中古車購入
更新日:2015.06.21 / 掲載日:2015.06.12
使用済自動車と中古車の違い

goo-net編集チーム
廃車や下取り、もしくは買取などの際に非常に重要になってくるのは、
対象の車両が「使用済自動車」なのか、
それとも「中古車」なのかということです。
特に車検期間がしっかりと残っているなら、
こうしたことはとても大切なことになってきます。
ここでは少しその二つの違いに関して考えてみましょう。
1.使用済自動車とは何か
まず使用済自動車というのは、
車としての役目を終えたという判断になります。
つまりそうした自動車は、どんな理由があっても、
中古車として市場に出すことは不可能になってくるのです。
そして業者に引き取られた後に、必ず解体され、
書類上の廃車手続きをされることになります。
こうしたことは自動車リサイクル法によって詳しく決まっています。
解体された後の部品は市場に流通したり、
資源として輸出されることもあるのです。
ではその一方で中古車というのはどのようなものなのでしょうか。
2.中古車とは何か
中古車というのは、まだまだ自動車として活躍するジャンルの車両になります。
解体や廃車が前提ではないので、一般的な下取りとか買取になります。
では私たちはどのように使用済自動車なのか、
それとも中古車なのかを判断するのでしょうか。
一つのポイントになってくるのは「リサイクル預託金」というものです。
つまり車両の取引の中で、それに相当する、
金額のやりとりがあったかで取引形態を予想します。
使用済自動車というのは、最終所有者が、
リサイクル預託金を払うことになりますので、
引き取り業者からそうした金額はもらえません。
中古車としての取引の場合には、どんなに車の状態が悪かったり、
走行距離が多かったとしても、「リサイクル預託金」に相当する金銭を受け取ることができます。
3.決定権は誰が持っているのか
あまり知られていないことですが、この使用済車両にする権利というのは、
車両のユーザーが決めることができます。
つまり取引の時に「廃車にしてください」と言えば、
必ず業者は使用済自動車として取り扱いをしなくてはいけません。
時には、買取価格が付くよりも、
廃車にして税金などの返金をしてもらったほうがお得になる場合があります。
ぜひそんなときにはこうしたことを思い出してください。