中古車購入
更新日:2018.12.02 / 掲載日:2014.07.11
家族のために3列シートを選ぶ理由

多人数を乗せて移動する機会が多いユーザーから支持されているのが3列シートを備えたモデルだ。今回は、ファミリーカーの王道であるミニバン、さらにSUVの3列シート車に注目してみよう
3列シート車なら1台でいろんなことができる
1台でより多くのことを賄えるのが3列シート車の強みである。2列シート車にはできないことも、3列シート車ならできる場合が多々ある。「大は小を兼ねる」という言葉が、まさしく当てはまるのが3列シート車だといっていいだろう。
たとえ3列目を日常的にはほとんど使わない人であっても、何かあったときに3列シートがあってよかったと思うことは少なからずあるはずだ。もしもクルマを購入するときに、2列を選ぶか3列を選ぶかで迷ったら、いろいろな状況に対応できる3列シート車を選んでおいたほうが賢明だろう。
そして、3列シート車にもサイズやボディタイプなどさまざまな種類がある。そのなかから、どんなふうに使って、何を重視するかなどを考え、ニーズに合わせて選べばいい。
ただし、どのタイプを選んでも必ず長所の影に短所があることは心しておくべきだろう。たとえばファミリー層に支持されている背高ミニバンは、室内空間にゆとりがあるものの、重心が高くなることから空力が良くないので、走りや燃費が悪くなる傾向がある。一方のSUVは、室内こそミニバンのように広くないが、走りがよく悪路を楽に走破できる、といった感じだ。
もちろん乗せてあげる家族からの要望があれば耳を傾けよう。本誌やインターネットの情報を参考にしながら、あなたのカーライフにとって最適な1台を選んでほしい。
だから3列シート車が日本の家族にウケている
小さな子供やお年寄りがいるファミリーに最適
実用的な機能や装備が充実したミニバンは、さまざまなニーズに柔軟に応えてくれる。お年寄りや小さな子供と行動をともにする機会が多い人にとっては、利便性を高める機能や装備は、じつに重宝するはずだ。
とくにミニバンは、スライドドアが備わり、フロア位置が低く設計されているので乗り降りがしやすい。それだけでも選ぶ価値がある。
室内の広さを生かして優れた実用性を発揮する
全長の長さに加え、背の高さによって上下方向にも十分なスペースが確保されている。自転車や組み立て式の家具などの大きな荷物が余裕で積載できる。日常的な使い方はもちろん、趣味の道具としても適している。
車内に備わった3列目(と2列目)シートは、用途に合わせて自在にアレンジできる。スペースを有効に活用するためのアイデアが満載。
サイズが大きくても取りまわし性は抜群
ボディサイズが大きめなので、一見すると運転がしづらいと感じるが、目線が高くて見晴らしがいいので車両感覚は掴みやすい。とくに日本専売で開発されたミニバンは、国内の交通事情との相性が抜群だ。
斜め前方や側方、さらに後方の運転視界がしっかりと確保されている。ボディサイズの大きさがもたらすデメリットが払拭されている。
どの席に乗車しても快適に移動できる
乗車定員は7人、あるいは8人。ボディサイズによって広さは異なるが、概ね快適に乗車できるよう作られている。シートの座り心地が良く、使い勝手のいい装備が充実しているので、どの席でも心地良く移動できる。
ドリンクホルダーや小物置きなどの便利な装備は、どの席に座っても同じように用意されている。細かな配慮が行き届いている。
多人数で乗車できるからみんなで楽しく移動できる
どのモデルも、ターゲットユーザーが家族持ちであることを訴求している。もちろん友人を乗せたり、趣味で使うというニーズでも選ばれているが、あくまでも家族にウケることを念頭に開発されているケースが多い。
車内の広さこそ、ボディサイズによって異なるが、どの席でも心地良く乗車できるというのは、3列シート車ならではの魅力だ。
いまどき3列シート車の注目ポイント
ミニバンでハイルーフタイプが圧倒的に支持されている理由はドコにある?
室内が広く、両側スライドドアや多彩なシートアレンジなど、利便性がとことん追求されている。仕事や趣味の道具として選ばれていることからも実用性の高さは折り紙付きだ。
新車よりも中古車のほうが3列SUVのバリエーションが揃っている
SUVの3列シート仕様は、ミニバンよりも少ないが下のようなクルマが選べる。新車よりも中古車のほうが選択肢が多いという傾向にある。悪路走破性に優れているのも大きな特徴のひとつだ。
あなたにぴったりの3列シート車はどれ? タイプ別特徴指南
ひとくちに3列シート車といっても、それぞれに特徴がある。ここでは各タイプにどんなメリットやデメリットがあるのかをチェックしながら、どんなニーズに適しているかを指南していこいう。あなたに最適なタイプが見えてくるはずだ。
Sサイズミニバン
運転感覚はコンパクトカーに匹敵する
コンパクトカーに3列シートを詰め込んだようなクルマだ。全長は4m台前半となっていて、前後方向の室内空間に制約があるため、3列目の居住性は高くない。その半面、取りまわしが良く、コンパクトカーと変わらない感覚でドライブできるのが強みとなる。燃費が良く経済性にも優れる。車種数は少なく、ラインナップしているのはトヨタとホンダのみで選択肢は限られるが、いずれも人気は高く一定の販売を維持している。
Sサイズミニバンのここが○
誰にでも運転がしやすい
誰にでも運転がしやすい
全長、全幅ともにコンパクトカーと同等のサイズとなっているため狭い路地でも扱いやすい。取りまわしがいいので車庫入れや縦列駐車が容易に行なえる。
小排気量だから経済性は良好
小排気量だから経済性は良好
エンジン排気量は1.5L以下で、燃料消費量は他の3列シート車に比べて格段に少ない。小排気量で車両重量が軽いので、自動車税や重量税が抑えられる。
Sサイズミニバンのここが×
フル乗車時はパワーが不足
フル乗車時はパワーが不足
街なかを走行するだけなら気にならないが、フル乗車したときや、発進時、さらには高速道路で加速したときに小排気量特有のパワー不足を感じてしまう。
車内の広さはボディサイズなり
車内の広さはボディサイズなり
3列目のスペースはお世辞にも広いとは言えない。スペースに限りがあるので、シートサイズが小さめの設定となっているので長時間の乗車には不向き。
こんなユーザーにオススメ
利便性に優れた日常のアシを求めるニーズに適している
ミニバンの優れた利便性に魅力を感じるが、大きなクルマに乗るのは気が引けるという人や、使用する頻度が低くても3列目はあったほうがいいと感じている人に適している。高速道路ではやや安定性に欠け、力不足を感じることもあるので、長距離ドライブには向いていない。
中古車相場動向チェック
低価格車とあって値崩れしていない
新車時の車両価格がリーズナブルであることから、中古車の価格は劇的に下がっていない。車種のバリエーションが少ないので、中古車市場で流通しているのは人気車種が中心となっている。
Mサイズミニバン
バランスの良さはミニバンクラス随一
主要メーカーのほとんどが背高タイプと背低タイプをラインナップしているが、圧倒的に背高タイプの人気が高い。5ナンバーサイズボディのなかで広く快適なパッケージを実現しており、背高タイプであれば3列目の居住性も概ね問題ない。2Lクラスが中心で実用性、経済性、コストパフォーマンスのバランスに優れる。収納スペースの豊富さやシートアレンジの多彩さは上級のLクラスを凌ぐ。人気は特定の車種に集中している傾向。
Mサイズミニバンのここが○
箱形フォルムでも運転視界は良好だ
箱形フォルムでも運転視界は良好だ
5ナンバーサイズが主流とはいえ、スクエアなフォルムは車両感覚が掴みにくい。そこで前後、側方のガラスエリアを広くして良好な運転視界を確保。
スペースを生かして利便性を高める
スペースを生かして利便性を高める
広々とした車内のスペースを生かして、運転席まわりをはじめ、至るところに収納スペースが設けられている。手荷物などをすっきりと収納できる。
Mサイズミニバンのここが×
3列目の中央はやや座りづらい
3列目の中央はやや座りづらい
能力のバランスがいいので欠点らしいポイントが見当たらない。強いて挙げるなら、3列目シートの中央が座りにくく、着座姿勢が安定しない。
電動機構が標準装備されていない
電動機構が標準装備されていない
リーズナブルな車両価格としていることから機能がやや簡略化されている。なかでもテールゲートに電動機構が備わっていない車種が多い傾向にある。
こんなユーザーにオススメ
適度なボディサイズにより家族の誰もが楽に運転できる
3列目まで居住空間が確保されている車種が多く、多人数を乗せる機会が多い人向き。日常的にミニバンを使いたい人には、取りまわしが良く、経済性に優れるなど、Lサイズ以上に適する面が多々ある。大きすぎない車体は、平日に奥様が使うような家庭にももってこい。
中古車相場動向チェック
Lサイズミニバン
機能性だけでなく高級感も兼ね備える
広い室内空間などミニバンとしての機能はもちろん、高級車としてのプレミアム性が与えられている。押し出し感の強いマスクをもち、豪華なインテリアには特殊なシートを備え、快適性を高めるための各種装備も用意されている。シートの調整や格納、テールゲートの開閉などが電動化されているのも特徴だ。エンジンは2.5L級の4気筒がメインで、一部車種では3.5L級の6気筒が選べ、トヨタのハイブリッド仕様も人気が高い。
Lサイズミニバンのここが○
ボディサイズを生かしてゆとりを確保
ボディサイズを生かしてゆとりを確保
他の3列シート車では、2列目までは快適でも3列目のスペースは狭い。Lサイズミニバンの場合、シートサイズが大きく、足もと空間にもゆとりがある。
高級サルーンのような豪華さ
高級サルーンのような豪華さ
ミニバンクラスのなかでも最上級モデルに位置づけられるクルマが多い。それゆえ内装の作りが豪華で質感が高く、機能や装備についても充実している。
Lサイズミニバンのここが×
大柄ゆえに車両感覚が掴みにくい
大柄ゆえに車両感覚が掴みにくい
全幅が1800mmを超える車種がほとんどで、車両の周囲が把握しにくい。そのためバックモニターやサイドビューモニターといった装備は必須となる。
燃費性能はあまり期待できない
燃費性能はあまり期待できない
エンジンの排気量は2.5L以上となる。それでも車両重量に対してベストとは言い難い。ハイブリッド仕様も用意するが、期待するほど燃費は伸びない。
こんなユーザーにオススメ
最上級モデルならではの豪華さを求めるなら狙い目
もちろん予算と車体の大きさが許されればの話だが、より広い室内空間を求める人や、とにかく上級モデルが欲しいという人にはLサイズミニバンが適している。また、高速道路を使って遠くへ出かける機会が多いなら、車幅が広いぶん高速巡航時の安定感に優れるというメリットがある。
中古車相場動向チェック
3列シート付きSUV
いざというときに頼りになる機能が充実
3列シートを設定した車種は増えつつあるが、まだ選択肢が少ない。ランクル系やパジェロなどのクロカンSUVは、車体形状が四角いおかげで3列目の居住空間がある程度は確保されている。一方でシティSUVの3列目は狭く、あくまで非常用と割り切ったほうが賢明で、長時間の乗車には適さない。いずれも地上高が高めなので乗り降りはしづらい。とはいえ、こうした設定があったほうがいざというときに便利に使えることには違いない。
3列シート付きSUVのここが○
悪路もこなせる4WDシステム
悪路もこなせる4WDシステム
3列シート付きSUVの多くが4WDシステムを搭載し、オフロード走行を難なくこなせる。最新モデルでは高度な電子制御のシステムが搭載されている。
ミニバンとはひと味違う見栄えの良さ
ミニバンとはひと味違う見栄えの良さ
典型的なハコ型フォルムのミニバンとは異なり、スタイリッシュなクルマが多い。大径タイヤもSUVらしいタフなスタイルの演出にひと役かっている。
3列シート付きSUVのここが×
大径タイヤは乗り心地がイマイチ
大径タイヤは乗り心地がイマイチ
タイヤサイズが17、あるいは18インチといった大径となる。悪路走行を想定していることから、タイヤの特性がやや硬めなことも乗り心地に影響している
フロア位置が高くて乗降性に難がある
フロア位置が高くて乗降性に難がある
悪路走行時にフロア下を擦らないよう地上高に余裕をもたせている。そのためフロア位置が高く設定され、乗り降りがしづらい。3列目へのアクセスも難がある。
こんなユーザーにオススメ
レジャーでクルマを使いたいなら4WDシステムは有効
4WDシステムの能力は、ミニバンとは比べものにならないほど高い。悪路を走る頻度が多いなら断然オススメだ。3列目の空間は決して広くないので、ごく短時間の移動に使えればいい、という割り切りは必要だ。とくにシティSUV系の車種は、2列シート車+αと認識したほうがいい。
中古車相場動向チェック
タフな能力が付加価値となっている
オフロード走行ができるという、他のタイプにはない能力が付加価値となって相場は安定している。とくにランドクルーザーは、現行型はもちろん旧型についても高値を維持し続けている。

多人数乗り車のキモとなる能力を人気車種でチェック 3列シート徹底検証
3列シートを備えて多人数乗車を可能にしたモデルは、居住性はもちろん実用性についてもハイレベルな能力を備えている。そんな3列シート車を購入するときにぜひチェックして欲しいポイントとはどこかをレポートしよう。
室内のスペースはもちろん乗り心地の良し悪しも確認
3列シート車には本当にいろいろなタイプがある。車内が快適な空間であるか否かは、座ってどう感じるかが判断するうえでポイントになるので、後席に座ってみるといいだろう。さらに、試乗(できるなら)の際に、誰かに運転してもらって3列目にも乗ってみたほうがいい。いざ買ってから、3列目に乗る人がどんな状況に置かれるか、乗り心地や音なども確認しておくべきだ。快適性を重視する傾向が強いミニバンのなかでも、すべての席が心地よく乗れるか、といえば必ずしもそうではない、ということを念を押しておこう。
そして乗降性も要チェックだ。これも車種によってけっこう違う。最近では背高ミニバンでも低床フロアを採用した車種が増えてきており、やはり乗り降りのしやすさでは有利となる。
また、3列目を含めシートアレンジの仕方の違いは重要で、購入してからの使い勝手を大きく左右することをお忘れなきように!シンプルに前倒しするタイプや、左右に跳ね上げるタイプ、床下に格納するタイプに大別されるが、3列目の使用頻度が低い人ほど実際にそのクルマを使ううえで影響が大きいので、どうなっているのかチェックしておこう。
とにかく、あとで「そうだったのか!?」ということがないように、気になる車種のことは徹底的に調べるべきだ。一般的なクルマよりも機能や装備が充実しているので、どのような使い方をするかをイメージし、何を優先して、何が必要かなどをよく考え、間違いのない選択をしよう。
3列目シートチェックの基本原則
快適性を左右するのは膝まわりと頭上スペース
頭上に圧迫感がないのはもちろん、サイドウインドウが開けているかも快適性を左右する。
前席の位置を決めて3列目に乗り込んでみる。膝の角度やつま先が前席下に入るかも確認。
アレンジのしやすさが使い勝手の善し悪しを決める
多彩なシートアレンジが誰にでも簡単にできるよう配慮されているかを要チェックだ。
取り扱い説明書を見なくてもシートの跳ね上げや格納が行えるかは重要なポイントだ。
ミニバン SUVそれぞれに特徴あり あなたにマッチする3列はどっち?
ミニバン代表 トヨタ ヴォクシー

フル乗車を前提に作り込まれている
空間の広さ
Sサイズクラスを除き、2列、3列目ともにスペースにはゆとりがある。天井が高いだけでなく、フロアが低く設定されていることも広さを感じさせる要因といえるだろう。
シートの座り心地
シートはクッション性が良く、しっかりとした作りがなされているため安定した着座姿勢がキープできる。座ったときに膝の角度が不自然な状態にならないかが要チェックポイント。
ヒンジドアモデルも用意されるが、利便性や乗降性の良さを求めるならスライドドア仕様が断然オススメだ。
乗降性
地面からフロアまでの高さが40cm以下に設定されているので、子供やお年寄りでもスムーズに乗り込むことができる。乗降性に優れている点もミニバンならではの魅力だ。
3列目のアレンジのしやすさ
シートを左右に跳ね上げて荷室スペースが拡大できるというのが主流。年式が古い車種では、3列目シートが重く、跳ね上げて左右に固定するのに苦労する。新しめの車種は跳ね上げ操作が簡単。
シートアレンジは数だけでなく、ニーズに合った使い方ができるかをチェックするべきだろう。
結論
人を乗せることが熟考されファミリーカーとして理想的
人を乗せて快適に移動することを目的につくられたクルマだけに、3列目の居住性が確保されており、乗り降りがしやすい。後席専用の空調やモニターも設定されているものが多い。あまり難点と呼ぶべき要素は見当たらない。強いて言うと、3列目が横3人掛けの設定になっている車種が多く、中央席の座り心地が悪いこと。
SUV代表 日産 エクストレイル

広さ、乗降性ともにミニバンに及ばない
空間の広さ
SUVの場合は、人を乗せることをあまり考慮していない感がある。天井に頭頂部が付いてしまい、窓の面積が小さいのことも災いして圧迫感があり、快適とは言い難い。
シートの座り心地
座面、背もたれのサイズともに小さく、座り心地が良くない。シートに座ると、膝の位置が高くなり、楽な姿勢で座りづらくなっている。長時間ドライブには不向きだ。
ドアは大きく開くが、3列目に乗り降りすることがあまり考慮されていない。乗降性はミニバンに及ばない。
乗降性
フロア位置は高いが、2列目の乗り降りはスムーズに行える。しかし3列目へのアクセスは、2列目シートのスライド量が小さいため、乗り降りはやや困難となっている。
3列目のアレンジのしやすさ
ミニバンのような跳ね上げ式を採用していない。3列目シートは左右が分割して前方へ倒したり、格納したりできる。操作レバーの位置やラゲッジ側から操作がしやすいかを実車でしっかりと確認。
エクストレイルはラゲッジフロアに防水加工を施した素材を使用。アクティブユースに最適だ。
結論
常に多人数乗車をすることがあまり考慮されていない
もともとワゴンの延長のようなパッケージングで、室内空間がそれほど広いわけではない。基本は2列のところ、ニーズに応えて3列シート車を用意したが、3列目は畳んで荷室にしておくことが前提となる。SUVのスタイルを好む人も、3列目の使用頻度がそれほど高くないのなら選んでもいいが、頻繁に使う人は一考の余地あり。

あなたにぴったりの3列シート車はどれ? こんなクルマがオススメです
3列シート車が便利であることがわかったところで、中古車市場に流通しているモデルのなかからオススメのモデルをクローズアップしてみよう。ミニバンとSUVが中心だが、どのクルマも買って満足できること受けあいだ。
トヨタ ヴォクシー(先代型)

■中古車市場データ:相場価格 現行型:249万~262万円 先代型:65.8万~284万円
豊富なバリエーションから選べる
兄弟車のノアとともに、ミニバンクラスの売れ筋モデルとして認知されている。標準車をはじめ、エアロパーツ装着仕様、さらには特別仕様車でありながら、多くのユーザーから支持された『煌』など多彩なバリエーションから選べる。5ナンバーサイズだが、室内の広さと快適性はひとクラス上のモデルに匹敵する。
車内の広さを生かして、多彩なシートアレンジが行える。利便性の高さも魅力のひとつだ。
トヨタ シエンタ

■中古車市場データ 相場価格:1万~188万円
小さくても7名乗車ができるコンパクトミニバン
ボディサイズはコンパクトカーと同等だが、車内には3列シートを備えて7名乗車が可能。多彩なシートアレンジができるのもセールスポイントで、毎日のアシとしては最適の1台だ。
3列目シートは折り畳んで2列目シート下に収納できる。アレンジ操作が容易に行えるのも見逃せないポイントだ。
日産 エルグランド

■中古車市場データ:相場価格 現行型:159.8万~529万円 先代型:16.3万~329万円
走りの良さがセールスポイントのフラッグシップ
アルファードとはライバル関係にあり、内外装の豪華さと車内の広さがウリ。それに加え、背が高くて大柄なボディのわりに卓越した走行性能を発揮する点はライバルにない優位性だ。

走りでは、ボディサイズや背の高さを感じさせない。どんな場面でも爽快な運転感覚を味わわせてくれる。
三菱 デリカD:5

■中古車市場データ 相場価格:59.8万~468万円
オフロードも走れる個性派モデル
ミニバンとSUVのいいところを融合させた個性派ミニバン。最低地上高を高めに設定し、本格的な4WDシステムを採用することで、オフロード走行が行える。ボディサイズを生かし、車内にはゆったりとしたスペースが確保されているので、どの席でも快適に乗車することができる。使い勝手の良さもセールスポイントだ。
ダイヤル式のドライブモードセレクターで、走行中でも駆動方式を切り替えることが可能。
トヨタ ヴァンガード

■中古車市場データ 相場価格:99万~275.1万円
多人数で快適に乗車できるプレミアムSUV
7人が乗車できるゆとりの室内空間が魅力の高級SUV。SUVらしい力強いスタイルを特徴とし、メッキパーツやトヨタ初となるブロンズ調パーツなどで高級感を演出している。
SUVの場合、3列目の空間が狭くなっているクルマは多いが、ヴァンガードの車内の広さは申し分なし。
三菱 アウトランダー

■中古車市場データ:相場価格 現行型:169万~280万円 先代型:68万~216万円
オフロードもしっかりと走れる
シティSUV然としたスタイルを特徴とするが、三菱独自の4WD技術を採用することでハイレベルな悪路走破性を実現している。よりスタイリッシュに変貌した現行型よりも、便利な機能が充実した先代型がオススメとなる。
テールゲートが上下分割して開閉できるなど、利便性に配慮した機能が充実している。
トヨタ アルファード

■中古車市場データ:相場価格 現行型:151.2万~599.9万円 先代型:15万~257万円
3列目の快適性はミニバンクラス随一
高級感もさることながら、ボディサイズの大きさを生かして広々とした室内スペースを確保している。とくに3列目は足を組んで座れるほど広く、長時間のドライブでも車内で心地良く過ごせる。
トヨタ クルーガー

■中古車市場データ 相場価格:29万~215万円
SUVのなかでも走りの良さが際立つ
ハリアーの兄弟車としてデビューしたモデルで、ガソリン仕様のほかハイブリッドシステムを搭載した車両も選べる。乗用車をベースに開発されており、運転感覚はまるでセダンと変わらない。
日産 サファリ

■中古車市場データ 相場価格:69万~369万円
優れた機能性や利便性を実現している
タップリとしたストロークが与えられた、前後リジッドのサスペンションやパートタイム式の4WDシステムを採用。こうした機能によって、卓越した悪路走破性を実現している。
ホンダ クロスロード

■中古車市場データ 相場価格:69万~199.9万円
3列7人乗りが可能なクロスオーバーSUV
国産SUVのなかでも突出した個性を主張するスクエアで平たいスタイルが特徴。ホンダ独創の技術である、低床プラットフォームを採用し、コンパクトなボディのわりに広い室内空間を確保。
多人数乗車ができるのはもちろん個性もしっかり主張 ユニークで便利なクルマもあります
多人数乗車ができて使い勝手もしっかりと維持していながら、他車にはない独自性がアピールできるクルマにも注目してほしい。機能性や実用性といった能力をしっかりと備えているにも関わらず、新車市場での人気はいまひとつだったことから相場価格が手頃なのもポイント。
ホンダ エディックス
■中古車市場データ 相場価格:13万~135万円
シートは2列だが6人乗車が可能だ。ワイドトレッド、ショートホイールベースによってもたらされる独特の走行感覚も魅力といえる。
日産 キューブ キュービック
■中古車市場データ 相場価格:1万~108万円
キューブをベースに3列シートを備えて7名乗車ができる。個性を全面に押し出したモデルだが、実用的な機能や装備が備わっている。
多人数乗車モデルを買うときのチェックポイント

テップのキズ、フロアやシートに汚れがないかのチェックは必須。また、可動部分に不具合がないかも確認。
3列シート車はミニバン、SUVともにファミリーカーとして選ばれるケースがほとんどだが、家族持ちじゃなくても多人数乗車して出かけたりもする。2列目、3列目の使用頻度が多いので、シートをはじめフロア、ステップなど内装のチェックは必須となる。アレンジ操作が確実に行えるか否かもしっかりと確認しておきたい。
Goo-netならあなたが欲しい3列シート車が見つかる!

掲載台数は常時30万台以上で、欲しいクルマが必ず見つけられる。今回紹介した3列シートモデルも、ニーズや予算に合わせて探すことが可能だ。クルマだけでなく、購入するお店の良し悪しが判断できる販売店レビューなどコンテンツも充実。
まとめ
どんなに狭くてもあると便利なのが3列目シートなのだ
3列シート車のメリットは多人数で乗車できることだが、車種によって3列目のシートに与えた役割は異なる。ミニバンの場合は3列目まできちんと乗車できて、長時間のドライブが快適に行えることに重きが置かれている。一方のSUVは、3列目はあくまでも、いざというときに使うものだと割り切った感がある。といったように、クルマによって異なる特性を見極めたうえで、それらがニーズに合っているかを吟味することが肝要だ。ただし、どんなに狭くても「あれば便利」なことは間違いない。とくにファミリーカーとして使うなら断然オススメといえる。
※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net 6月調べ