輸入車
更新日:2021.03.09 / 掲載日:2020.09.04

ひと味違う4ドアセダンに乗りたい【輸入車コンシェルジュ】

文●ユニット・コンパス
(掲載されている内容はグーワールド本誌2020年10月号の内容です)
※中古車参考価格はすべてグーネット2020年8月調べ。
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。


クルマ選びでいちばん大切なのは、購入したクルマが自分にフィットすること。そこでこのコーナーでは、相談者の夢や希望を元に編集部がオススメの輸入車を紹介!夢を実現化できる金額「予算400万円」をキーワードとして、毎回定番から意外性のあるものまで、さまざまな輸入車を提案していきます!

相談者[S・Yさん]44歳/コンサルティング会社経営/既婚
 大手商社から独立し起業を成功させた今回の相談者。昔から移動の相棒はセダンと決めていて、これまで国産、輸入車を問わず多くの定番モデルを乗り継いできたとのこと。今回、乗り換えにあたって、あえてこれまで乗ったことのないタイプに挑戦してみたいと相談になりました。

ひと味違う4ドアセダンに乗りたい

 かつて、クルマの王道といえば3BOXの4ドアセダンで、純白のマークIIやクラウンが街で幅を利かせる、そんな時代がありました。そこから時は流れ、いま流行の先端にいるのはSUV。でも、みんながみんな同じ流れに乗る必要なんてありません。人は人、自分は自分、好きなクルマに乗り続けるほうがカッコいい。
 今回の相談者は、まさに自分のスタイルが決まっている方で、4ドアセダン一本釣り。これまでさまざまな4ドアセダンを乗り継いできたとのことですが、ここにきてちょっと定番を外したひと味違うモデルに乗ってみたいとのこと。その気持ち、よくわかるなぁという方も多いのではないでしょうか。
 相談者が求める気持ちはちょっとした味変。気分転換に近いもの。あくまでも4ドアセダンとしての魅力を備えながらも、定番モデルにはない新鮮な個性、乗り味、所有する喜びが必要になります。
 今回オススメする3台のモデルは、どれも王道に近く、それでいながら独自のキャラクターを持つ個性派。これを機に個性派モデルのおもしろみを楽しみ続けるのもよし、また王道に戻るのもよし。ご自身のクルマ選びに軸があるからこその、楽しい寄り道になることでしょう。

【ジャガー XE】老舗が送り出したコンパクトセダンは紳士的かつスポーティという独自の世界

 ジャガーは、クルマの魅力は美しさと高性能にあると見抜いたブランドです。戦後、そうした魅力的なモデルを立て続けに登場させたジャガーはアメリカ市場で大成功を収め、外貨獲得に貢献したとして創業者のウィリアム・ライオンズは王室よりナイトの称号を授与されました。 現在ジャガーは、XJ、XF、XEという3モデルのセダンをラインアップしています。そのなかでオススメモデルとして選んだのが、2015年にデビューしたばかりのXE。Cクラスや3シリーズといった強力なライバルがいるDセグメントに正面から挑戦した意欲作で、クラスで初めてアルミモノコックを採用するなど先進的。その精神は1950年代に大ヒットした名車Mk2を受け継いでいます。 そのスタイルはライバルよりもワイドで低く構えたジャガーらしいもの。ボディだけでなくエンジンも軽量で、その走りは俊敏でありながらしなやかという奥深いものに仕上がっています。まさに定番から乗り換えるのにふさわしい1台でしょう。

2016年 ジャガー XE 20d Rスポーツ(8速AT) ●全長×全幅×全高:4680×1850×1415mm ●ホイールベース:2835mm ●車両重量:1660kg ●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ ●排気量:1999cc ●最高出力:180ps/4000rpm ●最大トルク:43.8kgm/1750-2500rpm ●中古車参考価格:200万円~580万円(14年~20年 全グレード)

【キャデラック CTS】ニュルで鍛えたアメ車界きってのエリート系スポーツマンキャラ

 脱定番といえばこちらもオススメ。アメリカを代表する高級車ブランドがドイツ勢に本気で立ち向かったスポーツセダン。排気量2Lにもかかわらず、ターボパワーで276馬力と非常にパワフル。そのキャラクターを人間にたとえたら、「外資系企業勤務の帰国子女、スポーツ万能」といったところ。

2017年 キャデラック CTS プレミアム(8速AT) ●全長×全幅×全高:4970×1840×1465mm ●ホイールベース:2910mm ●車両重量:1780kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1998cc ●最高出力:276ps/5500rpm ●最大トルク:40.8kgm/3000-4500rpm ●中古車参考価格:280万円~525万円(14年~20年 CTS全グレード)

【フォルクスワーゲン パサート】ドイツ人が選んだ傑作セダン ぜひ2Lターボでご賞味あれ

 ドイツではベストセラー常連の定番セダン。残念ながら日本においては必ずしもそうではないのが現状ですが、実力については折り紙付き。1.4LTSIの実直さも魅力的ですが、いち押ししたいのがパワフルな2Lターボ搭載の2.0TSI Rライン。特に高速ステージでの走りっぷりは圧巻です。

2018年 フォルクスワーゲン パサート 2.0TSI Rライン(6速AT・DSG) ●全長×全幅×全高:4785×1830×1460mm ●ホイールベース:2790mm ●車両重量:1510kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1984cc ●最高出力:220ps/4500-6200rpm ●最大トルク:35.7kgm/1500-4400rpm ●中古車参考価格:140万円~360万円(15年~20年 パサート全グレード)

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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