中古車購入
更新日:2018.11.26 / 掲載日:2015.01.30
冬を満喫するための4WD車特集

本格的なウインターシーズンに突入!冬のレジャーやウインタースポーツを心ゆくまで満喫できる、お勧めの4WDモデルをタイプ別に5台ピックアップしてみました。冬もアクティブに楽しめる、自分に合った1台を見つけてみてはいかがでしょうか?
CASE 1 家族でウインタースポーツを楽しむのに最適なミニバンが欲しい
性別:男性 年齢:40歳 家族構成:妻・子供3人

●ミニバンで走りの良い4WDモデルを希望
●古い印象の少ない現行モデルに乗りたい
●子供もくつろげる広いモデルに替えたい
オススメのクルマ 三菱 デリカD:5(現行型・平成19年1月~)

中古車の相場:60~390万円 流通台数:約680台 ※平成19年~26年式の相場
ポイント
●SUVにも負けない本格派の4WDミニバン!
●ライフサイクルの長い現行型で流通量も豊富!
ユーザー口コミレビュー
優れた走破性はアウトドアで本領を発揮!頑丈なボディと広い室内は遊びにも普段使いにも最適!
ココに注目!

4WDシステムはセンターデフのロック機構を持つ電子制御式で、210mmという高めの最低地上高も相まって不整路でも高い走破性を示す。それでいながら、普段は低燃費にも貢献する2WDモードの選択も可能な4WDシステムだ。
相場は上昇傾向だがリーズナブルな物件も多い

高年式の中古車が増加しているため全体の相場は上昇しているが、リーズナブルな物件も多く、探しやすい状況にある。
CASE 2 雪道もラフロードもOKなSUVでスノーボードやキャンプを夫婦で満喫したい
性別:男性 年齢:35歳 家族構成:妻

●本格的な4WDモデルに乗りたい
●リーズナブルなSUVが買い替え候補
●カスタマイズパーツも豊富なモデルを希望
オススメのクルマ トヨタ ランドクルーザープラド(先代型・平成14年10月~平成20年8月)

中古車の相場:120~310万円 流通台数:約250台 ※平成14年~20年式の相場
ポイント
●本格的な4WDシステムを持つ大人のSUV!
●買い得感も高く流通量も豊富な中古車市場!
ユーザー口コミレビュー
車高の高い4WDながら乗り心地が良い!3列シートはいざというときに便利!雪道で安定した走りはさすが!
オフロード走行を重視した70系のランドクルーザーに対し、オンロードでのコンフォート性能をプラスしたのがプラド。しかし、軟派な4WDとは異なり、構造もメカニズムもクロスカントリー4WDを引き継ぐ本格的なもので、雪深いゲレンデに行きたい人にも向いている。もちろん、日常での使い勝手も優れているため、ファミリカーとしても使えるモデルだ。
ココに注目!

堅牢なラダーフレーム構造を持ちながらも、乗り心地も確保している。4WDシステムはフルタイム式で、前後のトルク配分を自動で行うトルセンLSDをトランスファーに備えている。ボディバリエーションは3ドアのショートと5ドアのロングを用意。
高値から一転し下落傾向の相場に!

先代型も根強い人気を持っていたことから高値をキープしていたが、ここに来て下落傾向の相場を示している!
CASE 3 高級な冬のリゾートへ上質なSUVで家族とグルメ旅行に出掛けたい
性別:男性 年齢:45歳 家族構成:妻・子供2人

●高級な4WDモデルに乗ってみたい
●ボクシーなデザインの4駆を希望
●輸入車の4WDにも興味アリ!
オススメのクルマ メルセデス・ベンツ Gクラス(現行型・平成2年1月~)

中古車の相場:190~1800万円 流通台数:約220台 ※平成2年~26年式の相場
ポイント
●メルセデスの高級4WDという高いブランド力!
●頑丈なボディと不整地の優れた走行性能!
ユーザー口コミレビュー
ほかでは得難い圧倒的な存在感と無骨なデザイン!雪道も難なく走ることができる走破性!
シビリアンモデルを民生用に改良し、当初はゲレンデヴァーゲンとして登場したのがGクラス。平成3年以降は高級4WDに相応しい内外装を備え、以降、パワーアップとグレードアップを繰り返しながら現在も生産されている長寿モデルでもある。単なるSUVではく、高いブランド力と卓越した走行性能を持つ4WDで、高級リゾートにもマッチする数少ないモデルである!
ココに注目!

現行モデルは全てフルタイム4WDとなり、フロント、センター、リアの3つのデフをそれぞれスイッチでロック可能としている。これにより、かなりの不整地も走り切る卓越したオフロード性能を持っている。
常に安定した相場ゆえ買い時は欲しい時!

流通量に大きな変化が見られないことから相場は常に安定傾向。ゆえにいつ買っても損得感の希薄なモデルである。
CASE 4 友人と冬の釣りを楽しむのにも最適なラゲッジの広い便利なSUVが欲しい
性別:男性 年齢:55歳 家族構成:妻・子供2人

●普段使いと趣味を楽しめるワゴン車を希望
●釣り道具をたくさん積める広い荷室は必須
●凍結路面も走行可能な高性能4駆が理想
オススメのクルマ スバル アウトバック(先代型・平成21年5月~平成26年4月)

中古車の相場:120~320万円 流通台数:約240台 ※平成21年~26年式の相場
ポイント
●少し高めの車高とハイレベルな4WDによる優れた雪上性能!
●広いラゲッジスペースと高い安全性能!
ユーザー口コミレビュー
長距離ドライブも苦にならない優れた走行安定性!アイサイト付きを購入したので安心して運転できます!
レガシィツーリングワゴンをベースに、200mmのロードクリアランスを確保し、ラフロード性能を引き上げたモデルがアウトバック。優れた実用性を持つステーションがベースなだけに、広いラゲッジや余裕の室内空間も健在で、先代型ながらまだまだ古い印象も与えていない。趣味と家族サービスの両方を満喫できる大人のSUVで、もちろん釣った魚もたくさん積める!
ココに注目!

水平対向エンジン+4WDシステムは、左右対称のシンメトリカルAWDとなり、そのバランスの良さから優れた高速安定性を披露する。また高めのロードクリアランスは、雪深い地域での走行にも適しているため、行動範囲も広がるはずだ。
新型が登場し相場は下落傾向に!

平成26年の10月に新型が登場して以降、先代型の流通量が増加したことで相場は下落。まさしく今が買いの1台である。
CASE 5 ゲレンデや温泉にも気軽に行ける個性的でコンパクトなSUVが欲しい
性別:女性 年齢:28歳 家族構成:独身

●新しいモデルの4WDに買い替えたい
●小型車ながら個性的なモデルを希望
●運転の楽しいモデルを希望
オススメのクルマ 日産 ジューク(現行型〈4WDグレード〉・平成22年11月~)

中古車の相場:130~270万円 流通台数:約130台 ※平成22年~26年式の相場
ポイント
●ほかの何にも似ていない個性的なスタイル!
●高い着座位置とコンパクトサイズで運転しやすい
ユーザー口コミレビュー
視界が良くコンパクトなサイズなので運転しやすい!車幅があるためか高速道路も安定していて長距離移動もラク!
乗用車ベースのSUV、いわゆるクロスオーバーとなるのがジューク。ボディサイズは全長が4mを少しオーバーし全幅は1765mmとワイドで、3ナンバーとなる。4WDグレードは1.6Lのみの展開で、スタンバイ式フルタイム4WDは操作も容易。運転が大好きな大人の女性が、このジュークでゲレンデまでドライブしてきたら、多くの男性から注目されるはずである!
ココに注目!

4WDグレードは190馬力を発生するパワフルなエンジンを搭載し、6速ポジション付きCVTを操ればスポーティな走りも楽しめる。内外装のデザインは、そんな走りが似合うスポーティなもので、単なる小型車とは異なる魅力を持っている。
豊富な流通量と魅力的な相場で今が“買い”

平成26年の4月をピークに相場は下降傾向にある。原因は流通量が増えたためで、新車のような中古車も豊富な状況だ。
※すべての価格は参考価格です
※相場、口コミレビューに関してはGoo-net 2014年12月調べ

ベテラン評論家が独断と偏見で判定を下すライバル対決コラム クルマライバル 勝手にジャッジ
清水草一 「私の選択」
スバル フォレスター(先代型・2007年12月~2012年11月) 中古車価格帯:114~247万円
オンもオフも得意なクロスオーバーモデル
高い悪路走行性能を誇るクロスオーバーSUV。同クラスのライバルらと比べて重心が低いので、オンロードでの安定性も高い。ホンダ CR-V(先代型・2006年10月~2011年12月) 中古車価格帯:103~156万円
一時代を築いたシティSUVの火付け役
シティSUVというカテゴリーを日本に根付かせたモデルで、この3代目以降ボディを大型化し、曲線基調のデザインを採用している。
後期モデルはいまだ200万円を割っていないものの、初期型なら150万円以下で選べる。相場も下がり続けていて狙い目だ。
「質実剛健なSUVでエンジンがポイント」
CR-Vは海外市場(主に北米)の要求で大幅に大きくなったが、この3代目フォレスターも事情は同じで、全幅は1780mmある。CR-Vと比べると大幅にコンパクトに感じるし、取り回しで大きさを感じることはほとんどないが、実際には意外と大きいクルマなのである。
中身は、スバルらしく質実剛健なSUVで、都会派ではあるけれどフルタイム4WDモデルしかないのはさすが。そのぶん見た目や内装はやや地味で、スキー場などで働く姿がよく似合う。主力の北米市場でも、オレゴン州など西北部の雪の多い地帯で人気が高く、オレゴンに行くと突如フォレスターとアウトバックだらけになるという、真に実力のある4WDらしい売れ方をしている。
注目すべきポイントはエンジンだ。2L NAと2Lターボが主力で、それに加えて後期モデルには2.5Lターボも設定されたがかなりレア。事実上、お手頃な物件を探すとなると、2LのNAかターボ、という選択になる。ただ前期型のNAエンジンはトルクが薄く、正直加速がかったるい。後期型でエンジンが新型になってからはNAでもまあまあイケルが、エンジン選びが中古フォレスター最大のポイントだ。相場は夏頃から下がっているものの、流通台数は多くない。最も多いのは06~08年式で、ボリュームゾーンは120万円前後となっている。
「デザインも走りも魅力的な隠れた名車」
CR-Vというクルマは、登場以来、ホンダの有力モデルの地位を占めている。95年、オデッセイに続いて誕生した「クリエイティブ・ムーバー」シリーズ第2弾で、都市型SUVのはしりの1台。CR-VとRAV4によって、日本でもいわゆる“クロスカントリー4WD”が、オシャレな普段の足としてのSUVへ進化したと言っても過言ではない。そこには泥の香りはまったくなく、アスファルトの上を滑らかに走るシーンしか思い浮かばない。
今回チェックする3代目モデルは、販売の主力たる北米市場でのニーズに従って、大幅に大型化したモデルだ。全幅は1820mm、エンジンは2.4Lのみ。アメリカでは小型のままだが、日本では中型かそれ以上のサイズになる。
デザインも大胆で個性的だ。日本での販売は低迷したが、サイズさえ問題でなければ、見た目も走りもおおらかさときめの細かさが両立していて、これはこれで魅力的なモデルだった。事実、北米や中国では大いに売れ、ホンダの屋台骨を支えたほど。3代目CR-Vは、隠れた名車と言ってもいいのではないだろうか。
なお、ZX系は4WDだが、ZL系はFFなので注意しよう。
ライバル興亡史
2006 CR-V
3代目モデルへフルモデルチェンジ。
スタイリングを欧州高級SUV風のラグジュアリーな雰囲気に一新。ボディサイズも拡大されている
2007 フォレスター
3代目モデルへフルモデルチェンジ。
先代モデルより全高を高くしてボリュームのあるスタイルになったが、重量増はおさえられている
2009 フォレスター
一部改良。
サイド&カーテンエアバッグを標準装備化(一部グレードを除く)。リアフォグランプを採用
2009 CR-V
マイナーチェンジ。
フロント周りのデザイン変更や、新デザインのアルミホイールを採用するなど外観をリフレッシュ
2011 CR-V
現行型へフルモデルチェンジ。
スタイリングは機能重視のコンサバ方向へシフト。2Lエンジンや新開発4WDを採用している
2012 フォレスター
現行型へフルモデルチェンジ。
ボディの厚みを意識しつつも伸びやかなシルエットで、居住性の高さと力強さを感じさせる
燃費&カジュアルさは哲学より大切か?
冬に大活躍する頼もしいSUVが欲しい!なら、当然4WD・・・と思うが実際はそうでもない。4WDだってスタッドレスタイヤを履かなければ雪道ではお手上げだし、逆にスタッドレスさえ履いていればFFだって走れない道はほとんどない。
さらに4WDに乗っていると、過信が生まれる。実際、雪道で事故を起こす確率は4WDのほうが高いと断言するディーラーマンもいる。つまり「雪道を走るためのSUV」は、必ずしも4WDである必要はない。
CR-VにはFFモデルがあり、中古車市場でも約半数をFFが占めている。が、それはハンデにはならないし、逆に燃費では若干有利だ。
ただし、雪道での走破性ウンヌンを抜きにしても、スバルの4WDは超ヘビーデューティーで、実用性よりもそのクルマ哲学に惹かれてしまう。ホンダの4WDもまったく問題はないが、スバルのシンメトリカルAWDには太刀打ちできない。
で、3代目同士のCR-Vとフォレスターだが、使いやすいサイズや排気量による維持費の差を考えると、フォレスターが若干リード。相場はフォレスターのほうがやや高めだが、人気ゆえに仕方ないだろう。
狙い目は、マイチェン前(08~09年式)のターボモデルか。パワフルかつフルタイム4WDで安定感抜群。特徴あるいいクルマを買った満足感に浸れるだろう。
この勝負、フォレスターの勝ち!
今回のジャッジ

パワフルで本格的な4WDは安定感抜群!
FFも選べて相場も安いCR-Vは魅力的だが、4WDシステムやエンジンなどに強烈なキャラクターを持つフォレスターなら、購入後に高い満足感を得られる。
※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net 12月調べ。