。
口コミレビュー
総合評価：3.1
(1)スタイリングと室内空間をバランスさせたデザインが魅力です。小まわりが利き、ハンドリングもシャープ。
総合評価：4.6
(2)小まわりが利くのでUターンも駐車も本当にラクです。ブレーキがしっかりしているのも魅力です。
総合評価：4.4
(3)クルマとしての基本性能がよく剛性感が高い。ドアの開閉音は、国産車にはない重厚感があって心地よい。
過去1年の平均相場動向
1月に一時的に価格が落ち込んだが、3月からは横ばいが続いている。新型登場の影響で相場はこの1年で300万円を大きく下まわっている。これからさらなる値下がりも期待できる。
アウディ A4
中古車参考価格帯：60万円～480万円（08年～15年式・全グレード） Goo-net登録台数 324台（全グレード・15年11月現在）
内外装の質感と走りの安定感はピカイチ
Cクラスや3シリーズとは異なり、前輪駆動と4WDを設定するA4。サイズもライバルと比べてやや大きいため、居住性が高いのが魅力。また質感の高さも目を見張るものがある。4WD（クワトロ）は高速安定性が高い。
過去1年の平均相場動向
新型の発売が秒読み段階で、高値安定の相場も今後は大きく動く可能性が高い。現段階では高めなので、もうしばらく待ってみるのも手だ。
※すべての価格は参考価格です
※口コミレビューは、Goo-netに投稿されたものを一部抜粋・改変して記載しています。総合評価は5点満点。
中古車相場を左右しそうな中古車的自動車NEWS
新型車のニュースをいち早くお届けするのがこのコーナー。いまの自動車業界の動向に加え、新型車の登場に合わせ、中古車相場がこれからどう動くかも、Gooの膨大なデータを元に予測していく。
ニューモデル
スズキ エスクード
新車価格：212万7600円～234万3600円（全グレード）
1.6Lを搭載する新型エスクードが誕生
エスクードの新型モデルが登場。従来よりもひとまわり小さいボディに、18.2km／L（2WD）の低燃費が自慢の1.6Lエンジンを搭載する。街中からラフロードまでマルチに乗れるクロスオーバーモデルというキャラクターだ。
中古車相場動向をCHECK！
併売される先代は中古車がやや高め
強固なビルトインフレーム構造を持つ本格的オフローダーの先代モデルは、エスクード2.4という名称で継続販売される。悪路を走るユーザーはこちらを選びたい。-
中古車相場はこの1年で上昇している。新型とはキャラクターが異なるため、先代の相場への影響は少なそうだ。
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インパネ中央には3連メーターが配され、スポーティなイメージ。ロングドライブも快適な本革＆スウェード調シートを採用する。
一部改良
スバル フォレスター
新車価格：214万9200円～312万8760円（全グレード）
フロントフェイスを一新さらにアグレッシブに
一部改良を受けたフォレスター。フロントの意匠を見直すことで、より力強いスタイルとなった。また、3世代目のアイサイトや「アドバンスドセイフティパッケージ」など、安全装備もさらに充実。トランスミッションも仕様変更を受けている。
中古車相場動向をCHECK！
この1年で20万円ほど値下がりした先代モデル。150万円を下まわる予算でねらえるので、お買い得度は満点！
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ステアリングギヤボックスを新設計することで、リニアなハンドリングを実現。従来型以上に快適でスポーティな乗り心地を実現する。
ドアガラスの板厚を高めたり、シール部品を改良することで車内の静粛性も向上。フル乗員でも快適なゆとりの空間も健在である。
フルモデルチェンジ
BMW X1
新車価格：385万円～591万円（全グレード）
たくましいデザインと走りで魅力を大幅アップ
コンパクトSUVのX1が2代目に。全長を30mm短くしながら全高を35mm高めることで、よりSUVらしいルックスとなった。先代とは異なり前輪駆動車がベースとなるため、居住性は改善。衝突回避・被害軽減ブレーキなどの装備も充実する。
中古車相場動向をCHECK！
昨年12月から今年6月までに30万円以上も安くなった先代X1。6月から8月に上昇したが、今後は再び下がるはず。
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着座位置を前後シートともに高めることで、視界はさらによくなった。iDriveナビが全車に標準装備されるのも注目点である。
リヤシートにスライド機構を設けることで、フレキシブルに使えるラゲッジが手に入った。容量は最大で1550L、フル乗員で505L。
フルモデルチェンジ
メルセデス・ベンツ Vクラス
新車価格：535万円～730万円（全グレード）
クリーンディーゼルを搭載するフルサイズMPV
Vクラスがフルモデルチェンジ。エンジンは、日本市場専用に開発された2.2L直4ブルーテックエンジンを搭載。38.7kg mの高トルクとJC08モード15.3km／Lの低燃費を両立。後席乗員5名が向かい合わせで乗れるシートアレンジも可能。
中古車相場動向をCHECK！
物件数はそれほど多くないため、月ごとの相場変動はかなり大きめ。しかし新型登場で相場の下降に期待が持てる。
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インテリアの質感はさらに向上。収納式センターテブルの採用など大型ミニバンとしての使い勝手をさらに高めている。
マイナーチェンジ
トヨタ アベンシス
新車価格：274万3200円～298万3745円（全グレード）
内外装デザインを一新した
英国製ステーションワゴン
イギリスで生産され、逆輸入されるアべンシスワゴンがマイナーチェンジ。フロントを中心に大きくデザイン変更が行われたほか、シート形状も一新。トランスミッションも改良され、JC08モード燃費14.6km／Lを達成した。
中古車相場動向をCHECK！
いま中古車相場が底値の先代モデル
現行型と同じく先代もイギリスからの逆輸入車。欧州市場を意識するだけに剛性感のあるボディとスポーティな走りがウリだった。また現行にはないセダンも設定された。-
物件数は少なく中古車を探すのは難しい。しかし価格は底値で、50万円～60万円の間で推移している。
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一部改良
トヨタ カムリ
新車価格：322万1345円～402万8400円（全グレード）
一部装備を見直した上級ハイブリッドセダン
トヨタ カムリが一部改良を受けた。今回はリヤバンパーにメッキモールを装着するとともに、室内ではエアコンレジスターの加飾やシフトノブを意匠変更。さらにガラスには赤外線カット機能を採用し、使い勝手が高められた。
中古車相場動向をCHECK！
先代カムリが100万円以下の予算で購入可能
アメリカ市場を意識した大柄なボディは、乗ってみると広くて快適。とくにリヤシートの居住性が高い。ゆったりとしたドライブフィールも、万人に好まれる味付け。-
この1年間で10万円ほど相場がダウン。今年8月時点で100万円を下まわり、リーズナブルな価格で購入できる。
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※すべての価格は参考価格です
※輸入車の一部の写真は欧州仕様。日本の仕様とは異なることがあります。
ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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