中古車購入
更新日:2018.11.27 / 掲載日:2014.12.26
タイプ別 人気のハイブリッド 狙い目モデル

初代プリウスが登場してから18年を迎える2015年。以降、各車からハイブリッドモデルが登場し、中古車市場にも多くのHV車種が流通している状況にある!だからこそ、2015年にはアナタにピッタリなハイブリッドカーを購入してみてはいかがでしょうか!?
CASE 1 2015年は家族揃ってレジャーや旅行を楽しみたい!
性別:男性 年齢:40歳 家族構成:妻・子供3人

●経済的で広いHVミニバンが欲しい
●中古車感の希薄な現行モデルを希望
●行動範囲が広がる4WDも検討中
オススメのクルマ トヨタ エスティマハイブリッド(現行型・平成18年6月~)

中古車の相場:100~440万円 流通台数:約320台 ※平成18年~26年式の相場
ポイント
●HVミニバンならではの優れた経済性!
●4WDならではの高い走行安定性が得られる!
ユーザー口コミレビュー
家族4人で乗っていますが後席はリムジンのように快適です!ハイブリッドならではの静粛性と経済性が◎!
ミニバン初のHVモデルとして登場したエスティマハイブリッド。2代目となる現行型はハイブリッド性能、安全性、快適性など、あらゆる面で進化を遂げつつ、経済性も向上しているモデルだ。4WD、ハイブリッド、広い室内など、家族旅行に適した条件を全て満たしながら、中古車感も希薄で流通量も多いなど、狙い目のミニバンであることは間違いない!
ココに注目!

デビューから8年が経過しているため、中古車市場には充実装備の特別仕様車も比較的多く流通している。そのため、内外装において通常よりも上質な物件に出会える可能性も高く、それによる価格の上昇も少ない傾向にある。
相場は多少上下するも基本的には下降傾向
相場は多少上下するも基本的には下降傾向
現行型ながらモデルライフが長いこともあり順調に流通量は増加している。よって相場は緩やかに下降傾向にある。
CASE 2 子供のスポーツ用具も沢山積めるお手頃でコンパクトなHVカーが欲しい!
性別:女性 年齢:30歳 家族構成:夫・子供2人

●経済性の高いハイブリッドカーが希望
●運転のしやすい小型車じゃなきゃダメ
●荷物がたくさん積めるクルマを物色中
オススメのクルマ ホンダ フィットシャトルハイブリッド(現行型・平成23年6月~)

中古車の相場:80~200万円 流通台数:約460台 ※平成23年~26年式の相場
ポイント
●ステーションワゴンならではの広い荷室!
●コンパクトなHVカーならではの高い経済性!
ユーザー口コミレビュー
燃費が良く運転しやすい!燃費が良いのでガソリン代が減った!荷室が広いため買い物にも旅行にも便利に使える!
先代型フィットハイブリッドをベースに、カーゴスペースを拡大したステーションワゴンモデルがフィットシャトルのハイブリッドモデルでもあるフィットシャトルハイブリッド。30km/Lというカタログ燃費を誇るパワーユニットは、1.3L+65kwモーターとなる。また、大きすぎないボディサイズと広いラゲッジは、女性にも運転しやすく、嵩張りがちな子供の荷物もたっぷり収納することができるモデルだ。
ココに注目!

燃料タンクをシート下に配置しているため、ハイブリッド用のバッテリーをラゲッジスペース下に置きながらも、517Lという大容量を確保する荷室を実現。小型車でありながら、優れた経済性と高い実用性を巧みに融合している点に注目したい。
割安感も感じられる相場状況に!
割安感も感じられる相場状況に!
デビューから3年が経過したこともあり、流通量が増加すると同時に相場は下降気味。割安感も感じられる状況だ。
CASE 3 リーズナブルかつ広いSUVでアウトドアを満喫したい
性別:男性 年齢:35歳 家族構成:妻・子供2人

●アウトドアが楽しめるSUVに乗り替えたい
●広くて快適な4WDに乗りたい
●燃費の良いSUVを探している
オススメのクルマ トヨタ ハリアーハイブリッド(先代型・平成17年3月~平成24年12月)

中古車の相場:100~310万円 流通台数:約240台 ※平成17年~24年式の相場
ポイント
●LサイズのSUVでは希少なHVモデル!
●広く高級感もありながら良好な燃費性能!
ユーザー口コミレビュー
室内も荷室も広く、便利で快適!ハイブリッドカーだから静粛性が非常に良い。高級感があってカッコイイ!
LサイズのプレミアムSUVとして平成17年にデビューしたのが先代型のハリアーシリーズのハリアーハイブリッド。プレミアムSUVゆえ内外装は上質なデザインで、室内の広さは現行型以上の数値を誇る。また、サードシートを持たない5名定員モデルなので、ラゲッジスペースも広い。アウトドアを満喫できるだけでなく、高級なホテルなども似合ってしまう豪華なSUVだ。
ココに注目!

フロントに3.3LのV6エンジン(211ps)と167psを発揮するモーターを備え、リヤは68psのモーターを設置。これらが巧みに制御する4WDで、パワフルかつスムーズな走りを示す。2トン超えの車重の中では良好な燃費性能を示す。
割安感が見直され人気が再燃中!?
割安感が見直され人気が再燃中!?
新型の登場後、先代型の流通量は増加し相場は下降傾向にあったが、割安感からか人気が再燃している状況にある。
CASE 4 走りも楽しめる上質な高級セダンで妻とグルメ旅行に行きたい
性別:男性 年齢:55歳 家族構成:妻

●高年式の高級なセダンに乗り替えたい
●燃費も走りも良い新しいモデルを希望
●街中でよく見かけるモデルはパス
オススメのクルマ 日産 フーガハイブリッド(現行型・平成22年11月~)

中古車の相場:280~580万円 流通台数:約60台 ※平成22年~26年式の相場
ポイント
●高級なハイブリッドサルーンだからこその極上の乗り心地!
●日産自慢のHVシステムはパワフルかつ低燃費!
ユーザー口コミレビュー
エンジン+モーターの力強い加速!3.5Lの高級車としては燃費が良い!贅沢装備が満載の豪華な室内!
二代目フーガから登場したハイブリッドモデル。3.5LのV6エンジン+モーターは、インテリジェントデュアルクラッチコントロールにより、高級かつスポーティな走りを可能にしている。低中速は優雅に乗り心地良く、高速域ではアクティブかつ快適に走らせることが可能な、贅沢な1台。快適な大人の夫婦旅行にも、最適なHVセダンとなることは間違いない。
ココに注目!

エンジン+1モーターという点ではシンプルなハイブリッドカーだが、モーターに2つのクラッチを設けたことで、停止・加速・減速をバッテリーの残量に応じて最適に制御している。効率的な走りを可能にしていることが特徴である。
安定した中古車相場ゆえ買い時は今!
安定した中古車相場ゆえ買い時は今!
新車価格が高額なことと流通量が増えないことにより、価格は高値で安定傾向。よって現在も買い時といえる。
CASE 5 手頃でカラフルで運転のしやすいコンパクトHVで女子友とショッピング!
性別:女性 年齢:25歳 家族構成:独身

●維持費が安い小型車が欲しい
●カワイイ色が選べるクルマを希望
●安全&安心な高年式モデルに乗りたい
オススメのクルマ トヨタ アクア(現行型・平成23年12月~)

中古車の相場:90~290万円 流通台数:約1600台 ※平成23年~26年式の相場
ポイント
●中古車の流通量もボディカラーも豊富!
●経済性・安全性・信頼性に不満ナシ!
ユーザー口コミレビュー
運転しやすいサイズでデザインもカッコイイ!給油回数が減って経済的!静かなので深夜の出発も気にならない!
プリウスで培ったハイブリッド技術の進化&小型化を行い、4mをきるコンパクトなボディのHVカーとしたのがアクア。ボディバリエーションは5ドアハッチバックのみだが、10色以上も用意されるなど、ボディカラーは豊富。運転がしやすく、優れた経済性を持ち、好きなボディカラーも選択しやすいため、女子友との買い物や旅行も満喫できること間違いナシ!
ココに注目!

メカニズムはハイブリッド、実用性は使い勝手の良い5ドア、そして豊富なボディカラーと、アクアに注目すべき点は数多い。また、豊富な小物入れや充実した装備と高い品質など、かゆいところに手が届く、便利な室内も注目に値する。
豊富な流通量が幸いし買い得感も増している
豊富な流通量が幸いし買い得感も増している
大人気モデルゆえ流通量は豊富。それに応じて相場は下落傾向にあり、高年式モデルながら買い得感が増している状況。
※すべての価格は参考価格です
※相場・口コミレビューに関してはGoo-net2014年11月調べ

ベテラン評論家が独断と偏見で判定を下すライバル対決コラム クルマライバル 勝手にジャッジ
PROFILE 清水草一
PROFILE 清水草一
1962年生まれ。自動車ライターにして交通ジャーナリスト。大の中古車マニアとしても知られ、格安車からフェラーリまで、その生涯で25台以上もの中古車を購入している。
清水草一’s「私の選択」
ホンダ フリードハイブリッド(現行型・2011年10月~) 中古車価格帯:157~189万円
燃費が良くて広くて扱いやすい
車高を高くとって室内スペースを広くしたハイトコンパクト。ハイブリッドを積んだことで、使い勝手の良さと低燃費性能を両立した。トヨタ プリウスα(現行型・2011年5月~) 中古車価格帯:154~252万円
荷室を得た上質なプリウス
プリウスの派生車(ワゴンバージョン)として11年に登場すると、一躍大人気モデルに。2列シート版と3列シート版を設定する。
登場から3年が経つ14年は、4月頃から相場は下がり始めた。流通台数はそこそこといったところだが、12年式が特に多い。
「実は私の大のお気に入りである」
2代目フリードは、実にすばらしいミニバンである。これほどコンパクトなサイズで、これほど広大な室内を持ち、使い勝手も抜群にいいクルマは他にない。ボディサイズが小さいぶん、長くて大きい荷物を積むのは少し苦手だが、たとえば6~7人を乗せて快適かつ経済的に移動するのなら、フリードが最も合理的な選択じゃないだろうか?
そのハイブリッド版が、フリードハイブリッドだ。搭載エンジンは1.5L。そこに小型軽量モーターを組み合わせた、いわゆる簡易型のハイブリッドである。現在ホンダでは、フィットとヴェゼルにフルハイブリッド技術を投入しているが、フリードはそれ以前の簡易型である。
ホンダの簡易型ハイブリッドは、フルハイブリッド車のようなもの凄い低燃費は出ないが、そのぶん価格が安くてスペース性もいい。走りも、ガソリン車に比べれば静かで、加速にも余裕があって、確実にワンランク上の感覚はある。さすがホンダはエンジン屋だけに、エンジンフィールはプリウスよりずっと上。特に高速道路では、確実にプリウスαより気持ちよく走る。
このフリードハイブリッド、実は私の大のお気に入りなのである。ちょうど発売後3年目を迎えた14年春以降から相場は下がり始めている。それでもまだ価格は高めだが、流通量が多く選びやすい。
「新車では300万円を超えても人気が高い」
11年5月にプリウスαが登場した時は、発表と同時に「年内の納車はムリ」となって驚いた。特に3列シートの7人乗りモデルに人気が集中した。7人乗りは、3列目シートを設置する関係上、サイズの小さなリチウムイオン電池を搭載しているので、その生産が間に合わなくなったのだ。
プリウスαの7人乗りモデルの新車価格は、軽く300万円を超える。不況下、そんな高額車に人気が集中して、半年以上の納車待ちになったのだから、驚くべきことだった。
それからこのプリウスα、実際に乗ってみると、プリウスに比べて印象はいまひとつだった。
ボディが大きくて重くなっているぶん、加速も燃費もプリウスに劣る。これは当然のことだ。3列目シートは閉塞感が強く、正直なところ子ども用で、使い勝手がいいとは言えない。2列シートの5人乗りモデルなら、ステーションワゴンとしてアウトドアなどでも使いやすいが、3列シート車をミニバン代わりにするのは、ちょっと厳しい。
ちなみに現在流通しているプリウスαの中古車は、5人乗りが圧倒的に多い。これは、発表当初7人乗りの生産が間に合わなかった影響が大きいだろう。
ライバル興亡史
2011 プリウスα
デビュー。
プリウスの低燃費性能を受け継ぎつつ、ゆとりの室内空間を備えたワゴン/ミニバンとして誕生
2011 フリードハイブリッド
デビュー。
08年にデビューしたフリードの追加モデルとして、居住性や使い勝手の良さ、低価格を売りに誕生
2012 プリウスα
一部改良。
S、S“ツーリングセレクション”、G“ツーリングセレクション”などラインナップを充実化
2012 フリードハイブリッド
マイナーチェンジ。
全グレードでHIDライトなど装備を充実化、一部グレードで右側電動スライドドアを標準搭載
2014 フリードハイブリッド
マイナーチェンジ。
外観デザインをリフレッシュしつつ、UVカットガラス、アレルクリーンシートなど快適装備を追加
2014 プリウスα
マイナーチェンジ。
外観デザインを精悍なイメージに変更。内装の質感を向上。LEDヘッドランプなど先進装備を採用
まだ高めの低価格車と安くなった高価格車
プリウスαは5人乗りと7人乗りがあり、フリードハイブリッドには6人乗りと7人乗りがある。通常の乗用車は定員5名だが、5人乗ったらギュウギュウ詰めで、事実上4人が定員。だから、1台に6人がゆったり乗れると、ぐっと世界が広がる感覚が味わえる。
ただしプリウスαの場合は、3列シートの7人乗りモデルの中古車はかなりレアで、全体の2割以下しかない。レアなぶん相場も高い。5人乗りなら200万円前後で十分探せるが、7人乗りは230万円前後が中心になる。
一方のフリードも7人乗りはレアだが、6人乗りでも利便性が損なわれることはない。実際のところ、7人乗りに7人乗ることなどほとんどないし、6人乗りだと2列目シートがセパレートになり、3列目へのアクセスが断然グッド。使い勝手に優れている。フリードハイブリッドの新車価格は約240万円。中古車は170万円前後が中心だ。値落ち額はプリウスαと大差ないが、絶対額には約60万円の差がある。
フリードハイブリッドは、プリウスαの7人乗りよりぐっと安くて、ミニバンとしての使い勝手もずっと上。ボディがコンパクトなぶん燃費もそれほど大きな差はない。負けているのは、プリウスというブランドがないことくらいだ。
やはりこの勝負、フリードハイブリッドの勝ち!
今回のジャッジ

絶対額がぐっと安くミニバンとしても使いやすい
プリウスブランドで人気のプリウスαだが、フリードだって燃費は優れている。さらにフリードのほうが使い勝手も優れているし、なにより相場が安くて魅力的。
※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net12月調べ