中古車購入チェックポイント
更新日:2018.12.02 / 掲載日:2014.03.14
うまくいく中古車購入術

消費税が変わることもあって、いよいよクルマを買いたい気分に火がついたという人もたくさんいるかもしれません。しかし、一度クルマを買ったら長く乗ることになるのに、急いで決めて大丈夫?そこで今回は400人以上のユーザーにアンケートを実施。上手な買い方を徹底調査します!
調査概要:調査実施日:2013/12/19~2013/12/31
調査方法:web定量調査
対象者条件1:世帯で自家用車を所有している20歳以上の男女
対象者条件2:2012年1月~12月の期間に自家用車を購入した人
駆け込み購入する前に知っておきたい購入術
クルマ選びが難しくておもしろいのは、個人の買い物として家の次に大きいにも関わらず、「これが正解!」という必勝法がないから。でも、自分の経験や考えだけでは不安だという人も多いのでは?
そこで今回は、たくさんのユーザーのみなさんにご協力頂き、どうすれば満足のいくクルマ選びができるのかを、データから導いてみた。
もちろん、人の正解が自分の正解になるとはかぎらないものの、ある種のセオリーは見えてくるはず。この特集を読み解くことで、クルマ選びに対する意識をさらに高めるとともに、購入にあたっての注意ポイントも浮き彫りにしていこう。
まず最初の質問は、現在の愛車に対してどう感じているのか。良いところと悪いところをズバリ聞いた。
1. あなたは今のクルマに満足していますか?

次の愛車のことを考える前に、まず行なっておきたいのが今の愛車についての総括。果たしてクルマ選びとして成功だったか失敗したのか、客観的に見直してみよう。
※複数回答をポイントとして算出
愛車の良いところは?

愛車の気に入らないところは?

求める要素は広範囲不満は燃費に集中
まず、上のアンケートの結果を分析してみると、多くのユーザーは、普段接している愛車に対して、見た目や運転のしやすさといったところに好印象を持っていることがわかる。
また、その他の要素もポイントとしては僅差であり、高い満足度を目指すならば、運転のしやすさや見た目だけでなく、総合的に納得していることが大切。
一方で気に入らないところについては、燃費や維持費、つまり出費が発生するところで大きな不満を感じているのがわかる。これは他の要素に対してポイントでも大きな差を付けており、とくに燃費については多くのユーザーが不満を覚えている。
自分にぴったりフィットする1台と出会うことができれば、長く充実したカーライフを送れるようになる。クルマ選びは慎重に行なうべし。
当時人気モデルだったクルマでも、時間が経って優秀な後継車が出てくると、色あせて見えてしまうもの。それは仕方のないことだ。
不満の多くは燃費と維持費に集中
ここから導き出される理想のクルマは、グッドルッキングで運転がしやすく、なおかつ経済的なクルマ・・・ということになる。しかも、購入価格が手頃であればなおかつ満足度は高いだろう。この結果からも、近年の軽自動車ブームの理由が見えてくる。だが、結論を下すのはまだ早い。さらにアンケート結果を分析することにしよう!
2. 次回購入時にクルマに求めるもの
クルマに求める要素について、当てはまるものを複数選んでもらい、その結果をポイントとして計算したのが以下のランキング。どの要素をどのくらい重視するかがわかる。
※複数回答をポイントとして算出
1位 価格 – 59pt
2位 燃費 – 51pt
3位 維持費 – 42px
4位 スタイル・デザイン – 40pt
5位 運転のしやすさ – 37pt
6位 走行性能 – 35pt
7位 ボディサイズ – 33pt
8位 室内の広さ – 32pt
9位 運動性能 – 24pt
10位 その他 – 6pt
レーダーやカメラからの画像認識による衝突軽減システムは、今後一気に普及していきそうな雰囲気だ。
見た目の格好よさについても大きなニーズが見られた。近年のマツダ人気がそれを裏付ける。
運転のしやすさや走行性能は求める一方で、いわゆるスポーティな走りについては、ちょっと一歩引くユーザーが多い。
優れた経済性を持つことは、今や多くのユーザーにとって最優先。
クルマに求める要素をしっかり自覚する
1台あたりの保有年数が8年近くというデータが存在することからわかるのは、クルマの性能が上がり、長期間維持しやすくなっただけでなく、できるだけ余計なお金を使いたくないというユーザーの気持ち。
つまり、一度買ってしまったクルマは必然的に長く乗ることになるだけに、クルマ選びの重要性はますます高まっている。
次回購入時にどのようなクルマを購入すれば、長く満足することができるのかということを、まずは他の人たちがどのように考えているのか、参考にしてみるのもいいだろう。
また、自分の中ではっきりとしていない潜在的な要望をしっかりと自覚するのも、クルマ選びには重要だ。
ボディタイプ人気ランキング
時代の流行を色濃く反映するのがこのランキング。今回の結果から見えてくるのは、とにかく使い勝手と経済性を重視するユーザーが多いということ。とくに軽自動車の人気はかつてないものとなっている。
1位 ミニバン・1BOX
1位 ミニバン・1BOX
3列シートならではの多人数乗車、そして充実のユーティリティから人気ナンバー1。
2位 軽自動車
2位 軽自動車
維持費を気にするユーザーたちを中心に熱い注目を集めているのが軽自動車。
3位 セダン
3位 セダン
オーソドックスなセダンの人気はあなどれないことが判明。高級車ニーズも多い。
4位 コンパクト・ハッチバック
4位 コンパクト・ハッチバック
軽自動車には水を開けられたものの、近年やはり注目を集めているのがこのクラス。
5位 SUV・クロカン
5位 SUV・クロカン
アクティブ派のユーザーを中心に人気を集めた模様。燃費の改善も人気を後押しか。
6位 ワゴン
6位 ワゴン
かつて一世を風靡したワゴン車は元気がない。魅力的なモデルの登場が望まれる。
7位 クーペ・オープン
7位 クーペ・オープン
もともと数としては少数派なこのクラス。86/BRZの人気で今後が期待される。
クルマの動力源人気ランキング
モデル別のほしいクルマランキングではハイブリッド勢が圧倒的人気を誇ったが、それでもまだガソリンが1位という結果は変わらなかった。その他エコカーは今後どのように受け入れられるのか興味深い。
1位 ガソリン – 42%
2位 ハイブリット – 38%
3位 クリーンディーゼル – 8%
4位 プラグインハイブリット – 8%
5位 電気自動車 – 4%

電気自動車については、興味はあるものの、購入するにはまだ早いと考えているユーザーが多い模様。クリーンディーゼルやPHVの人気が意外に高いところにも注目だ。
今後主流となると思われる動力源の種類
現在 | 3年後 | 10年後 | |
---|---|---|---|
ガソリン | 70% | 32% | 9% |
クリーンディーゼル | 2% | 5% | 4% |
ハイブリット | 22% | 31% | 16% |
プラグインハイブリット | 1% | 9% | 12% |
電気自動車 | 1% | 3% | 17% |
燃料電池車 | 0% | 1% | 10% |
それ以外&わからない | 4% | 19% | 32% |
多くのユーザーがガソリンエンジンは徐々により環境にやさしい代替動力へ切り替わると予想。
しかし、本命についての意見はわかれている模様だ。

ユーザーが選んだ 次回購入予定車種 BEST10
なんと全モデルがハイブリッドをラインアップに持つという結果に。改めて燃費を気にするユーザー心理が強いことがわかった。
人気No.1はコレ!1位 トヨタ アクア

新車価格帯:170万~195万円 ※全グレード中古車参考価格帯:140万~210万円(23年~ ※G’zを除く)
圧倒的人気を集めたのがアクア。維持しやすいコンパクトなボディに手頃な価格、ハイブリッドの組み合わせは、まさに今のユーザーニーズを代表。
2位 トヨタ プリウス

新車価格帯:217万~334万円 ※全グレード中古車参考価格帯:130万~275万円(21年~ ※全グレード)
元祖ハイブリッドカーが2位を獲得。他にもハイブリッドカーが増えてきている今でも、人気があるのは、既存ユーザー満足度の高さが理由か。
3位 ホンダ フィット

新車価格帯:163.5万~182.4万円 ※全グレード中古車参考価格帯:70万~145万円(19年~25年 ※先代、全グレード除く)
トヨタ車以外での最上位となったのがホンダのフィット。ハイブリッドをランアップし、経済性に優れるベーシックモデルから走りのRSまでカバー。
4位 トヨタ プリウスα

新車価格帯:235万~320万円 ※全グレード中古車参考価格帯:158万~295万円(23年~ ※全グレード)
大人気のプリウスをベースにユーティリティ性能を高めたモデル。3列目を備えるグレードも選択可能で、ちょっとしたミニバン的な使い方もできる。
5位 トヨタ アルファード

新車価格帯:300万~595万円 ※全グレード中古車参考価格帯:235万~450万円(20年 ※全グレード)
ミニバン界のキング的存在のアルファードがランクイン。堂々としたスタイリングと高級感あふれる内装に根強いファンが。ハイブリッドも用意。
HVとEVの中間モデル6位 トヨタ プリウスPHV

新車価格帯:285万~399.8万円 ※全グレード中古車参考価格帯:220万~315万円(24年~ ※全グレード)
人気のプリウスに充電機能を追加することでより電気自動車に近づけたのがプリウスPHV。先進性とHVの安心感を兼ね備えたのが人気の理由か!?
7位 日産 セレナ

新車価格帯:218.4万~318.675万円 ※全グレード中古車参考価格帯:160万~255万円(22年 ※全グレード)
ミドルクラスミニバンのトップセールスを2011年から3年連続で記録した人気モデル。こちらもハイブリッドが選べる。
8位 トヨタ ヴォクシー

新車価格帯:218万~297万円 ※全グレード中古車参考価格帯:105万~240万円(19年~24年 ※先代、全グレード)
こちらも人気ミニバンで最新モデルではついにハイブリッドもラインアップ。ちょい悪のフェイスも人気の秘密か。
セダンで唯一登場9位 トヨタ クラウン

新車価格帯:357万~575万円 ※全グレード中古車参考価格帯:165万~370万円(20年~24年 ※先代、全グレード)
日本を代表する高級セダンが9位にランクイン。最新モデルでは王冠をイメージさせるグリルなど威厳が大幅にアップ。
10位 トヨタ エスティマ

新車価格帯:275万~507万円 ※全グレード中古車参考価格帯:90万~355万円(18年~ ※全グレード)
こちらもハイブリッドを用意するミドル級ミニバン。現行型は長くモデルチェンジしていないがそれでも人気なのはさすが。
クルマ好きの皆さ~ん!本音を教えて! 愛車の良いとこ 悪いとこ
クルマ好きの強い味方であるスーパーオートバックスにてユーザーを直撃取材!お買い物中にも関わらず、皆さんご協力ありがとうございました!
取材協力スーパーオートバックス TOKYO BAY東雲
取材協力スーパーオートバックス TOKYO BAY東雲
カー用品の販売はもちろん、新車や中古車も販売しているカーライフの強力なサポーター。車検整備も含めてなんでもおまかせ!
住所:東京都江東区東雲2-7-20
電話:03-3528-0357
ヤマザキさんトヨタ カローラフィールダー
良いとこ
もっとも気に入っているのが運転のしやすさ。スタイルも好きです。
悪いとこ
あまりないですが、次にほしいのは燃費のいいクルマですね。すずきさんスバル レガシィB4
良いとこ
この型以降に比べてコンパクトだし、スタイルも気に入っています。
悪いとこ
燃費はよくないですね。ただ、それはしょうがないと思ってます。カニエビゾウさんスズキ ワゴンR
良いとこ
このクルマは仕事用なのでコストパフォーマンスが最優先です。
悪いとこ
荷室スペースと、足まわりがもっとしっかりしてほしかったかな。
テルアキさん日産 180SX
良いとこ
好きなのはこのスタイル!それと運転しやすいところですね。
悪いとこ
乗り心地や性能には不満があるけど、代わりになるクルマがない!kazzさんクライスラー PTクルーザー
良いとこ
このレトロで個性的なデザインがよくて選びました。
悪いとこ
外装が気に入っているだけに内装の質感が低いのが残念です。奥村 剛さん日産 スカイラインGT-R
良いとこ
憧れていたR32のGT-Rです。このボディサイズとスタイルは最高!
悪いとこ
最新モデルのスポーツカーと比べてしまうと性能には不満あり。
池田宏太さんトヨタ ヴァンガード
良いとこ
1週間前に納車されたばかりです。このスタイルがお気に入り!
悪いとこ
乗り心地が思ったよりよくない。新しいハリアーが気になります。nobさんMINI クーパーSコンバーチブル
良いとこ
このコンパクトなボディとMINIならではのデザインですね。
悪いとこ
ちょっと荷物スペースが狭過ぎるかも。新型MINIは気になりますね。カワタクさん日産 マーチ ニスモ
良いとこ
コンパクトなボディサイズとスタイリングが気に入りました。
悪いとこ
まだ納車されたばかりなのであまりないですが荷室スペースかな。
ユウさんスズキ スイフト
良いとこ
運転のしやすさとデザイン。ボディカラーも気に入っています。
悪いとこ
乗り心地がいまいちです。もう少し運転しやすいといいのに。新海哲雄さんスバル インプレッサWRX STi
良いとこ
妻のために買ったATモデルということと、このライトのデザイン。
悪いとこ
これは買う前からわかっていたことですけど燃費はよくないです。トシユキさん日産 フェアレディZ
良いとこ
スタイルに惹かれて買ったクルマなので満足しています!
悪いとこ
満足してます。次に買うのもデザインのいいクルマがすきですね。
ユーロRさんホンダ シビックタイプRユーロ
良いとこ
このスタイル、サイズ、そして性能に惚れ込んで買いました!
悪いとこ
ほとんどないけど、強いて言うなら荷室スペースが狭いかな。
3. あなたがもっともほしいと思うのは?
質問:次の3台の中でもっともほしいのは?
「200万円のハイブリッドコンパクト」
参考:トヨタ アクア L/170万円
「200万円のハイブリッドコンパクト」
人気ナンバー1のアクアが所属するのがこのクラス。やはりユーザーからの支持率もトップの数字となった。
「150万円の軽自動車」
参考:ダイハツ ムーヴ XターボSA/132万円
「150万円の軽自動車」
2番人気となったのは近ごろ高い実力を備えている軽自動車。販売価格が小型車より高くてもこの人気。
「100万円の中古コンパクト」
参考:日産 ノート X DIG-S/100万円
「100万円の中古コンパクト」
中古車ならば高年式で燃費性能に優れたコンパクトカーが100万円程度で購入できてしまう。
多くのユーザーにとってかなりリアルな3択となるであろうこの質問。果たして結果は、3者それぞれに支持を集めつつもハイブリッドカーの勝利となった。
新車と中古車、どちらを選ぶ?
新車を買った人に聞きました中古車も検討しましたか?
新車を買った人に聞きました中古車も検討しましたか?
こちらの質問は新車を購入した人のみの回答となる。同じ車種なら中古車を選ぶことで、より予算を圧縮することが可能。新車ならではの喜びはあるが、クールに考えることも大切だ。
あなたは新車派?それとも中古車派?
あなたは新車派?それとも中古車派?
アンケートは新車ユーザーと中古車ユーザーそれぞれ同数で行なっている。新車派が67%と多数派を占めつつも、中古車派も3割以上と少なくないことがよくわかる。
新車を選ぶメリット 中古車を選ぶメリット
新車を選ぶメリット 中古車を選ぶメリット
新車を購入するメリットは、なんといっても100%のコンディションのものが手に入ること。また3年程度の新車保証も大きい。一方で、中古車を選ぶ最大のメリットは予算が圧縮できること。デメリットはコンディションに対する不安だ。また、求める性能や機能が最新モデルにしかない場合は、新車しか選択肢がないことも。
クルマ購入時のインターネット利用は?
・活用した 54%
・多少は見たが、活用はしていない 28%
・全く活用していない 18%
半数以上のユーザーがインターネットを活用してクルマ選びを行なうということがわかった。ライバルとの比較を行なうなど、インターネットはこれからも活用されていくに違いない。
ローンの利用意識、あなたはどっち?
・回数を増やしてでも、月々の支払い額を抑える 22%
・支払い総額を抑えるため、ローン回数を減らす 78%
ほとんどのユーザーが総額を圧縮するため、「ローン回数を減らす」という選択肢を選んだ。それに応じてクルマ選びの予算もシビアになるはずだ。
※すべての価格は参考価格です

4. いよいよ判明! 後悔しない うまくいく中古車選び術
中古車選びの極意に迫る今回の特集。400人以上のリアルな声を分析することでいよいよその輪郭が見えてきた。最後のピースを埋めるのは、ずばり中古車に関する質問だ!
中古車購入時に気になる箇所・項目は?
※複数回答をポイントとして算出

故障に対する警戒心が色濃く見えるアンケート結果。また走行距離でコンディションを判断にしていることも推測される。
なぜ後悔するのかその理由を分析する
さて、これまでのユーザーアンケート調査によって、どのようなクルマが求められるのかが皆さんにもわかってきたと思う。
次にねらうべきクルマの輪郭が見えてきたところで、いよいよ本特集のメインテーマである失敗しないための中古車購入術について考えていきたい。
クルマ選びでネガティブな気持ちになるのが、余計な出費とクルマの能力が想像以下だった場合だ。たとえ弱点があったとしても、最初からわかっていて、適正価格で手に入れた場合は、満足度に大きな影響はない。
それを中古車購入に当てはめて考えれば、おのずと正解への道筋が見えてくるというもの。
ここでは、中古車購入にまつわる要素についてもアンケートを実施。その内容をふまえて、最終的な結論を導き出すことにする。先輩ユーザーから届いたリアルな声をチェックだ!
保証制度は利用する?
近年、中古車にも保証制度を採用する販売店が増えてきており、「利用すると思う」、「興味がある」というユーザーが半数を超えた。故障に対する心配をケアしてくれる制度だけに上手に利用したいものだ。
・利用すると思う 37%
・保証制度に興味がある 20%
・保証制度は知らなかった 26%
・使用しないと思う 17%
まだまだ2割以上のユーザーが保証制度を知らなかったという数値も。ただ、お店によって保証の内容が異なる場合もあるので、確認することを忘れずに。
中古車に鑑定サービスがある事は知ってる?

・利用したことがある 5%
・知っている 30%
・知らなかった 65%
中古車の状態を第3者機関が評価する鑑定サービスは、これから注目の制度。中古車選びを強力にサポートしてくれるサービスだ。
販売店選びで重視することは?
クルマ購入の正否を決める重要なファクターである販売店選び。多くのユーザーが重視するのは「価格」だった。しかし、ほぼ同じくらい「アフターサポート体制」も重視するという結果になった。トラブルを避けるためにも販売店選びは慎重に!
・アフターサポート体制 33%
・価格 39%
・販売スタッフの対応 14%
・販売店・販売会社の規模 4%
・その他 10%
また、「販売店・販売会社の規模」よりも「販売スタッフの対応」を重視しているところも興味深い。セールスは購入後も窓口になるキーマンだけに、信頼できるかどうかは大切なことだ。
これまでどんなお店で購入しましたか?
これまで中古車をどのようなお店で購入してきたかを質問し、なおかつその理由から、成功へ近づくためのポイントを探す。ディーラーかはたまた専業店か。これは気になる質問だ!
Q.今のクルマはどこで購入しましたか?

ディーラーを利用する理由は?
1位 安心感があるから
2位 営業マンとの信頼関係があるから
3位 サービスが充実しているから
3位 店舗の立地条件が良いから
5位 他店に切り替えるのが面倒だから
ディーラーが選ばれる最大の理由は「安心感」。やはり故障に対する恐怖感からディーラーを選択するユーザーが多いようだ。
これまでどんなお店で購入したことがありますか?
・メーカー系ディーラーでしか購入したことがない 27%
・以前はディーラー以外の販売店で購入したが、
現在はメーカー系ディーラーで購入している 13%
・以前はメーカー系ディーラーで購入したが、
現在はディーラー以外の販売店で購入している 21%
・ディーラー以外の販売店でしか購入したことがない 39%
中古車を購入する場合、価格が大切なファクターであることは間違いない。安心かそれとも価格的メリットか。ユーザーも約半分に割れている。
失敗しないための CHECK POINT
コンディションをチェック
コンディションをチェック
1台1台で状態が異なる中古車の場合、お店まかせのクルマ選びはNG。たとえ欠点があったとしても、価格と天秤にかけて納得してから購入すれば、後から後悔することはない。同じ車種を複数比べて目を肥やすべし!
総額をチェック
総額をチェック
新車と違って販売店によって諸費用が異なる中古車。見た目の車両価格だけではなく、整備費用や手数料などが納車されるまでに結局いくらかかるのか、そこで比べることが大切。複数社から見積りを取るのも効果的だ。
サポートをチェック
サポートをチェック
中古車最大のリスクである故障。正直に言って、お店にもわからない部分でもあるため、故障するかどうかはある意味で運。どうしても心配ならば最初にコストをかけて保証制度を利用するのも手。人間の保険と同じである。
維持費をチェック
維持費をチェック
せっかくいいクルマを手に入れても日々の暮らしの中で「お金がかかるクルマだな」と思ってしまうと満足度は下がってしまうもの。場合によっては、希望とするクルマのランクを落として購入価格を下げるのも手段だ。
まとめ CONCLUSION
自分を知ることが満足への最短ルート
中古車購入にこれをやっておけば完璧という単純な必勝法はない。しかし、自分が満足すればいいのだから、他人を満足させるクルマ選びよりある意味で簡単だ。
今後数年間のライフスタイルを想定し、それに耐える懐の深さをもったクルマを選ぶことが必要だが、その一方で、理屈を超えて好きなクルマを手に入れるというのも、結果的に大きな満足に繋がるのも事実。
また、リスクを避けるあまり価格メリットが減っても、価格メリットを追求し過ぎてリスクが増えるのもバランスが悪い。先に払うか後で払うか、それはあなた次第。
ひとつだけ言えるのは、最近のクルマに買い替えれば、燃費性能に満足するのは間違いないということだ。
※すべての価格は参考価格です