中古車購入チェックポイント
更新日:2018.11.23 / 掲載日:2011.09.14

トヨタ エスティマ(2006年~)中古車購入チェックポイント

  • トヨタ エスティマ(2006年~) 中古車購入チェックポイント

    トヨタ エスティマ

    DBA-ACR50W
    参考車両:G 2WD 7人乗り
    初年度登録:2009年1月

  • トヨタ エスティマ

■全体のチェックポイント

2006年1月から発売されている3代目エスティマ。参考車両は、2008年12月にマイナーチェンジした後のモデルで、上級グレードに多数のメーカーオプションを加えている。全車オーディオレスだが、カーナビなどの装着率は高い。7人乗りと8人乗りでは室内の印象も違う。現車を見る時には、まず仕様・装備を確認する。車体まわりをチェックして、車体骨格にダメージがないことを確認。室内も細かく調べて、装備機器類の作動状態も確認。内外装に問題がなくても、車両の購入を決めるのは、エンジンやトランスミッション、ブレーキ、サスペンションなどの状態を確認してからだ。各部の現状や整備状況を販売店に聞いて確かめよう。

  • 1.車両の雰囲気から探る

    トヨタ エスティマ(正面)

  • 1.車両の雰囲気から探る

     車体の全体が見える位置から、車両の様子を観察しよう。外装や塗装に異常がないか、違和感や不自然に見える部分などがないかチェック。
     前方からは、バンパー/グリル/ボンネット/ヘッドライト/フェンダーなどのバランスを見て、どこかにずれや歪みなどがないか確認する。左右ライトの片方だけが新しい場合(交換)は、その側の車体部を修理している可能性もある。ナンバープレートの傷や変形なども、車体部の修理を疑ってみる。バンパーの角や下部の損傷や破損などにも注意しよう。

  • 2.後部のチェックポイント

    トヨタ エスティマ(後部)

  • 2.後部のチェックポイント

     前面と同様に、バンパー/テールゲート(バックドア)/コンビネーションランプ/フェンダーなどのバランスをチェック。
     テールゲートの立て付けが全体に狂っていれば、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいる疑いもある。部分的に隙間がずれている箇所があれば、その部分の車体部を修理している可能性が考えられる。
     後部ナンバープレートは、封印の傷(ナンバープレートを外した形跡)が車体部の修理/交換を推測する手がかりになる。

  • 3.隙間の幅と色調を比べる

    トヨタ エスティマ(車体前部側面)

  • 3.隙間の幅と色調を比べる

     外装の立て付けは、例えば車体前部側面では、バンパー、ヘッドライト、ボンネット、フェンダー、ドア、ピラー(フロントウインドウ部の柱)、三角窓などが隣接している。それぞれの隙間の幅が均等になっていなければ、ダメージを受けてずれているか、修理あるいは交換している可能性がある。
     隙間を境に、隣り合うパネルの色艶も比べてみよう。修理や交換で塗装していると、微妙に色調が違って見えることもある。

  • 4.角度を変えると見える

    トヨタ エスティマ(パネル表面)

  • 4.角度を変えると見える

     外装をチェックする時は、見る角度を変えてみよう。プレスラインのずれや崩れ、立て付けの微妙な狂いなども判断しやすい。パネル表面を斜め方向から透かして見ると、見落としがちな浅くて広い凹みや波打ち(しわ)なども確認できる。
     しわが寄っているのは、ダメージ痕か、板金修理跡。部分的に色艶が違っていたり、ザラザラした肌荒れ状態になっている箇所なども、修理跡の疑いがある。

  • 5.整備状態を確かめる

    トヨタ エスティマ(エンジンルーム)

  • 5.整備状態を確かめる

     定期点検整備記録と突き合わせて、エンジンルーム内をチェック。オイル漏れの兆候などにも注意。少なくとも、目視できるブレーキ液やバッテリー液などは点検したいところだが、詳しい整備状態は販売店スタッフに聞いてみよう。
     新しい部品が付いていれば、消耗部品を交換したのか、故障など不具合があったのか、それとも事故などでダメージを負ったのか、整備記録も探ってみる。

6.車体内側の鉄板部を確認

 左右フェンダー側や室内側のパネル、フレーム、メンバー(補強部材)など、エンジンルーム内側の鉄板を調べよう。ダメージを負うと、走行機能に支障が生じる重要な部分だ。カバーや機器類などがあるので細部までは見えないが、歪みや修理/交換の形跡などがないかチェック。車体の骨格部分を修理している車両は修復歴があることを明示しているはずだが、念のために確認しよう。

  • 7.取り付け状態を調べる

    トヨタ エスティマ(フロントフェンダー)

  • 7.取り付け状態を調べる

     フロントフェンダーは、エンジンルーム側に錆や腐食、修理跡がないかチェック。取り付けネジを回した形跡がないかも確認。ブラケット(フェンダーを支えている台座金具)の状態にも注意。
     フロントフェンダーは、車体構成上の重要な車体補強部材とはなっていないので、外傷などを修理しても修復歴にはならないが、大きな衝撃を受けて修理/交換していれば、車体内側の骨格部にダメージが及んでいないか調べる必要がある。

8.前部の必須チェックポイント

 エンジンルームの再前部にある、車体の左右に繋がっているラジエターコアサポートは、車体に大きな衝撃を受けると影響が及びやすい。修理/交換していないか調べよう。前側はカバーで覆われている部分が、左右フェンダー側へ伸びている部分にも注意してチェック。ヘッドライトやグリルなど関連部品、バンパーやフェンダーなど周辺の状態も含めて、慎重にチェックしよう。

  • トヨタ エスティマ(ラジエターコアサポート1)

  • トヨタ エスティマ(ラジエターコアサポート2)

  • 9.裏面側とヒンジもチェック

    トヨタ エスティマ(ボンネット)

  • 9.裏面側とヒンジもチェック

     ボンネットは、外面をチェックしたら、裏面側に修理跡などがないかも確認。特に先端部周辺に注意。縁に盛っているシーラーの異常にも注意。
     外して修理、あるいは交換することもあるので、ヒンジ部のネジもチェック。ヒンジおよび車体側のヒンジ固定部もチェック。
     ボンネットを修理/交換していれば、ボンネット単独の損傷なども考えられるが、車体部にダメージを負って修理/交換していないか慎重にチェックする必要がある。

  • 10.縁と奥もチェック

    トヨタ エスティマ(ホイールアーチ部)

  • 10.縁と奥もチェック

     フェンダーは、ホイールアーチ部(タイヤを囲っている部分)に損傷を負うことも多い。傷、凹み、修理跡などがないかチェック。フェンダーに歪みがないかも確認。特にホイールアーチ下部の修理跡と、ドア側およびバンパー側の状態にも注意。
     鉄板を内側に折り込んでいる縁の部分に修理跡などがないかもチェック。さらに奥を覗いて、タイヤハウス内の状態も確認。フロントフェンダーは、内側にある泥よけカバーの状態にも注意する。

  • 11.周辺も調べて判断する

    トヨタ エスティマ(ドアヒンジ部)

  • 11.周辺も調べて判断する

     ドアに大きな損傷を負うと、外して修理することがあり、交換してしまうことも多い。ドアヒンジ部のネジをチェックしよう。ただし、ドアの立て付け調整などでネジを回すこともあるので、ネジを見るだけではドアを修理/交換しているとは断定できない。ドア自体をはじめ、ピラー(柱)やサイドシル(梁)など、周辺にダメージや修理跡などがないかも調べて判断する必要がある。

12.金具類の状態も確認する

 フロントドアと同様にチェックするが、スライドドアはドアを支えている金具類のほかに、レール(スライドさせる溝金具)も慎重にチェック。各部のネジ脱着や金具類の交換の形跡などに注意。スライドドアとピラー(柱)との合わせ部分に異常がないかも確認。

  • トヨタ エスティマ(スライドドア金具類1)

  • トヨタ エスティマ(スライドドア金具類2)

  • トヨタ エスティマ(スライドドア金具類3)

  • トヨタ エスティマ(スライドドア金具類4)

  • 13.スライドドアのチェック

    トヨタ エスティマ(スライドドア)

  • 13.スライドドアのチェック

     立て付けをチェックし、損傷や修理跡がないかチェック。ドアの開閉とスライド動作も調べよう。動きが鈍い、引っかかりがあるなどの症状に注意。パワースライドのスイッチ操作と、半ドア状態から自動で閉まるイージークローザーの具合もチェックしよう。

14.下側に注意ポイント

 車体側面は、サイドシル(車体の梁)が重要なチェックポイント。床下側を覗いて、損傷、腐食、修理跡などがないかチェック。仕上げが粗くなっているので判断は難しいかもしれないが、特に下に突き出ている部分に修理/交換跡などがないか注意。前後ドアとも開けて、ステップ部(サイドシルの上側)の状態も必ず調べよう。

  • トヨタ エスティマ(サイドシル)

  • トヨタ エスティマ(ステップ部)

15.リアフェンダーのチェック

 リアバンパーやスライドドアなど周辺も含めて、立て付けをチェック。修理跡がないかは、ホイールアーチの縁やタイヤハウスも調べる。スライドドアを開けて、開口部のリアフェンダー側周辺にダメージ痕や修理跡がないかもチェックしよう。
 車体左側は、フューエルリッドを開けて、内部にマスキング跡や修理跡などがないかチェック。フューエルリッドの表面とフェンダー面の色調にも注意。

  • トヨタ エスティマ(リアフェンダー)

  • トヨタ エスティマ(フューエルリッド)

16.テールゲートのチェック

 解錠・施錠の具合をまずチェック。テールゲートを開閉して、上げ下げの動きをチェック。上げた全開状態でしっかり止まっていることも確認。
 閉める時に収まりがよくない場合は、テールゲートがずれていることも考えられるが、車体が歪んでいる疑いもあるので要注意。
 テールゲートは、内側に修理跡などがないかチェック。取り付けネジもチェック。ヒンジおよびヒンジ固定部周辺に歪みや修理跡などがないかも調べよう。

  • トヨタ エスティマ(テールゲート1)

  • トヨタ エスティマ(テールゲート2)

17.ダメージの波及にも注意

 テールゲートの開口部には、鉄板の接合部が見える部分がある。修理/交換の形跡などがないか調べよう。溶接、シーラー、塗装の状態を特に慎重にチェック。コンビネーションランプやバンパーなどの状態にも注意しよう。
 後方から強い衝撃を受けると広範囲に波及することがあるので、キャビン(室内)やルーフなどもチェックする必要がある。

  • トヨタ エスティマ(テールゲート開口部1)

  • トヨタ エスティマ(テールゲート開口部2)

  • 18.タイヤとホイールのチェック

    トヨタ エスティマ(タイヤとホイール)

  • 18.タイヤとホイールのチェック

     タイヤは、スリップサインを目安に、残り溝の深さを点検。傷や異物の刺さり、ひび割れなどがないかも確認。同時に、摩耗状態も調べよう。外側だけとか内側だけなど、接地面の一部が極端に減る偏摩耗が起きていれば、アライメント(ホイールの取り付け角度)が狂っているのか、あるいは車体が歪んでいるのか確かめる必要がある。
     ホイールは、損傷や破損などがないかチェック。リムの縁(タイヤと接している外周部)の傷や曲がりに注意。アルミ合金ホイールは、過度な衝撃によって生じる変形や割れなどにも注意したい。

  • 19.床下を覗いて確認

    トヨタ エスティマ(床下)

  • 19.床下を覗いて確認

     パネルやフレーム、メンバー(補強部材)などに損傷や修理/交換跡などがないかチェック。マフラーやサスペンション、ブラケットなど、部品類や金具類も、傷や曲がり、歪み、修理/交換の形跡などがないかチェック。前後バンパーの裏側や左右サイドシル側からも覗いてチェックしよう。
     オイルやグリスなどの漏れ、ゴムや樹脂部品の劣化(ひび割れ)などにも注意。錆が発生していれば、表面に浮いている程度なら心配ないといえるが、広がり範囲と腐食の進行状態を確かめる。

  • 20.エンジンをかけてみる

    トヨタ エスティマ(始動)

  • 20.エンジンをかけてみる

     エンジンをかけてもらい、始動具合やアイドリング回転、排気ガスの色などをチェック。できれば自分で始動して、スマートエントリー&スタートシステムとエンジンスタートストップスイッチの具合もチェックしたい。操作方法がわからないなら、販売店スタッフに教えてもらおう。
     始動困難、不安定なアイドリング回転、異音や大きな振動、白煙(水蒸気なら問題ない)や黒煙の排気ガスが出ていれば、なんらかのトラブルを抱えている。始動時には表示/警告灯類の点灯にも注意するが、異常を感じたり、疑問があれば、販売店に聞いてみよう。

  • 21.装備機器類の機能を確認

    トヨタ エスティマ(装備機器類1)

  • 21.装備機器類の機能を確認

     ウインカーやヘッドライト、ブレーキ/バックランプなど保安装置。パワーウインドウの開閉やドアロック、室内ランプの点灯、リモコンキーなども、正常に作動することをまず確認。エアコンなどは調整操作して、機能に問題がないか確認する。できれば各席のシートアレンジも試したい。
     参考車両は、多数のメーカーオプションを付けている。仕様グレードによって異なる標準装備やオプションの追加など、車両の装備は販売店で事前に確かめておこう。

  • トヨタ エスティマ(装備機器類2)

  • トヨタ エスティマ(装備機器類3)

  • トヨタ エスティマ(装備機器類4)

  • トヨタ エスティマ(装備機器類5)

  • 22.オートマチックのチェック

    トヨタ エスティマ(セレクトレバー)

  • 22.オートマチックのチェック

     エンジンをかけた時に、セレクトレバーを操作して、各ポジションにスムーズに切り替えできるかチェック。できれば試乗して、走行中のオートマチック動作やマニュアルモードの具合を確かめたい。とはいっても、異常を判断するのは難しい。エンジンやトランスミッションのほか、ブレーキやサスペンションなど走行機能の状態は販売店で確認してもらうようにしよう。

  • 23.室内の隅まで細かくチェック

    トヨタ エスティマ(ラゲッジスペース)

  • 23.室内の隅まで細かくチェック

     シートや内装材などに汚れや染み、傷、穴などがないか。運転席周辺だけでなく、2列目席、3列目席、ラゲッジスペースも念入りに調べよう。床や天井の状態も確認。ボックスやポケットなどは内部も確認。ボックスの蓋やエアコンの吹き出し口、プッシュオープン式カップホルダーなどは、可動部の破損にも注意。買い物フックやコートフックなど、小さい部品の状態もチェックしよう。

■車両の情報をチェック

  • トヨタ エスティマ(書類)

  •  備え付けの書類は、「車検証(自動車検査証)」で初年度登録年月日や型式などを確認。「保証書」で期限や内容を確認。「車両取扱説明書」の他に、オプションや後付け装備などの使用説明書が揃っていることも確かめよう。
     現車をチェックする時には、「定期点検整備記録簿」の記載内容を必ず確認。車両がどのように使われ、扱われてきたかがわかる。定期点検や消耗部品交換などの時期と走行距離を把握しておけば、車両各部の状態を探る参考になる。最後に点検整備した日付と記録内容にも注意しよう。

車両チェックの勘どころ

塗装
●部分的に色調や艶が違う場合は、周辺の状態を慎重にチェック。エンジンルームやスペアタイヤ収納部などは、新車時から外装とは塗色が異なってることがある。●ドアの開口部など、外から見えない部分にマスキング(塗装スプレーの飛沫が広がらないようにするためのカバーを粘着テープなどで留める)した跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような“直線状の段差”があれば、何らかの理由で塗装している。●部品などに塗料が付着している場合も、周辺を詳しく調べる必要がある。●車種によっては、スペアタイヤ収納部などに、塗装の飛沫が付着しているように見える、新車時から仕上げが荒くなっている部分もある。

取り付けネジ
●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれていれば、ネジを回している。●ネジの頭が塗装されていれば比較的容易に確認できるが、無塗装ネジの場合は判断しにくい。傷や錆に注意して、関連する近隣のネジや、車体左右の同じ部品のネジと見比べる。

溶接とシーラー
●修理/交換で溶接している(熱を加えた)部分は、錆が発生しやすくなっている。特に床下は、溶接部の塗装の剥がれや浮きに注意する。●鉄板の接合部分に塗布しているシーラー(隙間を埋める充填材)は、修理/交換で再溶接すると塗り直すので、不自然に見える。●爪で押して、表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、新しいシーラーを盛っている。●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を比べてみる。●スポット溶接(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)を修理工場で打ち直している場合は、直径が小さい、窪みが深い、ずれている(2度打ちした)など、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。

立て付け
●外板パネルなどを修理/交換すると、組み付ける際に誤差が出ることがある。隣接するパネルの隙間(チリと呼ぶ)の幅が均等になっていなければ、修理/交換している可能性がある。●バンパーなどは、ぶつけたり、押されてずれることもある。たとえ修理/交換していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。●プレスライン(外板パネルを折り曲げている角の線)やモール類(ドアなどに付いている飾り部品)など、外装部品が連なっている線のずれも、立て付けの狂いを見つけるヒント。

■今回の車両のプロフィール

●フルモデルチェンジして新世代のミニバンへと一新し、2006年1月に発売した3代目エスティマ。その後、2007年6月に一部改良。2008年12月のマイナーチェンジで、フロントバンパー、フロントグリル、ヘッドランプ、リアコンビネーションランプなどのデザインを変更。ステアリングスイッチ、エコドライブインジケーター、前席アクティブヘッドレストを全車に標準装備。新デザインのアルミホイールや快適温熱シートを設定。従来のGパッケージとSパッケージを廃止し、新たにレザーパッケージを設定している。

●エンジンは、直列4気筒2.4L(2362cc)とV型6気筒3.5L(3456cc)の2種。2.4Lは7速マニュアルモード付CVT、3.5Lはマニュアルモード付6速AT。駆動方式は、2WD(FF前輪駆動)と4WDがある。
仕様グレードは2.4と3.5があるが、グレードによる装備内容は基本的に共通。フルオートエアコン、エコドライブインジケーター、スマートエントリー&スタートシステム、後席確認ミラー、スライドドアイージークローザー、サードシート床下収納、オーディオレス・6スピーカーなどは全車標準装備。2列目席が、7人乗りはキャプテンシート、8人乗りは6:4分割シートになっている。
「X」は、左側パワースライドドア、ハロゲンヘッドランプ、アナログメーター、ウレタンステアリングホイール&シフトノブ、トリコット地シート、16インチスチールホイールなどが標準装備のベーシックタイプ。
「G」は、両側パワースライドドア、ディスチャージヘッドランプ+ヘッドライトコントロール、プラズマクラスターオートエアコン+リアオートエアコン、オプティトロンメーター、運転席8ウェイ電動シート、温熱シート、本革巻き&茶木目調シフトノブ、ダブルラッセル地シート、17インチ7スポークアルミホイールなどを標準装備。
「アエラス」は、専用デザインのエアロバンパー、フロントグリル、サイドクラッディングパネル、17インチ10スポークアルミホイールを装着し、左側パワースライドドア、オートエアコン+リアクーラー、本革巻きステアリングホイール&シフトノブ、ジャガード織シート、黒木目調または茶木目調インストパネルなどを装備。
グレードとは別にアエラスに設定している「レザーパッケージ」は、7人乗りに、両側パワースライドドア、プラズマクラスターオートエアコン+リアオートエアコン、オプティトロンメーター、本革シート&ドアトリム、快適温熱シート、18インチアルミホイールなどを追加する。

■参考車両と同時期の仕様グレード設定(2006.12)

グレード型式シフト駆動定員
・2.4(2362cc)
XDBA-ACR50WCVT-7MFF8
XDBA-ACR55WCVT-7M4WD8
GDBA-ACR50WCVT-7MFF7
GDBA-ACR55WCVT-7M4WD7
アエラスDBA-ACR50WCVT-7MFF8
DBA-ACR55WCVT-7M4WD8
DBA-ACR50WCVT-7MFF7
DBA-ACR55WCVT-7M4WD7

アエラス レザーパッケージDBA-ACR50WCVT-7MFF7
DBA-ACR55WCVT-7M4WD7

・3.5(3456cc)
GDBA-GSR50W6AT-MFF7
DBA-GSR55W6AT-M4WD7
アエラスDBA-GSR50W6AT-MFF8
DBA-GSR55W6AT-M4WD8
DBA-GSR50W6AT-MFF7
DBA-GSR55W6AT-M4WD7
アエラス レザーパッケージDBA-GSR50W6AT-MFF7
DBA-GSR55W6AT-M4WD7
●その後、2009年12月に一部改良している。

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グーネットマガジン編集部

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