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更新日:2021.09.22 / 掲載日:2021.09.22

フォード 新型エクスペディション2022年モデルを発表

フォード エクスペディション ティンバーライン
フォード エクスペディション ティンバーライン

 フォードは現地時間9月21日、フラッグシップSUVである新型エクスペディションの2022年モデルを発表した。モデルラインナップを拡大し、新しい運転支援技術やコネクテッド技術を搭載。オフロードに強いティンバーラインシリーズを新たに追加している。2022年の第1四半期に発売予定。

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新機能や新技術を搭載、ラインアップ拡充したエクスペディション

フォード エクスペディション プラチナム

 新型エクスペディションは、さまざまな新機能や新技術を搭載。
 初のティンバーラインシリーズは、クラス最高の地上高10.6インチで、ジープワゴニア(最大10インチ)を上回り、最大牽引力は9,300ポンドにもなる。

 ラインナップを拡充した新型フォード・エクスペディションは、フルサイズSUVカテゴリーが過去にもたなかったような要素を備え、ファミリー層の女性もそのターゲットだという。

 今回のラインアップ拡充により、エクスペディション XLからプレミアムモデルのエクスペディション プラチナムまでの各シリーズに加え、新たにステルスエディションパフォーマンス パッケージとティンバーラインモデルが加わっている。

ティンバーライン-エクスペディション史上最高のオフロード性能

 エクスペディション史上最もオフロード性能の高いモデルである新型エクスペディション・ティンバーライン。このモデルは、クラス最高の10.6インチの最低地上高と広いトラックを標準装備し、エクスペディションのトレイル能力を高めた。ティンバーラインには、フォードの高出力3.5リッターEcoBoost V6エンジンを搭載し、最高出力440ps、最大トルク510lb-ftを発揮する。

 より機能的なアップグレードとしては、ブロンコに搭載されているシステムと同じ、ヘアピンのトレイルで回転半径を小さくするトレイルターンアシスト、頑丈な33インチのグッドイヤー・ラングラーATタイヤ、2速トランスファーケース、丈夫なF-150ラプターのアンダーボディシールドなどがある。

ステルスエディション・パフォーマンスパッケージ

 新型エクスペディション・ステルスエディション・パフォーマンスパッケージは、アスレチックなスタイリングとスポーツチューンされたサスペンションを備え、クラス最高の出力を誇る3.5リッターEcoBoostエンジン(最高出力440ps、最大トルク510lb.ft)を搭載し、オンロードでの楽しさと信頼性が高められた。

 ステルスエディション・パフォーマンスパッケージは、グリル、ミラーキャップ、ルーフレール、ランニングボード、テールゲートアップリケ、リアバンパースキッドプレート、フォグランプベゼル、ヘッドランプハウジング、テールランプハウジングなどがグロスブラックで統一され、モダンでスタイリッシュな雰囲気に(エクスペディションリミテッドとリミテッドMAXに設定)。また、22インチのプレミアムブラックアルミホイールには、独特のレッドブレーキキャリパーを装着。”エクスペディション”と “リミテッド”のブラック・バッジが前後に配され、新たにブラックフォードオーバルエンブレムが追加されている。

初搭載の安全運転支援機能「フォード・ブルークライズ」

フォード・ブルークライズ イメージ
フォード・ブルークライズ イメージ

 エクスペディション・プラチナムには、高速道路でのハンズフリー運転支援技術であるフォード・ブルークライズが初搭載される。この新機能は、ストップ&ゴー、レーンセンタリング、速度標識認識機能付きインテリジェント・アダプティブ・クルーズ・コントロールをベースに開発された。この機能により、高速道路でハンズフリーで車を操作することが可能になる。また、ドライバーが道路から目を離さないように、運転席のカメラで監視される(これらはハンズフリー・ブルーゾーンと呼ばれる分割された高速道路の事前認証区間に対応)。

 さらに、12.4インチの高精細デジタルメータークラスターが用意される。このメータークラスターには、オンデマンドの大型情報表示エリアに加え、ドライブモードに応じてオフロードデータやターンバイターンのナビゲーションを表示するなど、エクスペディション専用のグラフィックやアニメーションが搭載されている。

 エクスペディションでは、サブウーファーを含む22個のスピーカーを搭載したBang & Olufsen Unleashed サウンドシステムを用意し、オーディオ体験を向上。エクスペディションのキングランチ、プラチナム、ステルス・パフォーマンス・エディション・パッケージ、ティンバーラインに搭載されている360度サラウンド・サウンドとともに、クラス最高のスピーカーを搭載する。

 後席エンターテイメントシステムには、Amazon Fire TVが搭載され、16ギガバイトのストレージを備えた高解像度タッチスクリーン上で、多彩なコンテンツを楽しむことが可能。ビデオストリーミング、ゲーム、音楽、ダウンロードした番組の視聴などが可能になっている。

新型エクスペディション、クラスで最も多くの運転支援技術を用意

交差点アシスト イメージ

 新型エクスペディションには、標準およびオプションのドライバー支援機能が搭載される。

・ロードエッジ検出:境界線がはっきりしている道路ではステアリングシステムを作動させ、車線内での位置を維持できるようにする機能。
・交差点アシスト:交差点にて、フロントカメラとレーダーセンサーを使用し、左折しようとしている時の対向車を検知。対向車と衝突する危険性がある場合は、車両が警告を発し、ブレーキをかけることができる。
・リバースブレーキアシスト:駐車場からバックで出る際、歩行者や車両を感知してドライバーに警告し、衝突の危険性がある場合は自動的にブレーキをかける機能。
・回避ステアリング・アシスト:走行中、前方に遅い車や止まっている車が現れた際、衝突を回避する。操舵は行われないが、システムの警告が出て前方の車両を回避する必要がある場合に、追加の操舵サポートが提供される。
・アクティブ・エア・ダム:空力特性を向上させるこの新機能は、時速40マイル以上になると展開し、市街地走行や駐車場で低速になると自動的に格納される。

よりスマートに、より大きな牽引力

ティンバーライン試作モデル(アクセサリー装着)

 新型エクスペディションでは、アウトドアライフをより楽しむために、トレーラーの連結と管理をより簡単にする機能を搭載。これにより、キャンプ場やボート乗り場にバックでスムーズに入ることができる。

 「プロトレーラーバックアップアシスト 2.0」は、リアカメラとパークエイドセンサーを使ってトレーラーを検知し、ユーザーは操作ノブとバックアップカメラの画面で指示を出す。従来のシステムを改良し、これらをすべて自動化することで、よりシームレスな動作を実現した。

 エクスペディションは、ヘビーデューティートレーラー牽引パッケージを装着した場合、最大9,300ポンドまで牽引することが可能となる。

 フォード・エクスペディション2022年モデルは、ケンタッキー州ルイビルのケンタッキー・トラック・プラントで組み立てられ、2022年の第1四半期に発売される予定。

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