輸入車
更新日:2021.03.09 / 掲載日:2018.12.28

走りに感動できるMモデルに乗りたい【輸入車コンシェルジュ】

文●ユニット・コンパス
(掲載されている内容はグーワールド本誌2019年2月号の内容です)
※中古車参考価格はすべてグーネット2018年12月調べ。


クルマ選びでいちばん大切なのは、購入したクルマが自分にフィットすること。そこでこのコーナーでは、相談者の夢や希望を元に編集部がオススメの輸入車を紹介!夢を実現化できる金額「予算400万円」をキーワードとして、毎回定番から意外性のあるものまで、さまざまな輸入車を提案していきます!

相談者[M・Kさん]46歳/会社員/既婚
 青春時代は国産スポーツモデルでサーキットの走行会にも出かけていたという今回の相談者。結婚後はミニバンに乗っていたものの、子育てがひと段落したこともあり、久しぶりに自分のためにクルマ選びができることに。走りがいいと評判のBMW Mモデルのご相談と相成りました。

走りに感動できるMモデルに乗りたい

 クルマ選びは予算や好みだけでなく、ライフステージに大きく左右されるもの。相談者であるM・Kさんは、これまで国産スポーツカーを乗り継ぎチューニングなども楽しんできたクルマ好き。しかし、結婚後は家族を優先してミニバンにスイッチ。家族といっしょに出かける楽しい時間を過ごしてきたものの、いつも心のどこかにスポーツカーへの憧れが捨て切れなかったと言います。
 今回は、買い替えではなく、ミニバンを所有しながら、ほぼ自分専用のクルマとしてスポーティなクルマを探しているとのこと。一方で、年齢的なこともあり、昔のような、本格的スポーツカーはちょっと荷が重いという気持ちもあるようです。
 そこで注目しているのがBMWのMモデル。洗練された内外装に高い走行性能を秘めた、まさしく大人のためのスポーツカーです。 相談者からのオーダーは、絶対的な性能はもちろん、乗って感動が味わえること。
 なるほど、いまのクルマはどれも高性能になりましたが、運転して感動できるレベルにあるモデルはかぎられます。しかしM社が手がけた特別なBMWは別です。ノーマル車とは明らかに異なる乗り味で、きっと相談者を満足させてくれることでしょう。
 問題は相談者が用意した400万円後半という予算のなかで、どのモデルをチョイスするかということ。ここを間違えると、感動どころか、後悔することにもなりかねません。

【BMW M5】アイドリングからレッドゾーンまで最大級のトルクを叩き出す

 スポーティセダンの代名詞である5シリーズをベースに、560馬力を発生させる4.4LV8エンジンを搭載する先代M5。このさらにひとつ前の世代はV10エンジンを搭載していましたが、最高出力は50馬力以上もこちらが上。しかも4WD化された現行モデルとは異なり、伝統的な後輪駆動。端正なルックスに隠れているものの、じつは歴代モデルのなかでもトップクラスの武闘派。まさしく「羊の皮を被った狼」です。
 街中ではノーマルモデルとほぼ変わらない引き締まっていながらも洗練された乗り心地。それでいながら、ハイウェイやワインディングでは暴力的とも言える爆発的パワーを炸裂させます。
 正直にいいますと、今回の予算ではM5は若干敷居が高いと言えるでしょう。なぜなら、先代M5はたしかに400万円から探すことができますが、400万円から500万円の価格帯の車両は専業店によるものが多く、保証の面でリスクがあるからです。ですが、クルマが素晴らしいことは間違いなく保証します。

2011年 BMW M5(7速AT・DCT) ●全長×全幅×全高:4910×1891×1456mm ●車両重量:1945kg ●エンジン:V8DOHCターボ ●最高出力:560ps/5750-7000rpm ●最大トルク:69.3kgm/1500-5750rpm ●排気量:4395cc ●中古車参考価格:400万円~800万円(11年~17年 全グレード)

【BMW M3(先代)】自然吸気エンジンを搭載する最後のM3

 同じくV8を搭載するMモデルでも、こちらの先代M3が搭載するのは4Lの自然吸気エンジン。最高出力を発揮するのはなんと8300rpmという超高回転型ユニット。それをマニュアルで運転するのだから、感動しないわけがありません。繊細かつ刺激的、まさにMモデルらしさが凝縮された1台です。

2007年 BMW M3クーペ(6速MT) ●全長×全幅×全高:4620×1805×1425mm ●車両重量:1630kg ●エンジン:V8DOHC ●最高出力:420ps/8300rpm ●最大トルク:40.8kgm/3900rpm ●排気量:3999cc ●中古車参考価格:320万円~540万円(07年~14年 全グレード)

【BMW M3】レーシングカーレベルの性能を実用性と両立させた最新作

 一方こちらは現行モデルのM3。予算オーバーであるクルマをあえて紹介するのにはもちろん理由があります。認定中古車のバリューローンを活用すれば、月々の支払い額はほぼ同じにできるから。素晴らしく速く、それでいてクール。最新技術が可能にした到達レベルの高さに感動すること間違いなし。

2014年 BMW M3(7速AT・DCT) ●全長×全幅×全高:4685×1875×1430mm ●車両重量:1640kg ●エンジン:直6DOHCターボ ●最高出力:431ps/7300rpm ●最大トルク:56.1kgm/1850-5500rpm ●排気量:2979cc ●中古車参考価格:540万円~950万円(14年~18年 全グレード)

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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