中古車購入チェックポイント
更新日:2018.11.28 / 掲載日:2015.10.30

先代モデルねらい撃ち

お買い得な中古車はここにある!先代モデルねらい撃ち

自動ブレーキが多くのクルマに標準装備されるなど、進化・高性能となる一方で、「高いな~!」と思わず声が出てしまうというひとも多いのでは?そこで今回オススメするのが、ほどよく新しく値段もこなれた先代モデル。中古車の安さと新車の安心感がミックスした注目のジャンルだ!

リスクを減らしつつもコスパを意識する

新しいクルマがほしい、でも新車はちょっと贅沢な感じがする・・・・・・。
そんなユーザーにとって中古車は魅力的な選択肢。だがその一方で、「購入後に壊れたら、高額な修理費が請求されてしまうかも」という不安もあるのではないだろうか。また、あまり古い中古車だと、購入後に長く乗ることができないかもしれないという考えもあるだろう。
中古車のコンディションを見抜くのは、じつはプロでも難しいこと。たとえば修復歴の有無については、専門家であれば見抜くことができたとしても、「壊れるか壊れないか」といった未来予測を正確に行うことはほぼ不可能といっていい。
では、そのようなリスクをどうすれば小さくできるのか。ひとつのアイデアとして今回提案するのが先代モデルをねらうということ。
現行型よりも安く、先々代よりも新しい先代モデルは、価格と内容のバランスがよく、ビギナーから中古車マニアまで幅広いユーザーにマッチすることが期待できる。
また、先代モデルであれば、ディーラーやショップによる保証付中古車も数多く存在する。保証があるだけで購入時の不安や購入後の負担は大きく軽減されるだろう。
今回の特集ではさらに、先代モデルの具体的なねらい目グレードも紹介する。もちろん、それ以外にもいい中古車は多数存在するが、ひとつのベンチマークとして意識してもらうとクルマ探しに役立つはずだ。

価格と安心感のバランスに優れる先代モデル

icon たとえば・・・・・・ホンダ オデッセイ

低床ミニバンという独自の個性を打ち出し人気車となったオデッセイ。その中古車市場はといえば、下のグラフのとおり主役は先々代から先代に移り変わろうとしている。今後はさらに物件数も増えて選びやすくなるはず。

  • 先々代

    先々代 ホンダ オデッセイ

    イチオシグレード:M  中古車参考価格帯:37万円~148万円(03年~08年 ※Mのみ)

  • 先々代

    GOOD
    とにかく価格が安い!
    中古車の数が多い
    BAD
    故障の心配がつきまとう

  • 先代

    先代 ホンダ オデッセイ

    イチオシグレード:Li 中古車参考価格帯:150万円~185万円(08年~13年 ※Liのみ)

  • 先代

    GOOD
    新車より価格が安い
    性能や装備が充実
    BAD
    中古車の数が少ない

  • 現行

    現行 ホンダ オデッセイ

    イチオシグレード:G 中古車参考価格帯:210万円~250万円(13年~15年 ※Gのみ)

  • 現行

    GOOD
    新車に近い気分で乗れる
    保証付の物件が多い
    BAD
    割安感があまりない

グラフで見るホンダ オデッセイの中古車相場 年式と価格の関係

先々代のコアはアンダー50万円。価格という意味では魅力だが、ビギナーにとってはコンディションが不安なはず。それに対して先代モデルならば5~6年落ちで100万円~150万円と、現行の中古車に対して割安感がある。

グラフで見るホンダ オデッセイの中古車相場 年式と価格の関係

※中古車市場データは、Goo-net 2015年9月調べ。全グレードでの結果。

先代モデル オススメの理由

新型登場から1年以上経つと中古車価格に影響が出てくる
先代モデルの中古車でも、とくにオススメできるのが、フルモデルチェンジから1年以上経過したモデル。その理由は、新型登場から中古車市場への影響にタイムラグがあるため。新型を街でよく見かけるようになってからが、真のチャンスタイムというわけだ。

MINIVAN 人気の5ナンバーミニバン いま買うべき先代モデルはコレ!

5ナンバーミニバンの中古車相場は!?

新車と比べることで費用対効果が輝く先代

新車と比べることで費用対効果が輝く先代

3列シートによる多人数乗車から空間を生かしたレジャー用途まで幅広い使い方ができるミニバン。なかでも5ナンバーサイズのボディを持つモデルは、価格と内容のバランスに優れ販売の主力となっている。
人気があるのはいい面だけでなく、中古車の場合は価格高騰につながる。事実、ここで紹介している3モデルは新車時からの値落ちは低い。だが、新車と比較すれば圧倒的にコストパフォーマンスはいいところに注目。
先代高年式モデルであれば、内外装も綺麗で気分よく乗れるだろう。

icon 先代 トヨタ ヴォクシー

オーソドックスなつくりは万人向き

ZSグレードは3ナンバー登録だが、これはエアロ装着などによってわずかに5ナンバー枠を超えたためで税金は変わらない。オススメはマイチェン後に発売された特別仕様車の煌(きらめき)III。販売台数が多く、中古車でも数多く流通している。

先代 トヨタ ヴォクシー

イチオシグレード:ZS 煌III 中古車参考価格帯:180万円~248万円(07年~14年 ※ZS 煌IIIのみ)

多くのユーザーにとって扱いやすい基本設計を持つヴォクシー。煌IIIはデュアルパワースライドドアなど装備が充実。

icon 先代 日産 セレナ

人気モデルゆえ買い得車をじっくり探したい

激戦の5ナンバーミニバンクラスのトップを走るセレナは中古車も豊富。しかし、先代モデルは最終型でも5年落ちにも関わらずまだまだ高値。できるだけ出費を抑えたいなら低年式のグッドコンディション車を根気よく探すのがいいだろう。

先代 日産 セレナ

イチオシグレード:ハイウェイスター 中古車参考価格帯:75万円~200万円(05年~10年 ※ハイウェイスターのみ)

ファミリーユースだけでなく趣味の基地としても便利。道具として使い倒したい。

icon 先代 ホンダ ステップワゴンスパーダ

良条件の物件をじっくり探したい

威厳のあるフロントマスクが特徴の先代ステップワゴンシリーズのステップワゴンスパーダ。Sグレードはベーシックグレードという位置づけではあるが、それでもルックスのパンチは十分。2012年6月のマイナーチェンジ以降のモデルであれば完成度もより高くオススメ。

先代 ホンダ ステップワゴンスパーダ

イチオシグレード:スパーダ 中古車参考価格帯:129万円~240万円(09年~15年 ※Sのみ)

ベーシックグレードだけに豪華さはないが、運転のしやすさなどの基本性能は上級グレードと変わらない。

ここに注目!ミニバン選び

POINT1 7人乗りかそれとも8人乗りか

たとえば4人家族にその両親という組み合わせなら7人で収まるが、両家の両親が乗ることになると8人乗りが必要になる。ウォークスルーの有無など使い勝手とはトレードオフになるので、よく考えたい。

とくに3列目へのアクセスに大きな差が出る2列目シートの違い。使い方に応じて選びたいものだ。

とくに3列目へのアクセスに大きな差が出る2列目シートの違い。使い方に応じて選びたいものだ。

POINT2 3列は跳ね上げかダイブダウンか

3列目の居住性に大きく関わるのがこの問題。床下にシートを収納するダイブダウン式の場合は、どうしてもシート自体が小さく座り心地が悪い。一方で跳ね上げ式は女性では操作しにくいことも考えたい。

普段は3列目に人が座ることがないなら、荷室を広く使えるダイブダウン式がいい。

普段は3列目に人が座ることがないなら、荷室を広く使えるダイブダウン式がいい。

POINT3 ベースグレードか上級グレードか

同じクルマでもグレードによって装備はかなり変わってくる。ファミリーミニバンだけに経済性を優先したい気分は大きいが、「いいもの」を愛用することによって得られる豊かさも大切にしたいところだ。

ベース間の価格差が新車よりも圧縮されるため、上級グレードが買い得という側面もある。

ベース間の価格差が新車よりも圧縮されるため、上級グレードが買い得という側面もある。

※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データは、Goo-net 2015年9月調べ。
「相場予想」は、Goo編集部がGoo-netのデータを参考に予想した相場であって、中古車価格を保証するものではありません。

お買い得な中古車はここにある!先代モデルねらい撃ち

SUV 賢くSUVを手に入れるには先代モデルこそ最適!

新車では高価なSUVも先代の中古車なら割安

かつてのワゴンブーム、ミニバンブームに代わって、ファミリーからライフスタイルにこだわりを持つユーザーまで幅広く人気を集めているのがSUVだ。ここで紹介しているSUVの先代モデルたちは、まさしくブームの仕掛け人的な存在。
新車ではちょっと手が出しにくい価格のモデルが多いジャンルではあるが、それが先代の中古車となると一気に身近になるのだから嬉しい。
まだまだ新しさの残る先代モデルを割安な価格で手に入れるのは、まさに賢い買い方と言えるだろう。

いまもっとも注目の中古SUV 憧れの高級SUVが身近なプライスに

icon 先代 日産 エクストレイル

物件豊富で自分好みの1台を探せる

SUVとしての多様性とタフネスさをハイレベルでバランスさせた先代エクストレイルはいまでも注目に値する1台。人気モデルだけに中古車相場は高値だが、台数が非常に豊富なので選ぶ楽しさがあるといえる。

先代 日産 エクストレイル

イチオシグレード:20X  中古車参考価格帯:90万円~249万円(07年~14年 ※20Xのみ)

水洗いOKのインテリアなど、アウトドアで遠慮なく使える作りが人気の秘密。それだけに中古車は状態をチェックしたい。

icon 先代 トヨタ ハリアー

  • リッチな気分にひたれるハリアーがいよいよ買い頃!

    先代 トヨタ ハリアー

    イチオシグレード:240G  中古車参考価格帯:118万円~226万円(03年~13年 ※240Gのみ)

  • リッチな気分にひたれるハリアーがいよいよ買い頃!

    キングオブSUVとしてこれまで中古車相場でも高値で君臨してきた先代ハリアー。しかし、フルモデルチェンジから2年が経ち、ようやく価格がこなれて買いやすくなってきた。中古車の台数も多く、いままさに旬を迎えているオススメ車だ。

icon 先代 スバル フォレスター

  • 走りも楽しめる本格派SUV

    先代 スバル フォレスター

    イチオシグレード:2.0XT  中古車参考価格帯:125万円~215万円(07年~12年 ※2.0XTのみ)

  • 走りも楽しめる本格派SUV

    手頃な価格と本格的な4WD性能で人気となった3代目フォレスター。2.0XTはエンジンにターボが装備されるグレードで走りも充実。価格は安くないが、その分内容については満足度が高いだろう。

icon 先代 日産 ムラーノ

  • きれいめで乗りたい高級SUV

    先代 日産 ムラーノ

    イチオシグレード:350XV FOUR 中古車参考価格帯:70万円~135万円(04年~08年 ※350XV FOURのみ)

  • きれいめで乗りたい高級SUV

    スタイリッシュなSUVとしてデビューし人気を誇った初代ムラーノも、フルモデルチェンジから約7年が経過。さすがの高級車も買いやすい価格となっている。3.5L V6の4WDが100万円程度で買えるのはお買い得感たっぷり。

SUVの中古車はここをチェック!

  • 荷室や室内の汚れ

    荷室や室内の汚れ

    キャンプやアウトドアスポーツといったレクリエーションに使われることも多いSUV。自分でつけたのならともかく、他人がつけた傷や汚れは嫌なものだ。できるだけ綺麗なものを選ぼう。

  • 荷室や室内の汚れ

  • ペットを乗せた跡

    ペットを乗せた跡

    現代においてSUVは余裕のあるライフスタイルを象徴するクルマでもあり、そのため愛犬を連れてドライブするケースも多い。だが、中古車を購入する場合は、爪の痕や臭いに気をつけたい。

  • ペットを乗せた跡

  • 下まわりの破損

    下まわりの破損

    SUVでガレ場や林道走行を楽しむユーザーはそれほどいないが、アウトドアに不慣れな運転手が不整地で下まわりをヒットするケースはありがち。サビなどのトラブルにつながるので注意。

  • 下まわりの破損

  • 実際の燃費性能

    実際の燃費性能

    SUVで心配なのが燃費の悪さ。購入してみたら予想外の出費でドライブも楽しめないでは意味がない。Goo-netでもユーザーの口コミとして情報が公開されているので購入前にチェック!

  • 実際の燃費性能

K-car×COMPACT 中古車価格が下落しているのはどっち? 先代軽自動車vs先代コンパクト

「お得度ナンバーワン」は軽自動車とはかぎらない

小さくても実用性に優れる現代のコンパクトカー&軽自動車は、もはやファーストカーとしての実力まで備えユーザーからの人気も高い。
新車販売では軽自動車に人気が集まるが、じつは冷静にコストを計算すると、軽自動車が必ずしもお得とは言えないことに気がつく。
そこでここでは、コンパクトカーと軽自動車についてさまざまな要素を比較対決させてみた。自分がどちらを選ぶと得ができるのか、ぜひ考えながら読んでもらい、クルマ選びの参考にしてもらいたい。

1 対決 経済性

じつは中古車価格の安いコンパクトが有利

経済性に大きく影響するのは税金と燃費性能。それゆえ軽自動車に人気が集まるのだが、イメージと現実にギャップがあるのも事実。カタログ燃費に優れる軽自動車でも遅さにイライラしてアクセルを踏めば燃費は途端に悪くなる。さらに税金が多少安くても、購入時の価格差が10万円以上あれば、その差額を埋めるのは時間がかかる。

クルマによっては電子制御によりエコ走行に徹することも可能。

クルマによっては電子制御によりエコ走行に徹することも可能。

2 対決 運転のしやすさ

  • 自分のカーライフに合わせて選ぼう

    自分のカーライフに合わせて選ぼう

  • 自分のカーライフに合わせて選ぼう

    運転のしやすさに影響するのは小まわり性能とボディサイズ、そしてエンジン性能だ。ひとり乗りが多く、ほとんどが市街地走行なら軽自動車のNA。高速道路を走るならコンパクトカーがオススメ。軽自動車のターボは万能選手のバランス型だ。

3 対決 使い勝手

「積む」か「乗るか」によって変わる

どのような使い方をするかにもよるが、とにかく荷物を積みたいならトール系軽自動車、人優先ならばコンパクトカー、通勤などひとり乗りがメインなら軽自動車がそれぞれ合う。実際に中古車展示場で荷室などをチェックすることをオススメする。

軽自動車はボディの小ささをカバーするべく各所に小物入れを用意するなど、使い勝手にこだわりを見せるモデルが多い。

軽自動車はボディの小ささをカバーするべく各所に小物入れを用意するなど、使い勝手にこだわりを見せるモデルが多い。

4 対決 リセールバリュー

安さを求めるユーザーに売れる軽はリセールが強い

いくら高年式の先代モデルでも、数年後に手放す際には下取りまたは買取価格はそれほど期待できない。だが軽自動車の場合は維持費の安さを目当てにするユーザーが多く、低年式でも引き合いがある。そのためリセールバリューに優れている。

  • コペンのような軽スポーツは10年落ちになってもある程度の価格で取引される。人気こそリセールバリューのツボだ。

    コペンのような軽スポーツは10年落ちになってもある程度の価格で取引される。人気こそリセールバリューのツボだ。

  • 女性ユーザーの心をがっちりとつかんでいるアルトラパンはリセールバリューが高い軽自動車の代表選手。

    女性ユーザーの心をがっちりとつかんでいるアルトラパンはリセールバリューが高い軽自動車の代表選手。

※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データは、Goo-net 2015年9月調べ。
「相場予想」は、Goo編集部がGoo-netのデータを参考に予想した相場であって、中古車価格を保証するものではありません。

お買い得な中古車はここにある!先代モデルねらい撃ち

ガチンコ対決 買い頃を迎えた先代軽&コンパクト!カタログ

icon 軽 先代 スズキ アルトエコ

  • 安さと低燃費にこだわるなら!

    先代 スズキ アルトエコ

    イチオシグレード:ECO-L  中古車参考価格帯:48万円~90万円(11年~14年 ※ECO-Lのみ)

  • 安さと低燃費にこだわるなら!

    徹底的に低燃費にこだわった1台。経済性を第一に考えるならば魅力的な選択肢になりうる。中古車相場は走行3万km以下のクルマがメインで価格も手頃。まさにイチオシの先代モデルだ。

icon 軽 先代 ダイハツ タント

  • 強気の相場が人気を裏付ける

    先代 ダイハツ タント

    イチオシグレード:G  中古車参考価格帯:50万円~129万円(07年~13年 ※Gのみ)

  • 強気の相場が人気を裏付ける

    ベストセラー街道をひた走る軽自動車のトールワゴン。中古車相場は、5年落ちで約半額といったところ。元の値段を考えると人気の高さが伺える。できれば後期型の上物をねらいたい。

icon 軽 先代 スズキ アルトラパン

  • 今後の値落ちに期待!

    先代 スズキ アルトラパン

    イチオシグレード:X  中古車参考価格帯:40万円~157万円(08年~15年 ※Xのみ)

  • 今後の値落ちに期待!

    可愛らしいスタイルで女性ユーザーから圧倒的な支持を集めているのがラパン。今年ついにフルモデルチェンジを行ったため、中古車市場への影響が期待される。現在は比較的高値。

icon 軽 先代 ダイハツ ムーヴカスタム

  • 新車に近い気分で長く乗ろう

    先代 ダイハツ ムーヴカスタム

    イチオシグレード:RS SA  中古車参考価格帯:100万円~128万円(10年~14年 ※RS SAのみ)

  • 新車に近い気分で長く乗ろう

    中古車物件台数が数百台と大人気の先代ムーヴカスタム。人気だけにあまり高年式の中古車は割安感がない。ならば上級の「スマアシ」付きを購入して長く愛用する作戦で行くべし。

icon 軽 先代 スズキ エブリイワゴン

  • 人気モデルゆえ価格も強気

    先代 スズキ エブリイワゴン

    イチオシグレード:PZターボ  中古車参考価格帯:60万円~130万円(05年~15年 ※PZターボのみ)

  • 人気モデルゆえ価格も強気

    スライドドアを装備する人気の軽ワゴン。通勤や仕事道具として使われていたクルマも多く、走行距離は多めの傾向にある。購入前にはコンディションをよくチェックすること。

icon コンパクト 先代 ホンダ フィット

  • 広い室内を持つHVコンパクト

    先代 ホンダ フィット

    イチオシグレード:ハイブリッド  中古車参考価格帯:75万円~139万円(10年~13年 ※ハイブリッドのみ)

  • 広い室内を持つHVコンパクト

    燃料タンクを車両の中心に配置するレイアウトにより、ライバルよりも広い室内空間を実現。先代には待望のハイブリッドも登場して魅力はさらにアップ。中古車もいよいよ買いの領域に。

icon コンパクト 先代 日産 ノート

  • 家族にもやさしいコンパクト

    先代 日産 ノート

    イチオシグレード:15X SV  中古車参考価格帯:40万円~90万円(05年~12年 ※15X SVのみ)

  • 家族にもやさしいコンパクト

    ミニワゴン的なスタイルを採用することで後席の頭上にもしっかりとスペースを確保するなど、ファミリーでも使えるのが先代ノート。長く販売されていたこともあり中古車物件は豊富。

icon コンパクト 先代 マツダ アクセラスポーツ

  • 後期のスカイアクティブねらい!

    先代 マツダ アクセラスポーツ

    イチオシグレード:20Sスカイアクティブ  中古車参考価格帯:120万円~170万円 (09年~13年 ※20Sスカイアクティブのみ)

  • 後期のスカイアクティブねらい!

    先代アクセラスポーツは中古車物件も多く探しやすいモデルだが、その中でもオススメなのが後期モデルで登場した20Sスカイアクティブ。改良されたエンジンと6速ATの恩恵は大きい。

icon コンパクト 先代 トヨタ オーリス

  • 中古車だからこそワンランク上に!

    先代 トヨタ オーリス

    イチオシグレード:150X Mパッケージ  中古車参考価格帯:45万円~128万円 (06年~12年 ※150X Mパッケージのみ)

  • 中古車だからこそワンランク上に!

    ヴィッツよりもひとまわり大きなボディに1.5Lエンジンを搭載するオーリスは、家族での遠出にも活躍するゆとりが嬉しい。中古車も手頃な価格の物件が多く、手が出しやすい。

icon コンパクト 先代 トヨタ ヴィッツ

  • 最初の1台に、通勤のアシに

    先代 トヨタ ヴィッツ

    イチオシグレード:F  中古車参考価格帯:20万円~100万円(05年~10年 ※Fのみ)

  • 最初の1台に、通勤のアシに

    トヨタのベーシックとして多数のユーザーが愛用している先代ヴィッツ。新車価格が安かったこともあり中古車なら乗り出し50万円も。1.3L搭載のFまたは上級モデルをねらいたい。

対決  ユーザーによってベストな選択がある

人気モデルのよさを知りつつ自分に合う1台を見つけよう

真の意味での「お得」を目指すならば、税金だけでなく、保有期間中の運用コストを冷静に比べる必要がある。例えば維持費が安くても、車両本体の価格が高ければあまり意味がない。さらに、本来必要としていた能力を持たないモデルを選んでしまっては、「安物買いの銭失い」。これもまた上手な買い方とは言えないだろう。
コンパクトカーには1L以上のエンジンが搭載されているため、負荷がかかる走行でもゆとりがあるし燃費も悪化しにくい。しかし、使い方によっては軽自動車で十分だということもあるわけで、そこは購入するユーザーがどのような使い方をするのか、自分自分を振り返って判断する必要があるだろう。
しかしひとつ言えるのが、コンパクトカーにせよ軽自動車にせよ、最近のモデルはかなりの高レベルであるということ。普通乗用車からの乗り換えでも満足できる完成度の高さだ!

SEDAN 値落ち率で見れば先代型セダンほど買いなクルマはない!

  • 台数も豊富でじっくり選べばいい物件に会える

    台数も豊富でじっくり選べばいい物件に会える

    たとえば先代スカイラインの250GTタイプPは、130万円の予算でディーラーの保証付中古車を発見。驚きの半額以下だ!

    熟練ドライバーを中心に「クルマはセダンがいちばん」というユーザーは少なくない。その理由は、オーソドックスかつスタイリッシュなフォルム、荷室と完全に独立した室内空間の快適さ、ハイレベルの走行性能などなど多数。しかし、高級車が多く新車ではなかなか手が出ない。
    そこで注目したいのが先代モデル。新車時価格から比べると、場合によっては半額近い金額で手に入るのだからたまらない。先代ならばコンディションが良好であることも大いに期待できる。

  • 台数も豊富でじっくり選べばいい物件に会える

    たとえば先代スカイラインの250GTタイプPは、130万円の予算でディーラーの保証付中古車を発見。驚きの半額以下だ!

icon 先代 トヨタ クラウン

  • 実力と人気のギャップが買い!

    先代 トヨタ クラウン

    イチオシグレード:ロイヤルサルーンG  中古車参考価格帯:166万円~278万円(08年~12年 ※ロイヤルサルーンGのみ)

  • 実力と人気のギャップが買い!

    大きなグリルで話題になった現行型に隠れてイマイチ影の薄い先代モデルだが、まさにそこがねらい目。クルマとしての内容は盤石なだけに、注目度の低さは中古車購入を後押しする。

icon 先代 日産 スカイライン

  • 実力派スポーツセダンが買い!

    先代 日産 スカイライン

    イチオシグレード:250GT  中古車参考価格帯:80万円~240万円(06年~14年 ※250GTのみ)

  • 実力派スポーツセダンが買い!

    2014年4月まで8年にわたり販売されていた先代スカイラインは、中古車として購入するにはまさに最適な1台。ターゲットの250GTは、150万円以下の予算でも十分に選ぶ余地がある。

icon 先代 日産 ティアナ

  • 広々空間に充実装備が買い!

    先代 日産 ティアナ

    イチオシグレード:250XL  中古車参考価格帯:75万円~215万円(08年~14年 ※250XLのみ)

  • 広々空間に充実装備が買い!

    クラウンに匹敵する堂々としたサイズながらより経済的なことで人気のティアナ。大型のトランクにはゴルフバックもすっぽり。XLは上級モデルらしくパワーシートなどを標準で装備する。

icon 先代 トヨタ カムリ

  • いい物件が見つかれば買い!

    先代 トヨタ カムリ

    イチオシグレード:G  中古車参考価格帯:70万円~155万円(06年~11年 ※Gのみ)

  • いい物件が見つかれば買い!

    アメリカではベストセラーの一角を占めるミディアムセダン。特筆すべきは広々とした室内で、ゆったりした乗り心地とともに豊かな気分で楽しめる1台。価格も手頃だが台数が少なめ。

これから値下がりを期待!スバルの先代3モデル

  • 実力派モデルが型落ちで安くなる!?

    実力派モデルが型落ちで安くなる!?

    世界的にもユニークな水平対向エンジンや左右対称な4WDシステムといったメカニズム的な特徴を持ち、そのたしかな実力によって多くのファンを持つスバルのクルマ。ここに紹介するのは、2014年にフルモデルチェンジを行ったことで、これから先代モデルの相場下落が期待される車種。気になるひとは中古車市場の動向をチェックだ!

  • 実力派モデルが型落ちで安くなる!?

icon 先代 スバル レガシィB4

  • 大型化したボディにより快適性アップ

    先代 スバル レガシィB4

    イチオシグレード:2.5GTアイサイトSパッケージ  中古車参考価格帯:160万円~225万円 (09年~14年 ※2.5GTアイサイトSパッケージのみ)

  • 大型化したボディにより快適性アップ

    5代目にあたる先代モデルは、2009年から2014年まで販売。従来のモデルより室内空間をひとまわり大きくして快適性を高めたのがポイント。2.5L水平対向4気筒ターボエンジンを搭載、走りも楽しめる実力派。

icon 先代 スバル レガシィツーリングワゴン

  • 荷室が広く使い勝手も良好

    先代 スバル レガシィツーリングワゴン

    イチオシグレード:2.5アイサイト  中古車参考価格帯:100万円~240万円(09年~14年 ※2.5アイサイトのみ)

  • 荷室が広く使い勝手も良好

    上で紹介している5代目レガシィのワゴンボディ。かつてブームを巻き起こしたツーリングワゴンだけに、そのブランド力は健在。年式や実力から考えると中古車価格は割安で、100万円代前半からアイサイト付きモデルがねらえる!

icon 先代 スバル アウトバック

  • アメリカで人気のアウトドア系ワゴン

    先代 スバル アウトバック

    イチオシグレード:2.5XTアイサイト  中古車参考価格帯:23万円~123万円 (09年~14年 ※2.5XTアイサイトのみ)

  • アメリカで人気のアウトドア系ワゴン

    ツーリングワゴンをわずかにリフトアップしてさらに悪路走破性を高めたのがアウトバック。中古車のボリュームゾーンは100万円後半から200万円前半。アイサイトも装備し長く愛用できそうだ。

先代モデルの中古車を買う際にはここに気をつけよう!

「安心を買う」というのも選択肢のひとつ

先代モデルは中古車ビギナーにもチャレンジしやすいが、だからといって無防備にクルマを選ぶのは危険。とくにクルマ購入の経験があまりないユーザーにとっては、自分のペースを守りながら購入までたどり着くのはなかなか難しいはず。そこでオススメしたいのが、中古車のコンディションを見極める必要の少ない認定中古車を中心に探すこと。まずいちばん心配な故障などのリスクを最低限に抑えておき、じっくりとカーライフプランを組み立てて、いい買い物をしよう!

POINT01 保証は?維持費は?車両価格と故障リスク

  • 高いクルマでも故障のリスクはゼロではない

    高いクルマでも故障のリスクはゼロではない

  • 高いクルマでも故障のリスクはゼロではない

    先代モデルということで古くても10年、新しければ1年落ちであるため比較的リスクは低い。しかし、機械の集合体である自動車だけに故障がないとは言い切れない。ビギナーや高額な車両の場合は保証のついた中古車がいい。

POINT02 何年後まで乗るの?カーライフプラン

  • 売却から逆算して最小限の投資で済ます

    売却から逆算して最小限の投資で済ます

  • 売却から逆算して最小限の投資で済ます

    意識したいのは投資効率。必要なニーズに対して最小限の投資コストで済ませることが、賢いクルマ選びの極意。また、先代モデルなら高年式のうちに手放せば高額な買取も期待できる。購入前に売却までのプランを考えておこう。

POINT03 装備は?安全面は?クルマに求める性能

  • 充実装備や安全性は満足感を高めてくれる

    充実装備や安全性は満足感を高めてくれる

  • 充実装備や安全性は満足感を高めてくれる

    必要以上に高性能だったり豪華なクルマを買う必要はない。しかし、中古車を買う最大のメリットは新車に比べて割安に購入できるということ。年式を落として車両のランクを上げるという買い方は、ある意味で非常にクレバーだ。

ねらい目!  充実装備でお買い得な「特別仕様車」をねらう

同じ車種でも内容充実で購入後の満足感がある

メーカーが販売台数をアップさせるべく、人気の装備や特徴のある内外装を施したモデルが特別仕様車。例えばナビゲーションが装備されていたり、本革シート装備だったりと内容はさまざま。通常のモデルに対して知名度が低いため、場合によってはベースグレード同様の価格で買えることも。

icon 先代 日産 エルグランド

先代 日産 エルグランド

人気のハイウェイスターをベースに、ナビと本革シートを標準装備した豪華モデル。

イチオシグレード:250ハイウェイスターブラックレザーナビエディションV
中古車参考価格帯:160万円~215万円
(08年~09年 ※250ハイウェイスターブラックレザーナビエディションVのみ

icon 先代 トヨタ アルファード

先代 トヨタ アルファード

ゴールドカラーを内外装のいたるところに配置。パワーバックドアなど装備も充実。

イチオシグレード:240S タイプゴールド
中古車参考価格帯:298万円~378万円
(12年~13年 ※240S タイプゴールドのみ)

購入テク!  ワンランク上の高級モデルも先代なら手に入る!

リッチな気分にひたれるオススメ高級モデル

同じトヨタグループでも、ワンランク以上の高級感が味わえるレクサス。新車ではなかなか手の出せない価格ではあるが、たとえば先代ISなら100万円代半ばで探すことが可能。さらにホンダのフラッグシップであるレジェンドも新車価格から比べると破格とも思える値段で流通している。たとえ先代でも高級感や性能から考えれば格安だ!

icon 先代 レクサス IS

先代 レクサス IS

イチオシグレード:250
中古車参考価格帯:90~290万円(05~13年 ※250のみ)

icon 先代 ホンダ レジェンド

先代 ホンダ レジェンド

イチオシグレード:ベースグレード
中古車参考価格帯:55万円~300万円
(04年~12年 ※ベースグレードのみ)

先代モデルねらい撃ち まとめ  見た目の金額だけでなく長い目でクルマを選ぶ

今後3年、5年の生活を考えて先手のチョイスを

今回紹介した多くのモデルが150万円以下で購入できることに気がついたひともいるかもしれない。じつは、この価格帯は中古車のゴールデンゾーン。200万円以上の価格となると、今後は新車が魅力的になってくるからだ。
いくら高年式モデルとはいえ、あまりに高額では中古車は買いにくいもの。そこで多くの車種で、ここがボリュームゾーンとなってくる。中古車の価格は、需要と供給のバランスによって決定されるからだ。
裏を返せば、150万円の予算があれば、新車保証の残っているビカモノのコンパクトカーから、セレブ感漂う高級車までがターゲットになるということ。
もちろん、無駄に大きく高いクルマを買う必要はないが、あらゆる可能性を考慮に入れて、柔軟なクルマ選びをすることをオススメする。
いまの自分にはちょっと贅沢と思えるクルマでも、購入してからそれに見合う自分に成長すればいい。新車ではちょっとできない冒険が、中古車ならきっとできるはずだ。

※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データは、Goo-net 2015年9月調べ。
「相場予想」は、Goo編集部がGoo-netのデータを参考に予想した相場であって、中古車価格を保証するものではありません。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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