輸入車
更新日:2025.03.11 / 掲載日:2025.03.10
BMW 5シリーズを中古で買うなら?予算400万円で狙えるおすすめモデル3選

先代5シリーズがとても気になっています【輸入車コンシェルジュ】
文●ユニット・コンパス 写真⚫︎澤田和久、ユニット・コンパス
※中古車参考価格はすべてグーネット2025年2月調べ。
※ナンバープレートはすべて、はめ込み合成です。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2025年4月号の内容です)
クルマ選びでいちばん大切なのは、購入したクルマが自分にフィットすること。そこでこのコーナーでは、相談者の夢や希望を元に編集部がオススメの輸入車を紹介!夢を実現化できる金額「予算400万円」をキーワードとして、毎回定番から意外性のあるものまで、さまざまな輸入車を提案していきます!
相談者[K・Fさん]
51歳/会社員/既婚
相談者K・Fさんは、クルマの運転が大好き。1000kmを超えるような超ロングドライブも楽しめてしまうそうです。日常での使い勝手はもちろん、ロングドライブでの楽しさや快適性を考えてBMW5シリーズを希望しています。400万円という予算ですので、先代モデルを中心に5シリーズの中古車事情を紹介しましょう。

先代5シリーズがとても気になっています
中古車のおもしろさでもあり、怖さでもあるのが、クルマの魅力と価格が必ずしもリンクしないことでしょう。
中古車の価格は、市場の需要と供給によって決まります。欲しい人が多ければ相場が上がり、そうでなければ下がっていく。なかには、新車で人気があるのに、中古車になるとそれほど人気がないクルマというジャンルもあるのです。その代表例がまさに、ラグジュアリーブランドの上級セダン・ワゴンでしょう。
相談者が気になっているという5シリーズもこのパターンに当てはまります。ブランドが威信をかけて開発した看板車種であるため、その実力は折り紙付き。しかも先代5シリーズであれば最も古いものでも2017年の登録ですから、まだコンディションのいい車両が探せます。このあたりの世代の輸入車は、新車保証とケアプランの充実により、ディーラーで定期的に点検整備を受けていた個体も増えています。
一方で維持費、故障時の修理代といったリスク、手放す際の査定額については覚悟が必要。上級グレードになるとタイヤ交換の費用も大きい負担になってくるでしょう。
まさに輸入中古車購入の醍醐味を味わえる買い物です。くれぐれも店選びは慎重に。グッドラック!
【BMW 5シリーズ セダン(先代・前期)】高級スポーツセダンの代名詞が300万円台で選び放題!

先代5シリーズの前期モデル(2017年〜2020年)は、中古車マニアがターゲットにしている車種ランキング上位モデル。年式と価格、内容のバランスが絶妙です。
7世代目5シリーズ、コードネームG30(セダン)・G31(ツーリング)世代の特徴は、プラグインHVを含めた多彩なエンジン、高性能な四輪駆動、先進運転支援技術の搭載などなど。現行型とコンセプトが地続きであることがわかるでしょう。導入時の新車価格は599万円から1017万円でした。
先代5シリーズの中古車物件の7割近くが前期モデルに集中。特にベーシックな「523」系は、200万円前半から数多く探せます。中級グレードの「530」系は、台数は多くないものの、300万円以下で探せコストパフォーマンスに優れる印象です。一方で、3L直6ターボを搭載する「540i」は非常にレアとなっています。
ちなみに認定中古車は専売店より高値ではありますが、素性のよさと充実したサポートが魅力です。

2017年 BMW 523d ラグジュアリー(8速AT) ●全長×全幅×全高:4945×1870×1480mm ●ホイールベース:2975mm ●車両重量:1700kg ●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ ●排気量:1995cc ●最高出力:190ps /4000rpm ●最大トルク:40.8kgm/1750-2500rpm ●中古車参考価格:200万円〜450万円(17年〜20年 5シリーズ セダン 全グレード)
【BMW 5シリーズ ツーリング(先代・前期)】遊び心を表現したいならツーリングはもってこい

5シリーズの二枚看板であるツーリングも魅力的な選択肢です。装備や乗り心地を含めた上質感は、セダンと同等レベルにあります。それでいて利便性は高く標準でも570L、後席をたためば1700Lまで拡大します。難しいのはセダンに比べて流通台数が少なく、選択肢が狭まってしまうところでしょうか。

2017年 BMW 540i xDrive ツーリング ラグジュアリー(8速AT) ●全長×全幅×全高:4950×1870×1500mm ●ホイールベース:2975mm ●車両重量:1900kg ●エンジン:直6DOHCターボ ●排気量:2997cc ●最高出力:340ps /5500rpm ●最大トルク:45.9kgm/1380-5200rpm ●中古車参考価格:215万円〜700万円(17年〜23年 5シリーズ ツーリング 全グレード)
【BMW 5シリーズ セダン(先代・後期)】コンディションや装備重視なら後期型のベーシックモデルを

2020年9月のマイナーチェンジで後期型となりました。目印はシャープな顔つき。主な改良点は運転支援技術で、「ドライビングアシスト・プロフェッショナル」が全車標準。ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能など高度な支援機能が自慢です。グレードまたは年式を工夫すれば予算に収まります。

2020年 BMW 530e Mスポーツ(8速AT) ●全長×全幅×全高:4975×1870×1485mm ●ホイールベース:1910mm ●車両重量:1910kg ●エンジン:直4DOHCターボ+モーター●排気量:1998cc ●最高出力:184ps /5000rpm ●最大トルク:30.6kgm/1350-4000rpm ●中古車参考価格:380万円〜730万円(20年〜23年 全グレード)