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更新日:2018.12.02 / 掲載日:2014.07.11

100万円以内で狙える厳選カー特集

100万円以内で狙える厳選カー特集

夏休みが段々と近づいてきて、家族や恋人などと出かけることも増えるこの季節。だからこそ、クルマをリニューアルしたい!と考えている人も多いはずだが、予算はいつも気になるところ。そんな人のために、100万円以内で満足できるクルマを5台チョイスしてみた。

CASE 1 古くてもいいから低予算で手に入る 夏によく合うクルマで爽快な旅に出る

性別:男性 年齢:32歳 家族構成:妻

買い替えたい理由・条件

●オープンカーへの憧れがある
●爽快感、疾走感を楽しめるクルマがいい
●カッコよければ古くても問題ナシ

オススメのクルマ ユーノス ユーノスロードスター (絶版型・平成元年9月~平成10年1月)

ユーノス ユーノスロードスター

中古車の相場:23万~98万円 流通台数:約170台 ※平成元年~10年式の相場です。

ポイント
●オープンカーならではの爽快感を味わえる
●スポーツカーだけあり加速性能も良好
ユーザー口コミレビュー
車内は狭いですが、自分だけの小さな秘密基地の中に居るような感覚だし、何よりも気持ち良くドライブができます!

販売終了から10年以上経過しているが、「オープンカーはやっぱりユーノスだろ?」と言われるほど根強い人気を誇るこのクルマ。2シーター仕様スポーツクーペで、1.8L直列4気筒DOHCエンジンを搭載。4速ATもあるが、やはり5速MT仕様を選びたいところ。馬力以上の力強さを感じさせてくれるクルマだからこそ、操作感を楽しんだ上で爽快ドライブを満喫したい。

ココに注目!

ユーノス ユーノスロードスター

このクルマの魅力と言えば、なんといっても屋根をしまってオープンカーモードにすること。見た目のカッコよさは当然のことだが、何よりも風を受けて走る時の疾走感、爽快感は他のクルマでは体感出来ない感動がある!

  • 横ばいで価格は安定

    横ばいで価格は安定

  • 横ばいで価格は安定

    価格は安定しており、これから先も急な上昇や下降もないだろう。ただし、絶版型なので台数状況は確認しておきたい。

CASE 2 サイズはコンパクト!かつ、人も荷物もたくさん乗るクルマが欲しい!

性別:女性 年齢:34歳 家族構成:夫・子供2人

買い替えたい理由・条件

●運転しやすいコンパクトサイズを希望
●荷物スペースに余裕のあるクルマがいい
●時には5人以上乗れるクルマだと便利かも

オススメのクルマ トヨタ シエンタ (現行型・平成15年9月~)

トヨタ シエンタ

中古車の相場:43万~161万円 流通台数:約1300台 ※平成15年~26年式の相場です。

ポイント
●両側スライドドア装備で乗降性に優れている
●シートアレンジによりいろいろな使い方が可能
ユーザー口コミレビュー
近くで見ると結構ボリュームのあるボディなのですが、丸みがうまく使われていて柔らかいイメージで気に入ってます。

大きいクルマを運転するのはちょっと怖い・・・でも小さいクルマだと狭いよね、と感じる人にオススメなのがシエンタ。1.5Lサイズながらも広々な空間を作り出し、荷物スペースも余裕の広さ。また荷物スペースは必要に応じて3列目シートにも早変わりするので使い勝手は抜群。さらにエコカーとしての実力も高く、燃費面だけではなく節税面でも効果が期待出来る。

ココに注目!

トヨタ シエンタ

3列目シートを用意しているので、7人まで乗車可能な点はポイント。正直、ちょっと狭い3列目だが、子供が乗る分には十分なサイズ。普段は広々荷物スペースとしても使えるので使い勝手は抜群!

  • 全体的にはやや上昇傾向

    全体的にはやや上昇傾向

  • 全体的にはやや上昇傾向

    高年式モデルが中古市場に入って来た影響で上昇中だが、H23年以前のモデルであればかなりお買い得である。

CASE 3 小気味いい走りをしてくれるワゴンで夏休みは子供と昆虫採集へ出かけよう!

性別:男性 年齢:41歳 家族構成:妻・子供1人

買い替えたい理由・条件

●ゆとりを感じる空間のあるクルマに乗りたい
●走行性のよいワゴンタイプが狙い目
●使い勝手がよく乗降性も良い低床タイプがいい

オススメのクルマ ホンダ エアウェイブ (絶版型・平成17年4月~平成22年8月)

ホンダ エアウェイブ

中古車の相場:41万~128万円 流通台数:約460台 ※平成17年~22年式の相場です。

ポイント
●走行安定性がもたらしてくれる安全性の高さ
●車内の広さもあり車内泊も余裕でできる
ユーザー口コミレビュー
シートアレンジも多彩なので、荷物を結構乗せることができます。燃費も良く価格も安いのでお買い得感が高いですね。

パッと見はミドルサイズのワゴンに見えるが、実は1.5Lのコンパクトサイズのエアウェイブ。エンジンこそミドルサイズだが、車内は十分すぎる広さを誇っており乗り心地も上々。また、低床タイプということもあり、走行安定性も良く、乗降性も良いところは大きなポイント。居住性のよいワゴンだからこそ、荷物をいっぱい積んで家族や仲間とのレジャーで活用したい。

ココに注目!

ホンダ エアウェイブ

走行安全性が高い低床タイプだが、このクルマは床面地上高520mmと、ずば抜けた低床を実現させたことで、乗降性だけではなく荷物の積み降ろしも容易にした。さらに後席を倒せば座面ごと下に沈んで荷室床を水平にできるところもポイント。

  • 引き続き下降傾向

    引き続き下降傾向

  • 引き続き下降傾向

    このモデルの後継車も市場に入って来ている影響もあり、価格が一気に下がり始めているので今が狙い目と言える。

CASE 4 維持費が安い軽自動車四駆でワイルドな山ドライブを楽しむ!

性別:男性 年齢:28歳 家族構成:独身

買い替えたい理由・条件

●車検を含めた維持費を考え軽自動車にしたい
●四輪駆動車でワイルド感のあるタイプがいい
●アウトドア感があれば年式は特に気にしない

オススメのクルマ ダイハツ テリオスキッド (絶版型・平成10年10月~平成24年5月)

ダイハツ テリオスキッド

中古車の相場:12万~137万円 流通台数:約900台 ※平成10年~24年式の相場です。

ポイント
●軽自動車とは思えない高い走破性
●インタークーラーターボエンジンを搭載
ユーザー口コミレビュー
外観は結構スタイリッシュで見た目も大きいので迫力があります。車高も高いので悪路などでも大活躍します。

小さくたって本格的な走りを楽しめるテリオスキッド。15インチサイズの大型ホイールに、最低地上高175mmを確保し、さらには2420mmのロングホイールベースを実現するなど、軽とは思えないスペックを詰め込んで高い走破性を実現。このクルマには上質感はあまりないが、タフでワイルドな走りを楽しみたいという人には、どストライクな一台と言えること間違いなし!

ココに注目!

ダイハツ テリオスキッド

なんと言ってもこのクルマの魅力は本格派の走り。5速MTにFR駆動だけではなく、センターデフロック付フルタイム4WDを用意し、必要時にはセンターデフロックを直結状態にして、走破性を向上させることができる。

  • 再び上昇傾向へ

    再び上昇傾向へ

  • 再び上昇傾向へ

    上がったり下がったりを繰り返しているが、上昇はさらなる下落の前触れでもあるので、これからの価格に注目したい。

CASE 5 渋さを持ちながらもスポーティー!大人感のあるセダンで力強い走りを体感する

性別:男性 年齢:46歳 家族構成:妻・子供1人

買い替えたい理由・条件

●スポーティーさもあるセダンタイプが欲しい
●パワーは欲しいけど予算は抑え気味で
●流線型チックなボディデザインに憧れる

オススメのクルマ 日産 スカイライン (先々代型・平成13年6月~平成19年10月)

日産 スカイライン

中古車の相場:18万~120万円 流通台数:約600台 ※平成13年~19年式の相場です。

ポイント
●3.5Lタイプで272馬力のハイパワーを持つ
●飽きのこない美しさも併せ持つ流線型ボディ
ユーザー口コミレビュー
外観はノーブルでいてスポーティー。どこへ出しても恥ずかしくないかっこよさです。内装は高級感もあって文句ナシ!

スカイラインといえば、スポーツセダンの代名詞的存在だが、その中でも落ち着いたデザインで「大人のセダン」をアピールしていた先々代型。値段もかなり落ち着いてきたこともあり、上位モデルでもお得な価格で手に入るので、選ぶ価値は大いにあるはず。時には上品に、そしてある時には力強さを見せてくれるクルマで、優雅な海岸ドライブでも楽しみたいところだ。

ココに注目!

日産 スカイライン

スポーツカーの最先端というイメージが強かったこのクルマだが、最近では鋭さよりも美しさを前面に出した大人仕様に変わってきている。そして何よりも装備の高級化も進んでおり、優雅にゆったり気分を味わえる渋めのクルマにもなった。

  • ゆるやかに下降傾向へ

    ゆるやかに下降傾向へ

  • ゆるやかに下降傾向へ

    一旦は上昇傾向にあったが、価格がピークを迎えてからは緩やかに下降傾向に転じているので、これからが買い時となる。

※すべての価格は参考価格です
※相場・口コミレビューに関してはGoo-net2014年6月調べ

100万円以内で狙える厳選カー特集

今回、清水草一が選出した「100万円以下で狙える」クルマは、マニアが喜びそうなデザイン的に優れた二台。和風自動車デザインの傑作であるキューブシリーズのキューブキュービックと欧州テイストがたっぷり詰まったSX4、買いの一台は、はたしてどっち!?

ベテラン評論家が独断と偏見で判定を下すライバル対決コラム クルマライバル 勝手にジャッジ

  • PROFILE 清水草一

    清水草一

  • PROFILE 清水草一

    1962年生まれ。自動車ライターにして交通ジャーナリスト。大の中古車マニアとしても知られ、格安車からフェラーリまで、その生涯で25台以上もの中古車を購入している。

清水草一 「私の選択」

  • スズキ SX4

    スズキ SX4(現行型・2006年7月~) 中古車価格帯:69~145万円

    “いいとこどり”で生まれた世界戦略車
    ハッチバックの使い勝手とSUVの機動性を融合させた「スポーツクロスオーバーハッチバック」。欧州テイストの走りを味わえる。

  • 日産 キューブキュービック

    日産 キューブキュービック(2003年9月~2008年11月) 中古車価格帯:19~102万円

    技ありデザインのコンパクトミニバン
    2代目キューブをベースに、ホイールベースを延長して3列シートの7人乗り仕様とした派生モデル。エンジンは1.4&1.5Lを設定。

  • 相場は昨年90万円を割り、今年に入ってからは85万円以下に。唯一の問題は流通物件が少ないことで、06~08年式で選ぶことになる。

    相場は昨年90万円を割り、今年に入ってからは85万円以下に。唯一の問題は流通物件が少ないことで、06~08年式で選ぶことになる。

    「なんともお気楽だけどセンスのいいデザイン!」
    私はクルママニア。なぜか一般ユーザーの皆さんがあまり反応しないクルマに、激しく心を奪われてしまう場合がある。
    スズキSX4を初めて見た時もそうだった。こ、このなんともお気楽だけどセンスのいいデザインは何だ!と。
    聞けばSX4、実はフィアットとの共同開発で、あちらでの名前は「セディチ(16)」。デザインしたのはなんと、あのジウジアーロ率いるイタルデザイン(イタリアの有名デザイン会社)だというではないか!
    中身はスズキ・スイフトをベースにしていて、生産もスズキ(ハンガリー工場)。つまりこのクルマ、イタリアン・デザインとジャパニーズ・クオリティの融合、いいとこ取りなハーフの美少女だったのだ!
    走りも実にいい。欧州の高速走行を前提にしたセッティングなので、足まわりがとてもしっかりしている。なぜこんないいクルマが日本ではあまり売れていないのか、私にはサッパリわからない。
    中古車相場を見て驚いた。やはりマニアはそれなりに反応しているのか、意外と高止まりしているじゃないか。それでも100万円出せば十分おつりがくる。ぜひ指名買いしたい1台だ。

  • 絶版かつ5年以上前のモデルということで、相場は50万円を切っている。最終年式となる08年式でも100万円以下で見つかるだろう。

    絶版かつ5年以上前のモデルということで、相場は50万円を切っている。最終年式となる08年式でも100万円以下で見つかるだろう。

    「プロポーションを壊さず3列シートを押し込んだ」
    私はクルママニア。一般ユーザーの皆さんがどうでもいいと感じるところに、激しく反応することがある。
    2代目キューブが登場した時は、激しい衝撃を受けた。こ、この真四角なデザインは、モダンな和ダンスではないか!自動車は西欧の発明品だが、これは史上初の和風自動車デザインだ!と直感した。
    キューブは売れた。売れに売れた。それは実に喜ばしいことだった。が、後に追加された3列シートバージョンのキューブキュービックはあまり売れなかった。
    キュービックは、キューブのプロポーションをまったく壊さずに、実に自然に全長を伸ばして3列シートを押し込んだ、7人乗りの非常に魅力的なクルマだ。3列目はかなり狭いが、折りたたんでおけばラゲッジスペースになる。なぜこれが売れなかったのか?私にはサッパリわからない。
    相場は非常にこなれていて、50万円も出せばそこそこのタマが買える。実に魅力的である。
    実はキュービックには、センス抜群な内装を奢られた「プラス・コンラン」というグレードもあった。極めてレアだが、もし見つかったらお宝モノ。ぜひゲットしたい。

ライバル興亡史

  • icon 2003 キューブキュービック

    2003 キューブキュービック

    キューブ(先代型)の派生車としてデビュー。
    2代目キューブのロングホイールベース版として登場。当初エンジンは1.4Lのみの設定だった。

  • 2003 キューブキュービック

  • icon 2005 キューブキュービック

    2005 キューブキュービック

    マイナーチェンジ。
    ティーダに搭載された1.5Lエンジンを追加。ウインカー形状を変更し、グレード体系も見直した。

  • 2005 キューブキュービック

  • icon 2006 SX4

    2006 SX4

    デビュー。
    フィアット社との共同開発で誕生。同クラス車より高い全高が特徴で、独自のスタイルを確立した。

  • 2006 SX4

  • icon 2007 SX4

    2007 SX4

    セダンを追加。
    4ドアセダン版を追加した。ハッチバック、セダンともに、毎年のように特別仕様車を設定していた。

  • 2007 SX4

  • icon 2008 キューブ

    2008 キューブ

    現行型へ
    フルモデルチェンジ。キュービック生産終了。

    販売好調だった2代目のキープコンセプトとしながらボディは大型化。キュービックは廃止された。

  • 2008 キューブ

  • icon 2012 SX4

    2012 SX4

    一部仕様変更。
    フロントデザインを変更し、重厚感のある雰囲気に。後席中央ヘッドレストなど装備を充実化。

  • 2012 SX4

中古車流通台数が多くて価格的にも手頃なのは?

スズキのSX4と日産のキューブキュービック。一般ユーザーの皆様はどう思うかわからないが、マニアなら恐らく涙を流して喜ぶシブい対決である。
ともにデザイン的には相当な傑作だ。SX4は世界のジウジアーロ、2代目キューブは日本が生んだ歴史的な名作。それだけでもうどちらを選ぶか、マニアなら眠れなくなるほど悩むに違いない。
価格的には、キューブキュービックの方が手頃だ。タマ数もずっと多い。もちろん5人乗りのキューブに比べたらはるかに少ないが、それでも全国に常時数百台が流通している。SX4はそれよりひとケタ少ないから、そのぶん探すのが難しくなる。
お値段手頃でタマ数豊富、しかも7人乗りで使い勝手が多岐にわたる。順当ならキューブキュービックに軍配を上げるだろう。
が、私の個人的なジャッジは、どうしてもSX4の方に肩入れしてしまう。理由は単純明快。我が家の一員になった時、どちらがより心が浮き立つか。それを考えると、なぜかSX4なのである。
SX4に乗った時、私は沖縄を思い出した。あのどうにも心が和んでしまうお気楽な雰囲気が、SX4にはある。内装も装備も平凡でどうってことないのだが、雰囲気がいいとしか言えない。そしてレア。
この勝負、スズキSX4の勝ちとさせてください!

今回のジャッジ

スズキ SX4 WIN

乗ると雰囲気がよくとにかく心が浮き立つ!
キューブキュービックは価格も手頃で、流通物件数も比較的多め。しかしSX4には、独特のいい雰囲気がある。物件数が少ないレアさも魅力となる。

※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net6月調べ

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グーネットマガジン編集部

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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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