中古車購入チェックポイント
更新日:2018.12.02 / 掲載日:2016.01.22
軽・イズ・ベスト!

「安かろう悪かろう」はもう過去の話。コスパに優れる軽カーはアナタにとって最適な選択肢かもしれない。軽自動車の基礎知識から中古車相場、購入時のチェックポイントを知ってベストな1台を手に入れよう。
求められる能力の均衡がとれ さまざまなニーズに対応する

いまどきのクルマは、ユーザーから求められる条件が多い。言わずもがな、経済性や快適性、安全性をはじめとしたあらゆる面でオールマイティに我々のニーズを満たしてくれるクルマが人気を集めている。
こうした傾向を鑑みると、軽自動車は理に適ったクルマといっていい。突出した何かを持ちあわせているわけではないものの、ほとんどの車種はすべての能力を巧みなバランスでとり、あらゆるユーザーに満足感を与えてくれるからである。軽自動車の購入を検討している人も、「軽なんて」と食わず嫌いをしている人も、まずは軽自動車の特徴や種類を知って魅力に触れてみてほしい。
登録車と比べて 軽自動車って人気なの?
経済性を求めるニーズに応えるべく人気は上々
タイプや台数が増えたとはいえ、新車市場で購入できる軽自動車は46車種(OEM含む、’15年12月現在)で、登録車はその倍以上の台数をラインナップしている。こうした実情を考慮すると、増税以降、軽自動車の販売が不振と言われているものの、悲観する台数ではない。地方での需要は相変わらず多く、人気は登録車に対してひけをとらない。

※軽自動車の平成27年は1月~11月のデータ
中古の軽自動車って売れているの?
お手軽なアシとして幅広い層から支持されています
軽自動車の性能や質感が高まり、登録車からの乗り換えが増加するという動向は、中古車市場においても同様に見られる。とくに中古車の場合は車両価格がリーズナブルということもあり、日常のアシとしてクルマを求めるユーザーから選ばれている。新車よりも車種やタイプのバリエーションが豊富であることも、売れている要因のひとつだ。

小さくたってすべての条件を満たしています
軽自動車の優位性を購入動機から考える
今どきのユーザーが考えているクルマの購入動機を見てみると、軽自動車はどの項目もしっかりと条件を満たしていることがわかる。アンケートは登録車も含めた回答だが、軽自動車の場合、価格というもっとも重視する項目に対しては、登録車よりも好条件だといえる。それぞれの項目に対する軽自動車の優位性が何かを考察しよう。

1.価格
1.価格
新車の場合は100万円を超え、グレードによってはコンパクトカーなど、小型車の価格に接近しているが、リーズナブルであることは変わりない。コストパフォーマンスという点で見ても、十分に満足できるはず。
2.スタイル
2.スタイル
軽自動車には標準的な仕様と、専用のエアロパーツやアルミホイールで架装したカスタムモデルがラインナップされている。価格は若干高めの設定となるが、独特の個性がアピールされ所有する満足感が得られる。
3.ボディサイズ
3.ボディサイズ
全長が3400mm以下、全幅1480mm以下、全高は2000mm以下という規定が設けられている。そのためボディサイズは小さいが、取り回しがしやすく、狭い道も躊躇せずに走れる。市街地での扱いやすさはピカイチ。
4.走行性能
4.走行性能
エンジンの排気量が小さいので、パフォーマンスはお世辞にも高いとはいいがたい。しかし、日常的な用途で不満に感じることはないだろう。スポーツモデルは、車重の軽さを活かして軽快な運転感覚が味わえる。
5.ボディカラー
5.ボディカラー
白、黒、シルバーといった定番はもちろん、オレンジやピンク、さらにはオシャレなパステルカラーも用意されている。中古車の場合は、同一車種であってもボディカラーで車両価格が変わるので重要な項目となる。
6.燃費
6.燃費
ランニングコストを抑えたいと考える人にとって燃費は最重要項目。軽自動車は排気量が660cc以下であることから消費燃料が少なくてすむ。車種によってはモーターを使わずに30km/Lを超える性能を発揮する。
7.安全装備
7.安全装備
かつてはオプション設定だったABSや横滑り防止装置が今や標準装備され、近頃はレーダーを用いた衝突被害軽減ブレーキも必須の機能となってきた。衝突安全性も厳しい基準を満たしており安全性も高水準だ。
まずは軽自動車のタイプを知ろう!

ユーザーニーズの多様化によって、さまざまなタイプがラインナップされている。それぞれに特徴があるので、購入するときには用途や目的に適しているかをしっかりと確認しておくことが肝要だ。
ハイルーフタイプ
バランスのよさで幅広いニーズに対応する
ワゴンRやムーヴが登場した’90年代以降、軽自動車クラスにおけるスタンダードとして多くのユーザーに選ばれてきた。適度に広い室内には便利な収納スペースが豊富に備わり、荷室の使い勝手も良好。ルーフが高めに設定されているが、スーパーハイルーフほど走行性能に不満を感じることはない。燃費性能は軽自動車クラスの平均的な水準をキープしている。すべての能力が及第点以上でさまざまなニーズに柔軟に対応できるのが魅力なのだ。
スズキ ワゴンR
ハイルーフタイプのベストセラーモデル。基本性能の高さで幅広い層から支持される。
ハイルーフタイプのココがGOOD!
ハイルーフタイプのココがGOOD!
もともと燃費性能に優れているのだが、スズキのエネチャージをはじめ、各メーカーとも独自の機能をプラスすることによってさらなる低燃費化を図っている。能力はハイブリッドカーに匹敵するほどだ。
ハイルーフタイプのココがBAD!
ハイルーフタイプのココがBAD!
バランスのよさが魅力で、ウィークポイントがほとんど見当たらない。しいて挙げるなら装備内容が簡素な点。中古車を購入する場合は、ナビなど新車時にオプションだった装備が備わっているかを要確認。
スポーツタイプ
どんな場面でもファンな走りを堪能できる
かつて『ABCトリオ』と称されたAZ-1、ビート、カプチーノが軽スポーツというジャンルを確立。その後コペンも加わったが、スポーツカークラス全体の販売が振るわず、すべて絶版となる。最近では新車市場でコペンやS660が登場して賑わっているが、中古車市場には先述したABCトリオや先代型コペンを手に入れることが可能。流通台数が少なく趣味性は強いが、日本独自のスモールスポーツは所有する価値が大いにある。
ダイハツ コペン
爽快な走りが楽しめる軽オープンスポーツ。ルーフはスイッチ操作で開閉できる電動式。
スポーツタイプのココがGOOD!
スポーツタイプのココがGOOD!
排気量はもちろん、最高出力、最大トルクも軽自動車規格で定められた数値となっているが、車重の軽さを活かして爽快なフィーリングを味わわせてくれる。ターボエンジンの特性についても、スポーツ性を強調した設定がなされる。
スポーツタイプのココがBAD!
スポーツタイプのココがBAD!
ベース車ありきのスポーツタイプなら問題ないが、コペンをはじめとしたオープンモデルは実用性の面で難点がある。ルーフを閉めているときはいいが、オープン時は、トランクスペースが狭まり荷物が積めない。
スーパーハイルーフタイプ
使い勝手のよさが持ち味でファミリーにも最適
全長と全幅の寸法が軽自動車規格で定められた数値の上限に達したところで、室内の広さを確保するべくルーフ位置をさらに高めたのがスーパーハイルーフだ。ハコ型フォルムと両側スライドドアを備えたルックス、優れた利便性はまさに“小さなミニバン”を思わせてくれる。広々とした室内空間を活かし、4名乗車が快適にできて、荷物もたくさん積める。こうした特徴がファミリー層から支持され、軽自動車クラスで定番となった。
ホンダ N-BOX
ホンダが得意とするミニバン作りのノウハウを軽自動車に導入。優れた利便性を発揮する。
スーパーハイルーフタイプのココがGOOD!
スーパーハイルーフタイプのココがGOOD!
スライドドアは狭い駐車場でも乗り降りがしやすく、両手がふさがっているときでもワンタッチでドアが開閉できる便利な機能だ。ミニバンに慣れてしまったユーザーでも、使い勝手のよさに納得できるはず。
スーパーハイルーフタイプのココがBAD!
スーパーハイルーフタイプのココがBAD!
ルーフ位置が高く設定されているため、重心位置が高い。カーブでは車両の傾きが大きくなりがちで走りの面でデメリットがある。全幅にも制限があり、トレッド幅が狭いこともハンドリング特性に影響を及ぼしている。
ロールーフタイプ
誰にでも運転がしやすくてデイリーユースにもってこい
ルーフが低く設定されているが、全長や全幅は他のタイプと同じ。全高が低い分、小さく感じるため車両感覚が掴みやすく運転がしやすい。機能や装備内容がシンプルなのが特徴で、車両価格もリーズナブルな設定になっているのも特徴といえる。他のタイプに比べ車重が軽く小排気量でも思いの外キビキビと走り、燃費性能も良好だ。経済性に優れているのは言わずもがなで、運転のしやすさも含めデイリーユースに最適なタイプといえる。
スズキ アルト
従来のコンサバなスタイルから一転して、個性を前面に押し出す。燃費のよさがウリ。
ロールーフタイプのココがGOOD!
ロールーフタイプのココがGOOD!
取り回しのよさは軽自動車クラスのなかでも群を抜いている。狭い路地で対向車とすれ違うときでも不安に感じることはないだろう。燃費性能を重視してNAエンジンを搭載するが、発進・加速は実にスムーズで爽快。
ロールーフタイプのココがBAD!
ロールーフタイプのココがBAD!
あくまでも他のタイプとの比較となるが、室内が狭く感じる。とくに頭上スペースのゆとりが少なく、室内幅の狭さも影響して圧迫感を覚える。価格を抑えるために、シートの構造や素材がチープなのも気になるところ。
※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net 2015年12月調べ

中古の軽自動車って実際、買い得なの?
登録車と比較しても、軽自動車は新車と中古車の価格差がさほど大きくない。では、中古で買うメリットはどこにあるのか?はたまた、購入時のチェックポイントはどこか?について、新車・中古車を問わず軽自動車を取り扱う販売店から話を聞いた。
普通車と比較して軽自動車の相場は?
中古車の流通台数は多いが 相場は大幅に変動しにくい
中古車を選ぶうえで重要なファクターとなるのが価格相場である。クルマの購入を検討するときに、欲しいクルマが予算内で買えるかを考える目安となるのはもちろん、クルマを手放す際のリセールバリューを想定するうえでの判断材料にもなる。
ところが、相場を見極めるのはなかなか容易ではない。そもそも相場がどのように決められているかといえば、需要と供給のバランスによる。クルマの相場に限った話ではないが、需要が供給を上回れば相場は上がり、需要が供給を下回れば相場は下がるといった仕組みだ。当然のことながら需要と供給は常に一定ではないため、相場は日々変動している。このことを踏まえると、新車の売れ行きが好調で中古車市場における流通台数も多い軽自動車の相場は、下がっていく一方ということになる。実際、登録車の相場の動きと比べるとどのような違いがあるのだろうか。
「登録車も軽自動車も、初度登録から3年くらいは同じように値下がりしていきます。ただし、そこからが違ってくるんです。登録車の場合は、よほど人気があるクルマだったり希少車でないかぎり、車両価格は右肩下がりに落ちていきます。しかし、軽自動車の場合はもともと車両価格が低いということもあって、ある程度まで価格が下がるとそこで底を打つことが多いです。あまりにタマ数が多い車種になると話は別ですが、人気のある車種だとそれが顕著に表れますね」とスズキ府中販売の木村さんは話す。つまり、中古の軽自動車は流通台数が多いにもかかわらず需要がそれを上回ることで、登録車よりも相場が下がりにくい傾向にあるのだ。
だからといって、買いにくいということは決してない。軽自動車は小さい子どもを持つファミリー層や、通勤・通学のアシとして使う若い世代、子育てがひと段落して大きなクルマが不要となった世代など、新車のクオリティを強く求めない人、あるいは将来的に別のクルマに買い換える可能性がある人にとって、相場が下がりにくい中古の軽自動車はむしろ買い得といえる。
中古車市場における人気の軽自動車は?
軽自動車に限ったことではないが、中古車市場で人気を集めるクルマは、他車に比べてユーザーメリットをもたらす付加価値を多く備えている。例えばエブリイワゴンのように、日常的な用途からレジャーユースにまで幅広く応えられる機能や装備が充実しているクルマなら、市場での価値は下がりにくく、相場は常に安定している。誰もが重宝するクルマとあって、手放す人が少ないというのも相場が高値安定になる理由となっているのだ。
スズキ エブリイワゴン
中古の軽自動車ってすぐに壊れない?
作りのよさだけに満足せずあらゆる状態を確認しよう
軽自動車、それも中古となればそれなりにチープなイメージを持つ人も少なくない。事実、軽自動車はあらゆる面において価格を安くするためのつくりがなされている。そこで懸念されるのは、故障や不具合が発生する可能性が無いかだ。いくら中古の軽自動車が買い得といえど、修理費や維持費がかさんでは意味がない。クルマを購入する際、こうしたリスクを極力避けるにはどうしたらいいのだろうか。
木村さん曰く、「最近の軽自動車はとてもしっかりとつくられています。たとえば走行距離が10万kmを超えているとか、相当無茶な使い方をしていたということでなければ、中古の軽自動車だから早く壊れるなんてことはありません。ですが、メンテナンスがきちんと行われていないと故障の可能性も高くなるので、整備記録簿の内容は必ずチェックするべきですね。他にもエンジンの状態や使い勝手・機能性など、いくつかのチェックするべきポイントを押さえておけば、納得して購入することができます」とのこと。
軽自動車は使い勝手がよく女性からの人気が高いゆえに、メンテナンスが行き届いていないケースが間々ある。必ず整備記録簿に目を通して、メンテナンスの履歴を確認しておきたい。さらに、実車を見て使い勝手や状態を把握することも重要だ。例えばファミリーカーとして軽自動車を選ぶなら、スライドドアの有無やシートアレンジ、収納の数などがポイントとなる。これらをチェックすると同時に、気になる汚れやシートのヤレなどがないかも見ておこう。中古車ゆえに完璧を求めることはできないが、ポイントを押さえて実車を確認し、不明な点があれば販売店のスタッフに質問するなど、「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためのアプローチは必須なのである。
中古軽カー選びのチェックポイント
年式と走行距離
中古車価格の基準になる要素として年式と走行距離が挙げられる。同一車種でも新しく、距離が少なければ高値で、その逆なら価格は下がる。判断が難しいのは低年式で距離が少ない、または高年式なのに過走行という車両の場合だ。中古車に同じ条件の物件はないので、予算や使用目的などから判断して納得のいく選択をしてほしい。

クルマの状態
内外装のコンディションなど、目に見える部分のチェックは難しくないが、エンジンをはじめとした機関系の状態はプロの意見を参考にして判断しよう。もちろん、動かせるものはすべて動かし、動作に違和感がないかなど、少しでも気になる点があるなら販売店のスタッフに確認しておこう。
整備記録簿の内容
定期点検記録簿には過去の整備履歴が記載されている。車検や定期点検をはじめ、オイル交換などのメンテナンスが実施されていたかがわかる。点検には費用がかかるため、わざわざ点検するためにお金を支払っていたなら、大事にされていたと判断することができる。中古車に対する不安材料も払拭できるのだ。

記録簿がないからといって必ずしも不具合が生じるわけではない。しかし、整備の記録がしっかりと記載されていれば、前オーナーはクルマを大切にしていたというのが証明されるので安心できる。
使い勝手・機能性
登録車から乗り換えるユーザーが増加している要因でもあるが、今どきの軽自動車はさまざまな機能が採用されている。スライドドア、荷室を拡大するためのシートアレンジ。用途に応じて使い分けられる豊富な収納スペース。使い勝手を向上させる以外にも、安全装備や燃費向上を実現する機能も充実している。

便利な装備を充実させているが、ユーザーによっては必要性をあまり感じないものもある。車種によって内容が異なり、すべての車種に備わっているわけではないのでしっかりと確認しておこう。
試乗
車検が残っている車種であれば試乗が可能であるケースが多い。試乗できる条件を満たしているのに試乗不可の場合は、クルマになにかしらの不都合がある可能性があるので購入は控えたほうが無難だ。走行中に異音がしたり、ハンドルなどの操作系がスムーズに動かなかったりするようなクルマも、避けたほうがいいだろう。

営業 木村清文さん
スズキ府中販売(株)
東京都府中市若松町1-7-34
TEL:042-365-1451
定休日:年中無休
京王線・東府中駅から徒歩10分という好立地に店舗を構え、クルマだけでなく電車でもアクセスがしやすい。スズキの軽自動車と登録車の新車、中古車を専門に取り扱っている。
※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net 2015年12月調べ

使いみちで選ぶあなたにピッタリの軽カー
どんなクルマを購入する場合でも「なぜ必要か」を冷静に検討してほしい。それを考えることによって、クルマを購入する目的やどんなことに使用するかが見えてくるからだ。軽自動車はタイプや選択肢が豊富なのできっとあなたに合う1台があるはず。
クルマの能力を加味すれば納得の1台が必ず手に入る
クルマに備わっている機能や性能は、それぞれ使うユーザーのことを想定したものとなっている。もちろん「こんなユーザーがターゲット」という、概ねの想定となるが、ニーズを汲まずに作られているクルマは皆無といっていい。とくに軽自動車の場合は、ある一定の数を売る必要があるので用途や目的が明確になっているケースが多い。それだけに、選ぶ側も迷いが少ないはずだ。
中古車といえども数十万円の出費を伴うわけだから、用途に合致しないクルマを選ぶのは得策ではない。とりあえず乗れればいいというなら気にしなくていいが、長く使おうとするなら現在のあなたの状況はもちろん、数年後にどうなっているかも考えておくべきだろう。中古車市場にはさまざまな軽自動車が流通し、いろいろと選択肢が豊富。ぴったりの1台を手にすることが結果として得することになるのだ。
通勤・通学や買い物など日常のアシとしてフル活用
取り回しのよさや燃費性能を重視して選びたい
毎日使うクルマの場合、運転がしやすくて低燃費という条件が挙げられる。さらに気兼ねなく使えるということを考慮すると、ロールーフタイプがオススメとなるだろう。軽自動車はもともと経済性に優れた特徴を持つが、ロールーフタイプはそれに輪をかけた感があり、中古車相場も手頃で購入しやすい。奥様や娘さんのために購入する2台目としても有効な選択肢だ。
ダイハツ エッセ
価格が安くて低燃費といった軽自動車の本質を追究したベーシックなスモールカーだ。
エッセ相場データ

中古車市場データ 中古車価格帯:20.6万~66.7万円
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手荷物をサッとしまえたり、飲み物を置いたりできるスペースがあればいい。また、エッセやアルトシリーズのアルトラパンのように、洒落たスタイルのクルマは女性ユーザーにオススメしたい。
ダイハツ ミラ
セカンドカーとしての能力をフルに発揮する低価格と低燃費、運転のしやすさが備わる。
広い車内で家族みんなが楽しくドライブを満喫!
車内が広ければ居心地がよくて使い勝手も良好だ
スーパーハイルーフは、背の高さを活かして室内空間に十分なゆとりが確保されている。身長が120cmくらいの子供なら、車内で立ったまま着替えができる。こうした特徴はとくにファミリーにとって最適で、4人以上で乗車する機会がほとんどないならミニバンを購入するよりも断然お得で、得られる満足感も大きいはず。装備や機能も家族に適したものが備わる。
ダイハツ タント
助手席側センターピラーをなくして大きな開口部を確保。クラス随一の使い勝手を実現。
三菱 eKスペース
室内の広さとスライドドアによって実現した優れた利便性と、質の高い作りが魅力だ。
eKスペース相場データ

中古車市場データ 中古車価格帯:87.2万~120.9万円
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タントやeKスペース、スペーシアといったスライドドア付きのモデルは、さまざまな用途に対応できる。子どもと一緒に行動する機会が多いママにはこれがもっとも適している。
アクティブな趣味でも使い倒せるSUV
価格に見合った価値が得られる
軽SUVは、日常のアシにもレジャーにも使えるうえに、オフロードも難なくこなせる4WDシステムを搭載するなど、まさにオールマイティプレイヤーだ。クルマを趣味の道具として使いたいと考えている人に適している。他のタイプに比べ選択肢は少なく、相場も高値安定傾向にあるが、それも十分に納得できるほど高い能力を持つ。
スズキ ジムニー
’98年の登場以来、いまだ新車販売が継続されている本格軽クロカン。中古車も人気。
ジムニー相場データ

中古車市場データ 中古車価格帯:12.7万~152.6万円
三菱 パジェロミニ
パジェロのイメージを軽自動車で表現。ボディサイズは小さいが悪路走破性は抜群だ。
他人とかぶるのはイヤ!個性あふれる軽自動車
希少車ならオンリーワンのクルマを所有している気になれる
軽自動車クラスには売れ筋モデルが揃っているだけに、どうしても他人と同じクルマを選択することになってしまう。もちろん、他にはない完全に自分だけの1台とするのは不可能だが、希少車を狙えばオンリーワンは無理でも、他人とかぶりにくくなるのは間違いないだろう。ただし、流通台数が少ないため車両価格は年式のわりに高値になっているのは否めない。
ホンダ ビート
S660の登場により再度脚光を浴びている軽オープンスポーツ。MR駆動で走りは上々。
三菱 i-MiEV
世界初の電気自動車も登場から5年を経過し、中古車市場への流通台数も増加傾向だ。
i-MiEV相場データ

中古車市場データ 中古車価格帯:72.3万~133.8万円
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電気で走る軽自動車は世界広しといえどもi-MiEVのみ。ビートやカプチーノは年式の古さゆえに数は少ないが登録車のスポーツカーとは違う痛快なドライブを楽しませてくれる。
まとめ
ベストな一台と出合うにはまずは軽を知るところから
かつてはあくまでもセカンドカーとしての役割を全うするクルマとして重宝されてきた軽自動車だが、いまやその立ち位置は変化しつつある。景気の悪化や税制の見直しなど、さまざまな影響を受けて個々人の懐事情は厳しくなり、クルマを所有して維持していくのは誰にでも易しいことではなくなってきている。
こうした流れのなかで軽自動車人気は加速してきたわけだが、もちろん軽自動車のほうも競合車との勝負に勝つべく、性能面で格段にレベルアップが図られてきた。もはや軽自動車は我慢車の域を抜け出し、いつしかファーストカーとして十分な能力を持つクルマとして選ばれるまでになったのである。つまり、「中古の軽だからアシとして消耗しきってしまおう」という考え方は時代にそぐわなくなってきている。軽だからといって軽く見るのは禁物なのだ。
中古車相場にもそれが表れ、軽自動車の相場は下がりにくい傾向にある。買ってから後悔することのないように、あらかじめ購入時のポイントや、自分が求める性能、クルマの用途にマッチするかをチェックして、ベストな一台を選んでほしい。
※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net 2015年12月調べ