中古車購入ガイド
更新日:2026.03.23 / 掲載日:2026.03.21
絶大な人気を誇るハイブリッドカーの草分け。トヨタ プリウス(50系)中古車バイヤーズガイド

グーネットの人気中古車ランキングで首位の常連モデルといえばトヨタ プリウス。ハイブリッドカーの草分けとしても知られており、どの世代のモデルも幅広いユーザーから絶大な人気を誇っている。現行型は2023年1月に登場した5代目だが、中古車市場で最もボリュームがあるのは先代モデル(50系)。そこで今回は、プリウス(50系)の魅力を紹介しつつ、2026年3月現在の中古車動向をお伝えしよう。
トヨタ プリウス(50系)ってどんなクルマ?

2015年12月、プリウスはフルモデルチェンジを受けて4代目になった。この世代から新世代アーキテクチャー「TNGA」を導入し、走りの楽しさ、さらに乗り心地や静粛性など、クルマとしての基本性能が大幅に高められている。ボディは従来モデルからややサイズアップしており、全長4540mm、全幅1760mm、全高1470mmと大きくなった(2015年発売時・2WDモデル)。見どころは個性的なデザインの縦長のヘッドライトで、従来型から大きくイメチェン。低重心を強調したフォルムと相まって、スポーティさをアピールしている。

インテリアも大きく進化した。伝統のセンターメーターを採用しつつ、センターコンソールの高さを抑えることで開放感のある空間を演出。インパネの形状もすっきりとしたデザインになり、特に上級グレード「A」には本革シートを採用するなど質感も大幅に高められた。

パワートレインは、1.8L 直4にモーターを組み合わせた「THS II」を採用。最大熱効率40%を実現したエンジンのほか、モーター、トランスアクスル、パワーコントロールユニット、バッテリーなどシステム全体で小型&軽量化を実現したのもトピックである。これにより、「E」グレードではJC08モード燃費40.8km/Lという低燃費を実現した。また、雪道での発進をアシストするE-Fourを採用し、プリウスでは初となる4WDを設定。
安全面では、歩行者検知機能付き衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーダークルーズコントロールをはじめとする4つの安全機能をセットにした「トヨタセーフティセンスP」を採用。そのほか、バイ・ビームLEDヘッドランプ、スマートエントリー&スタートシステムが全車標準装備となった。
・全長:4540mm(Aプレミアム・2015年12月)
・全幅:1760mm(Aプレミアム・2015年12月)
・全幅:1470mm(Aプレミアム・2015年12月)
・JC08モード 37.2km/L(Aプレミアム・2015年12月)
データで読み解くトヨタ プリウス(50系)

2026年3月現在、プリウス(50系)の中古車価格帯と中古車平均価格は次のとおりとなっている。
新車価格帯:242万9018円~339万4145円(2015年12月発売時)
中古車価格帯:100万円~330万円
中古車平均価格:179万円
グーネット掲載台数:約3900台
2015年12月にフルモデルチェンジを受けて4代目(50系)に進化したプリウス。大ヒットモデルの3代目から大きくイメチェンしたデザインになり、発売当初は賛否両論だったものの、蓋を開けてみたら4代目も好調な販売を記録した。2023年1月には現行型(60系)が登場したことも影響し、中古車相場は少しずつ下がっている。
中古車価格帯は100万円から330万円となっており、平均価格は179万円。新車時価格から概ね100万円ほど安くなっており、そろそろ買い時といえそうだ。たとえば、走行距離5万km/2020年式の条件ならば200万円前後の予算から探すことが可能。
なお、中古車平均価格と物件台数の推移(過去2年間)は次のようになっている。

グレード別中古車物件比率
プリウス(50系)のグレードは、下から「E」、「S」、「A」、「Aプレミアム」の4グレード構成。「E」以外には「ツーリングセレクション」も設定されている。また、「E」を除く全グレードに4WDのE-Fourが選択可能。
| グレード | 概要 |
| E | 装備は抑えたエントリーグレード。燃費は最も優れている。 |
| S系 | UVカットガラスなど装備を充実させた標準グレード |
| A系 | 先進安全装備を充実させた上級グレード |
| Aプレミアム系 | 本革シートを装備する最上級グレード |
エントリーグレードの「E」は、室内がファブリックシート、ウレタン製ステアリングと簡素な仕様だが、JC08モード燃費40.8km/L(2015年式)と最も優秀。「S」は上級ファブリックシート、合成皮革巻きステアリングを採用。「A」は、「S」の装備のほかにトヨタセーフティセンスPやブラインドスポットモニターなどの先進装備が発売当初から標準装備となっている。「Aプレミアム」は、本革シートを標準装備した最上級グレードだ。また、各グレードに設定される「ツーリングセレクション」では17インチホイール、合成皮革シート(Aプレミアムを除く)が与えられる。

グラフを見ると、エントリーグレードの「E」は1%と非常に少ない。最も多いのはS系グレードで、特にスタンダードな「S」の割合が大きい。さらにA系が続き、最上級のAプレミアム系は全体の7%と少ない状況となっている。
グレード別中古車物件比率

走行距離別に見ると、7万km以上の多走行車が全体の4割以上を占めており、全体的に走行距離が伸びている傾向が強い。逆に3万km以未満は13%と少ない。走行距離にこだわるなら高年式をねらう必要があり、例えば2021年式(5年落ち)で220万円が購入の目安。高年式でも多走行車の割合が増えているので要注意。
年式別中古車物件比率

まずはプリウス(50系)の改良遍歴を振り返ってみよう。2015年12月にフルモデルチェンジを受け、その3年後のマイナーチェンジを受けた。この改良では個性の強かったフロントフェイスが改められ、すっきりしたデザインに。また、トヨタセーフティセンスが全車標準装備となったこともトピックである。
2018年12月:マイナーチェンジ
2020年7月:一部改良
2021年6月:一部改良
中古車市場で最もボリュームがあるのは発売翌年の2016年式。次いでマイナーチェンジ翌年となる2019年式も多めとなっている。マイナーチェンジを境に前期と後期に分けると前期型の割合が多い。しかし、中古車として買うなら安全装備が充実した後期型をターゲットにするのも手。ちなみに、それぞれの中古車平均価格は、前期型では159万円、後期型では208万円と50万円ほど差がある。
まとめ:ねらい目のグレードや年式は?

おすすめ年式👉2019年式
おすすめグレード👉S ツーリングセレクション
現行型が登場して以降、50系プリウスの相場は少しずつ下がっている。中古車購入のタイミングとしてはすでに買い時が到来し、これ以降はコンディションのよい個体が減っていくだろう。とはいえ、人気車だけあって値崩れはしておらず、最低でも180万~200万円の予算は用意しておきたい。ねらい目の年式は低走行車が多い後期型の2019年式、グレードは17インチアルミホイールを装着した「S ツーリングセレクション」。