中古車購入チェックポイント
更新日:2018.11.22 / 掲載日:2012.11.02

トヨタ エスティマ (2009年12月~2012年5月) 中古車購入チェックポイント

  • トヨタ エスティマ (2009年12月~2012年5月) 中古車購入チェックポイント

    トヨタ エスティマ

    DBA-ACR50W
    参考車両:2.4アエラス
    初年度登録:2010年10月
    追加装備:オーディオ一体型HDDナビゲーションシステム (2010年10月)

  • トヨタ エスティマ

■全体のチェックポイント

2006年1月から発売している3代目エスティマ。参考車両は、2008年12月にマイナーチェンジした後の2009年12月一部改良から2012年5月マイナーチェンジまでの頃の「アエラス」。エアロスタイルの外装が特徴だが、7人乗りと8人乗りでは室内の雰囲気が違っていたりする。カーナビを追加装備している車両も多い。まずは車両を見て、仕様や装備を販売店で確認。車体まわりを念入りにチェックし、修復歴がなくても事故歴や修理歴がないか販売店に聞いてみる。室内も、使用状態による汚れや傷みなどにも注意しながら細かくチェック。必ず確かめたいのは、エンジンをはじめ、トランスミッション、ブレーキ、サスペンションなど走行機能各部に不調や不具合などがないこと。消耗部品の交換なども含めて、正しく点検・整備した状態で納車してもらうようにしよう。

  • 1.車両の雰囲気を見る

    トヨタ エスティマ (正面)

  • 1.車両の雰囲気を見る

     車体の全体を見える位置から車両の様子を観察しよう。車両の周囲をひと巡りして、違和感や不自然に見える部分などがないかチェックする。車体の傾きにも注意。 前方からは、バンパー/グリル/ボンネット/ヘッドライト/フェンダーなどのバランスを見る。前面は、基本的に左右対称になっていることもポイントだ。左右ライトの片方だけが新しい場合(交換の疑い)は、その側の車体部を修理している可能性もある。ナンバープレートの傷や変形なども、車体部の修理を疑ってみる。アエラスのエアロバンパーは、角のほか、下部のスポイラーに傷や破損などがないか注意したい。細部では、ボンネットやフロントガラスの飛び石傷などにも注意しよう。

  • 2.後部のチェック

    トヨタ エスティマ (後部)

  • 2.後部のチェック

     前面と同様に、バンパー/テールゲート(バックドア)/コンビネーションランプ/フェンダーなどのバランスを見る。テールゲートの立て付けが全体に狂っていれば、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいる疑いもある。部分的に隙間がずれている箇所は、その部分の車体部を修理していると考えられるので、詳しく調べてみよう。 後部ナンバープレートは、封印の傷(ナンバープレートを外した形跡)が車体部の修理/交換を推測するヒントになる。

  • 3.角度を変えると見える

    トヨタ エスティマ(正面左)

  • 3.角度を変えると見える

     外装は、見る角度を変えながらチェックすれば、プレスラインのずれや崩れ、立て付けの微妙な狂いなども判断しやすい。パネル表面を斜め方向から透かして見るようにすると、小さな凹みや浅くて広い凹み、波打ち(しわ)なども確認できる。 しわが寄っているのは、ダメージ痕か、板金修理跡。部分的に色艶が違っている部分やザラザラした肌荒れ状態になっている箇所なども、修理跡の疑いがある。

  • 4.隙間の幅と色調を比べる

    隙間の幅と色調を比べる

  • 4.隙間の幅と色調を比べる

     外装の立て付けは、例えば車体前部側面では、フェンダーを中心に見てみると、バンパー、ヘッドライト、ボンネット、ドア、ピラー(フロントウインドウ部の柱)などが隣接している。それぞれの隙間の幅が均等になっていなければ、ダメージを受けてずれているか、修理/交換してずれた可能性がある。 隙間を境に、隣接しているパネルの色艶も比べてみよう。修理や交換で塗装していると、微妙に色調が違って見えることがある。

  • 5.整備状態を確かめる

    トヨタ エスティマ(エンジンルーム)

  • 5.整備状態を確かめる

     定期点検整備記録と突き合わせて、消耗部品を中心に、エンジン周辺をチェック。オイル漏れにも注意。せめて日常点検項目くらいはチェックしたいが、詳しい整備状態は販売店スタッフに聞いて確認しよう。 交換したように見える新しい部品が付いていれば、消耗部品か、不具合があったのか、それとも事故などでダメージを負ったのか、交換した理由を探ってみる。

6.車体内側の鉄板を確認する

 左右フェンダー側や室内側のパネル、フレーム、メンバー(補強部材)など、エンジンルーム内側の鉄板を調べよう。カバーや機器類などがあって細部まで探るのは難しいが、念のために、歪みや修理/交換の形跡などがないかチェック。ダメージを負うと走行機能面に支障が生じる重要な部分を修理している車両は修復歴があることを明示しているはずだが、たとえ修復歴に該当しなくても、事故歴や修理歴がないか販売店に聞いて確認しよう。

  • 7.取り付け状態を調べる

    取り付け状態を調べる

  • 7.取り付け状態を調べる

     フロントフェンダーは、エンジンルーム側に錆や修理跡などがないかチェック。 同時に、フェンダーの取り付けネジを回した形跡がないかチェック。下でフェンダーを支えているブラケット部やラジエターサポートに異常がないかもチェックする。 フロントフェンダーは、重要な車体補強部材とはなっていないので、外傷などを修理しても修復歴にはならないが、大きな衝撃を受けて修理/交換していれば、車体内側の骨格部にダメージがないか調べる必要がある。

8.前部の必須チェックポイント

 エンジンルームの最前部で車体の左右に繋がってラジエターコアサポートは、車体部に大きな衝撃を受けると影響が及びやすい。修理/交換の形跡などがないか調べよう。上部はカバーを設置しているのでチェックしにくいが、左右フェンダー側へ伸びている部分、ヘッドライトやグリルなど関連部品、バンパーやフェンダーなど周辺の状態にも注意しながらチェックしよう。

  • トヨタ エスティマ (エンジンルーム1)

  • トヨタ エスティマ (エンジンルーム2)

  • 9.ボンネットの裏面側も見る

    ボンネットの裏面側も見る

  • 9.ボンネットの裏面側も見る

     外面をチェックしたら、内側に修理跡などがないかチェック。パネルの合わせ目に盛っているシーラーの異常にも注意。外して修理、あるいは交換することもあるので、ヒンジ部のネジも見る。ヒンジおよび車体側のヒンジ取り付け部周辺も調べよう。 ボンネットを修理/交換していれば、ボンネット単独の損傷なども考えられるが、他の部分を修理/交換している可能性が高いと考えて、車体前部一帯を慎重にチェックする必要がある。

10.縁と奥も覗いてチェック

 フェンダーは、ホイールアーチ(タイヤを囲っている部分)を傷付けることも多い。傷や凹みなどがないか、フェンダーに歪みがないかチェック。鉄板を内側に折り込んでいる縁の部分に修理跡がないかチェック。アエラスは、下側に付けているサイドクラッディングパネルの取り付け状態も確認。奥を覗いて、タイヤハウス内もチェック。フロントフェンダーの内側に設置しているフェンダーライナー(泥よけカバー)の状態にも注意。フェンダー部と同時にバンパー側の状態もチェックしよう。

  • トヨタ エスティマ (フェンダー1)

  • トヨタ エスティマ(フェンダー2)

  • 11.周辺も調べて判断する

    トヨタ エスティマ(ドアヒンジ)

  • 11.周辺も調べて判断する

     ドアに大きな損傷を負うと、外して修理することがあり、交換してしまうことも多い。ドアヒンジ部のネジをチェックしよう。ただし、ドアの立て付け調整などでネジを回すこともあるので、ネジを見ただけでドアを修理/交換しているとは断定できない。ドア自体をはじめ、ピラー(柱)やサイドシル(梁)など、周辺に損傷や修理跡などがないか調べて判断する必要がある。

  • 12.スライドの動作を確認

    トヨタ エスティマ (スライドドア)

  • 12.スライドの動作を確認

     スライドドアは、立て付け状態をチェックし、損傷や修理跡がないかチェック。開閉具合とスライド動作もチェック。パワースライドドアは、電動機構のほか、オートクローザーや挟み込み防止機能が正常か確認。スライドする動きが鈍いとか引っかかりがあるなど、なんらかの異常を感じたら販売店で点検してもらおう。

13.金具類の状態を細かく調べる

 スライドドアも基本的にはフロントドアと同様にチェックするが、ドアを支えている金具類のほかに、レール(ドア開口部の上下と車体後部側面にある溝金具)も慎重にチェック。各部のネジの状態や金具類の修正、交換の形跡などに注意。ピラー(柱)側の状態もチェックしよう。

  • トヨタ エスティマ (レール1)

  • トヨタ エスティマ (レール2)

  • トヨタ エスティマ(レール3)

14.下側に要注意ポイント

 アエラスのドア下部に装着しているサイドクラッディングパネルは、外観をワイドに見せる飾りだが、ドアを損傷から守る役目もある。傷や破損、修理跡がないか、交換していないかチェック。 それよりも重要なのは、車体側のサイドシル(車体の梁)のほうだ。床下側を覗いて、特に下に突き出ている部分に注意しながら、損傷、腐食、修理跡などがないかチェック。判断は難しいかもしれないが、交換の形跡には要注意。ドアを開けて、ステップ部(サイドシルの上側)も慎重にチェックしよう。

  • トヨタ エスティマ(下部1)

  • トヨタ エスティマ (下部2)

15.リアフェンダーのチェック

 損傷や修理跡がないかチェックし、リアバンパー、コンビネーションランプ、スライドドアのレール、スライドドアなど周辺も含めて立て付けをチェック。スライドドアを開けて、開口部に修理/交換の形跡などがないかもチェック。 車体左側は、フューエルリッドを開けて、内部にマスキング跡や修理跡がないかチェック。フューエルリッド表面の色調がフェンダー部と違っていないかも注意。

  • トヨタ エスティマ (リアフェンダー1)

  • トヨタ エスティマ (リアフェンダー2)

16.テールゲートのチェック

 解錠・施錠の具合をまずチェック。テールゲートを開閉して、上げ下げの動作をチェック。上げた全開状態でしっかり止まっているかチェック。閉める時にカチッとうまく収まらない場合は、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいる疑いもあるので要注意。 テールゲートは、内側に修理跡などがないかチェック。取り付けネジもチェックし、ヒンジおよびルーフ側のヒンジの付け根周辺あたりに歪みや修理跡などがないか調べよう。

  • トヨタ エスティマ(テールゲート1)

  • トヨタ エスティマ (テールゲート2)

17.鉄板の接合部を調べる

 テールゲートを開けて開口部を見ると、鉄板の接合部がある。溶接、シーラー、塗装の状態に注意して修理/交換の形跡がないかチェック。コンビネーションランプやバンパーなどの状態にも注意。後方から強い衝撃を受けると広範囲に波及することがあるので、フェンダー、ピラー、サイドウインドウ、ルーフ、キャビン(室内)なども慎重にチェックしよう。

  • トヨタ エスティマ(鉄板の接合部1)

  • トヨタ エスティマ (鉄板の接合部2)

  • 18.タイヤとホイールのチェック

    トヨタ エスティマ (タイヤ)

  • 18.タイヤとホイールのチェック

     タイヤは、残り溝の深さを点検し、傷や異物の刺さり、ひび割れなどがないかチェック。同時に、接地面の摩耗状態も調べる。外側だけとか内側だけなど一部が極端に減る偏摩耗が起きていれば、アライメント(ホイールの取り付け角度)が狂っているのか、車体が歪んでいるのか確かめる必要がある。異常摩耗は、車体やサスペンションなどの異常を知る手がかりにもなる。 ホイールは、損傷、破損、歪みなどがないかチェック。リムの縁(タイヤと接している外周部)に傷や曲がりがないかチェック。アルミホイールは、過度な衝撃で生じる変形や割れなどにも注意したい。

  • 19.床下の状態もチェック

    トヨタ エスティマ (床下)

  • 19.床下の状態もチェック

     パネルやフレーム(骨格)、メンバー(補強部材)など鉄板部。マフラーやサスペンション、ブラケットなど、部品類や金具類も。傷、曲がり、歪み、修理/交換の形跡などがないかチェック。前後バンパーの裏側あたりや左右サイドシル側からも奥まで覗いてチェックしよう。 油汚れ(オイルやグリスなどの漏れ)、樹脂やゴムの劣化(割れなど)にも注意。錆は、表面に浮いている程度なら心配ないといえるが、広がり範囲と腐食の進行状態を調べよう。

  • 20.不具合の兆候を探る

    トヨタ エスティマ(エンジンをかける)

  • 20.不具合の兆候を探る

     エンジンをかけてもらい、始動具合やアイドリング回転、排気ガスの色などをチェック。できれば自分で始動して、エンジンスイッチの状態をチェックし、始動時には表示灯や警告灯類の点灯なども見てみたい。 始動困難、不安定なアイドリング回転、異音や大きな振動、白煙(水蒸気なら問題ない)や黒煙の排気ガスなどが出ていれば、なんらかのトラブルを抱えている。疑問があれば、販売店スタッフに聞いてみよう。

  • 21.走行機構の状態を確認

    トヨタ エスティマ (マニュアルモード)

  • 21.走行機構の状態を確認

     2.5L車は7速マニュアルモード付CVT、3.5L車はマニュアルモード付6速AT。どちらの場合も、セレクトレバーを操作して、各ポジションにスムーズに切り替えできるかチェック。できれば試乗して、走行中のオートマチック動作をチェックし、マニュアルモードの具合も試してみたい。とはいっても、異常や不具合を判断するのは難しい。車両の購入を決めるなら、エンジンやトランスミッションのほか、ブレーキ、サスペンションなど走行に関わる部分をすべて正しく整備した状態で納車してもらうようにしよう。

  • 22.装備機器の機能を確認

    装備機器の機能を確認

  • 22.装備機器の機能を確認

    ヘッドライト、ウインカー、テール/ブレーキランプなど保安装置。パワーウインドウ、ドアロック、室内ランプの点灯など基本的な部分。スマートエントリーシステムによる各部動作もチェック。エアコンは冷房・暖房ともチェックするが、特に冷房の効き具合に注意。できるところだけでもチェックしたら、あとの細かい部分は販売店で点検してもらおう。 参考車両にはオーディオ一体HDDナビが付いているが、仕様グレードによって異なる標準装備や追加装備の有無などは、販売店で車両を見る時に確かめておこう。

23.隅まで細かくチェック

 室内は、シートや内装材などに汚れ、染み、傷、穴などがないか。運転席周辺だけでなく、助手席、2列目席、3列目席、ラゲッジスペースまで丹念に調べよう。フロアや天井の状態も確認。ボックスやポケットなどは内部もチェック。ボックスの蓋やエアコンの吹き出し口やなどは可動部の破損にも注意。各シートのスライドやリクライニング、3列目席の折り畳みや収納なども試しながら細部まで慎重にチェックしよう。

  • トヨタ エスティマ(室内1)

  • トヨタ エスティマ(室内2)

  • トヨタ エスティマ(室内3)

■車両の情報をチェック

  • 書類

     備え付けの書類は、「車検証(自動車検査証)」で初年度登録年月日や型式などを確認。「保証書」で期限や内容を確認。「車両取扱説明書」の他に、オプションや後付け装備などの使用説明書が揃っていることも確かめよう。 現車をチェックする時には、「定期点検整備記録簿」の記載内容を必ず確認。車両がどのように使われ、扱われてきたかがわかる。定期点検や消耗部品交換などの時期と走行距離を把握しておけば、車両各部の状態を探る参考になる。最後に点検整備した日付と記録内容も見ておこう。

  • 書類

車両チェックの勘どころ

塗装
●部分的に色調や艶が違う場合は、周辺の状態を慎重にチェック。エンジンルームやスペアタイヤ収納部などは、新車時から外装とは塗色が異なってることがある。●ドアの開口部など、外から見えない部分にマスキング(塗装スプレーの飛沫が広がらないようにするためのカバーを粘着テープなどで留める)した跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような“直線状の段差”があれば、何らかの理由で塗装している。●部品などに塗料が付着している場合も、周辺を詳しく調べる必要がある。●車種によっては、スペアタイヤ収納部などに、塗装の飛沫が付着しているように見える、新車時から仕上げが粗くなっている部分もある。

取り付けネジ
●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれていれば、ネジを回している。●ネジの頭が塗装されていれば比較的容易に確認できるが、無塗装ネジの場合は判断しにくい。傷や錆に注意して、関連する近隣のネジや、車体左右の同じ部品のネジと見比べる。

溶接とシーラー
●修理/交換で溶接している(熱を加えた)部分は、錆が発生しやすくなっている。特に床下は、溶接部の塗装の剥がれや浮きに注意する。
●鉄板の接合部分に塗布しているシーラー(隙間を埋める充填材)は、修理/交換で再溶接すると塗り直すので、不自然に見える。●爪で押して、表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、新しいシーラーを盛っている。●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を比べてみる。
●スポット溶接(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)を修理工場で打ち直している場合は、直径が小さい、窪みが深い、ずれている(2度打ちした)など、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。

立て付け
●外板パネルなどを修理/交換すると、組み付ける際に誤差が出ることがある。隣接するパネルの隙間(チリと呼ぶ)の幅が均等になっていなければ、修理/交換している可能性がある。●バンパーなどは、ぶつけたり、押されてずれることもある。たとえ修理/交換していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。●プレスライン(外板パネルを折り曲げている角の線)やモール類(ドアなどに付いている飾り部品)など、外装部品が連なっている線のずれも、立て付けの狂いを見つけるヒント。

■今回の車両のプロフィール

●2006年1月にフルモデルチェンジした「エスティマ」。外装・内装および車台やサスペンションを一新。従来のV型6気筒3.0Lエンジンは3.5Lに替え、マニュアルモード付6速ATを採用。直列4気筒2.4Lエンジンは出力を高めて7速マニュアルモード付CVTと組み合わせた。仕様グレードは、「X」、「G」、「アエラス」の3タイプ。「7人乗り」はセカンドシートがリラックスキャプテンシート、「8人乗り」は6:4分割チップアップシート。アエラスには、グレードとは別にいくつかの装備をセットで追加する“パッケージ”を設定。その後、2006年8月に特別仕様車「Gエディション」と「Gエディション ナビスペシャル」を2.4アエラスに設定。2007年6月に一部改良。2008年12月にマイナーチェンジし、外装の一部デザインを変更。アエラスは従来のパッケージを廃止し、「レザーパッケージ」を新設定。2009年8月には、マイナーチェンジした2.4/3.5アエラスの特別仕様車「Gエディション」を設定。
●2009年12月に一部改良し、装備を一部変更。フロントフォグランプ、LEDハイストップランプ付リアスポイラー、クルーズコントロール、スマートエントリー&スタートシステム、フロント左右独立調整フルオートエアコン+リアクーラー、床下格納機能付6:4分割サードシート、オーディオレス・6スピーカー、パンク修理キットなどは全車標準装備。「X」は8人乗りのスタンダードタイプ。樹脂フルキャップ付15インチスチールホイール、マニュアルレベリング機能付ハロゲンヘッドランプ、左側パワースライド、アナログメーター、ウレタンステアリングホイール&シフトノブ、トリコット表皮シートなどが標準装備。
「G」は7人乗りの上級タイプ。17インチアルミホイール、ヘッドライトコントロールシステムAFS付ディスチャージヘッドランプ、両側パワースライド、ホワイトオプティトロンメーター、マルチインフォメーションディスプレイ、本革巻き/ユーカリ茶木目調ステアリングホイール&シフトノブ、プラズマクラスター付フロントフルオートエアコン+リアオートエアコン、運転席8ウェイ電動シート、運転席/助手席温熱シート、ダブルラッセル表皮シートなどを標準装備。

「アエラス」は、前後エアロバンパー、カラードサイドクラッディングパネル、専用17インチアルミホイール、スモークエクステンション付ディスチャージヘッドランプなどを装着したスポーティタイプで、7人乗りと8人乗りを設定。左側パワースライド、オプティトロンメーター、本革巻きステアリングホイール&シフトノブ、シカモア黒木目調/ユーカリ茶木目調インパネ、ジャガード織物表皮シートなどを標準装備。「レザーパッケージ」では、本革シート表皮、ハイグロス塗装18インチアルミホイール、シカモア黒木目調インパネなどのほか、Gの一部装備(両側パワースライド・ディスプレイ・ステアリングホイール&シフトノブ・エアコン・電動シート・温熱シートなど)を追加する。

■参考車両と同時期の仕様グレード設定

2.4L

グレード型式シフト駆動定員
XDBA-ACR50WCVT-7MFF8
GDBA-ACR50WCVT-7MFF7
アエラスDBA-ACR50WCVT-7MFF8
DBA-ACR50WCVT-7MFF7
アエラス レザーパッケージDBA-GSR50W6AT-6MFF7

※2.4L全車に4WD(DBA-ACR55W)を設定

3.5L

グレード型式シフト駆動定員
GDBA-GSR50W6AT-6MFF7
アエラスDBA-GSR50W6AT-6MFF8
DBA-GSR50W6AT-6MFF7
アエラス レザーパッケージDBA-GSR50W6AT-6MFF7

※3.5L全車に4WD(DBA-GSR55W)を設定

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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