フォード マスタング 2022年モデルにステルスエディションを設定

　フォードは現地時間の10月6日、2022年モデルのマスタングに「ステルスエディションアピアランスパッケージ」を設定、マスタングGTカリフォルニアスペシャルには初めて「GTパフォーマンスパッケージ」を設定すると発表した。これらマスタングの2022年モデルは今年の後半に注文受付を開始、2022年の第1四半期に車両がショールームに到着予定だという。

マスタングに初のステルスエディションが登場

　マスタング エコブースト プレミアムの310ターボモデルに、その名の通りブラックアウトされたファストバックを持つ、「ステルスエディション アピアランスパッケージ」が追加された。随所に与えられた黒のアクセントにより、禍々しさとスポーティさが同居した、まったく新しい個性を獲得している。

　ステルスエディションアピアランスパッケージには、エボニーブラック塗装の19インチアルミホイール、ブラックポニーバッジ、パフォーマンスリアウィング、ブラックミラーキャップ、新型マスタング・アピアランスパッケージのアイスホワイトと共通の新しいクリアLEDテールランプカバーなどが装備される。インテリアでは、マット＆グロスブラックのインストルメントパネルバッジや、ライトアップされたシルプレートなどが新たに採用された。

　ステルスエディションには、アトラスブルー、カーボナイズドグレー、ダークマター、シャドーブラックの4色が用意される。

カリフォルニア・スペシャルにGTパフォーマンス・パッケージのオプションを追加

　カリフォルニアスペシャルは、初代マスタング以来、地域限定のアピアランスパッケージとして、特別なスタイリングを表現してきた。2022年モデルのマスタングGTカリフォルニアスペシャルは、この伝統を体現している。

　最新のカリフォルニアスペシャル・アピアランスパッケージは、2022年マスタングGTプレミアムのファストバックおよびコンバーチブルモデルをベースに、オリジナルバージョンのブラックアウトされたグリル、サイドレーシングストライプ、リアフェンダースコップへのオマージュを込めたもの。

　「GT/CS」のサイドストライプは、フロントフェンダーからリアフェンダースクープまで続いている。トランクリッドにはエボニーブラックとレースレッドの文字で描かれたカリフォルニアスペシャルバッジが取り付けられ、「GT/CS」バッジの付いたハニカムグリルがユニークな印象を与えている。GTパフォーマンスパッケージの大型フロントスプリッターは、アイコンとしてのハンドリング性能を強調する。

　また、ファストバックモデルにはGTパフォーマンスパッケージのパフォーマンスリアウィングが、コンバーチブルのカリフォルニアスペシャルにはスポイラーディレイが標準装備。カリフォルニアスペシャルには、ユニークな5本スポークの19インチペイント済み機械加工ホイールが装着される。ボンネットの中では、5.0リッターV8エンジンの上にカリフォルニアスペシャルのバッジが付いたシグネチャーストラットタワーブレースが装備されている。

　インテリアでは、リッチブラックのMikoスエード調ドアインサート、「GT/CS」ロゴをエンボス加工したスエード調シートにレッドステッチを施し、「GT/CS」のカスタム刺繍をあしらったフロアマットを採用している。インストルメントパネルはカーボンヘックスアルミニウムで仕上げられ、助手席側にはカリフォルニアスペシャルの特徴であるスクリプトバッジが取り付けられている。

　カリフォルニアスペシャル初の試みとして、ハンドリングとドライビング・ダイナミクスの向上を可能にする「GTパフォーマンスパッケージ」を設定し、これまでのカリフォルニア・スペシャルの中で最も高性能なモデルとなった。

　GTパフォーマンスパッケージは、ブレンボ製6ピストンフロントブレーキキャリパー、ヘビーデューティフロントスプリング、大型チューブラーリアスタビライザー、全体的に低い車高、Kブレース、ストラットタワーブレース、フロントサブフレームVブレース、トルセンリミテッドスリップディファレンシャル、独自のスタビリティコントロール、電動パワーステアリングのチューニングなど、パフォーマンスとハンドリングに関するさまざまな機能が追加された。フロント19×9インチ、リア19×9.5インチのスタッガードホイールにピレリ製サマータイヤを装着し、ハンドリングのグリップ感をさらに高めている。

　カリフォルニアスペシャルのボディカラーは、アトラスブルー、カーボナイズドグレー、サイバーオレンジ、ダークマター、グラバーブルーメタリック、アイコニックシルバー、ラピッドレッド、シャドウブラック、オックスフォードホワイトの6色がラインナップされる。