日本カー・オブ・ザ・イヤー
更新日:2023.12.08 / 掲載日:2023.12.07
2023-2024 ⽇本カー・オブ・ザ・イヤー トヨタ・プリウスが受賞!通算3度目の栄冠

2023年12⽉7⽇、“2023年の今年の1台”を決める「2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考会が開催され、トヨタ・プリウスが栄冠に輝いた。
日本カー・オブ・ザ・イヤー 【トヨタ プリウス】

ハイブリッド車のパイオニアとして誕生したプリウスが5代目を迎え、自らの殻を破るスタイリッシュなデザインとエモーショナルな走りを実現。その変貌と進化が評価され、栄冠を勝ち取った。
なお、プリウスのイヤーカー受賞は2009年の3代目以来で、通算3度目の受賞。
トヨタ プリウス 受賞理由

ハイブリッド⾞のパイオニアであり、⻑く牽引役、推進役を務め続けたプリウスが、5代⽬にしてついにその殻を破った。ハイブリッド技術が⼀般化した今、もはやそのシンボルである必要はなく、⾃らブレークスルーを図り新しいフェーズへ移⾏したのである。
⾸脳陣からはコモディティ化を進める案も出たが、それを覆したのは開発陣の熱意。クリーンな⾞というだけでなく、愛される⾞を⽬指した。
これまで空⼒性能最優先だったボディは、スタイリッシュなモノフォルムに⼤変⾝。Cd値では従来型に少し劣るものの、前⾯投影⾯積を減らすことでCdA値は従来型並みに抑えることに成功している。
その上で低重⼼化とロングホイールベース化を図り、動的性能の著しい向上を実現したことが⾼く評価された。操縦性はプリウス史上最も敏捷かつ正確なものに変貌を遂げ、スポーツドライビングが楽しめる。
※日本カー・オブ・ザ・イヤー公式サイトから引用。
インポート・カー・オブ・ザ・イヤー 【BMW X1】

日本市場に合うコンパクトサイズながら、ブランドの持ち味である高い走行性能を実現した点が評価。BMW車のインポート・カー・オブ・ザ・イヤー受賞は2019年の3シリーズ セダン以来、4年ぶり。
BMW X1 受賞理由

⽇本市場に相応しいコンパクトサイズでありながら、BMWらしい動的質感の⾼さを実現。パワー・オブ・チョイス。つまりユーザーのライフスタイルに応じてBEV、ガソリン、48Vマイルドハイブリッド・ディーゼルの3種類のパワーユニットが⽤意され、そのどれもがハイレベルな⾛⾏性能を獲得している点が⽀持された。
補助⾦を含めればほぼ同⼀のプライスレンジに収まるインポーターの努⼒も⾒逃せない。
※日本カー・オブ・ザ・イヤー公式サイトから引用。
デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー 【三菱 デリカミニ】

三菱の看板モデルである“デリカ”の世界観を守りつつ、現行ラインナップのタフなイメージを見事に覆す、愛らしくキャッチーなデザインが支持を獲得した。
デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーを日本車が受賞するのは、2020年のマツダ MX-30以来3年ぶり。
三菱 デリカミニ 受賞理由

近年厳ついフロントマスクがブランド・ランゲージだった三菱が⼀転、愛らしく魅⼒的な表情を採⽤したことが評価された。しかも販売台数はekクロススペースの3倍強を達成。デザインが商品性の⾼さに直結する⼤切な要素であることを⾃ら証明してみせた。
同社にとってアイコン的存在でもあるデリカのモデル名を⽤いるだけでなく、外観⾯でも同じ世界観を共有した意義も⼤きい。
※日本カー・オブ・ザ・イヤー公式サイトから引用。
テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー 【日産 セレナ】

高速道路でのハンズオフ運転を可能とする「プロパイロット2.0」の採用、e-POWER用に新開発された3気筒1.4Lエンジンなどが高評価を受けた。
日産車のテクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー受賞は、昨年のエクストレイルに続き2年連続。
日産 セレナ 受賞理由

「セレナはモノより思い出」の公約通り、脇役に徹するための数々のテクノロジーが⾼評価を呼んだ。ミニバンでありながら⾼速道路でハンズオフ可能なプロパイロット2.0を最上級グレードに採⽤。空⼒⾯ではミニバンの弱点である横⾵に強い細部処理を施す等抜かりない。
5ナンバー枠に収めながらタイヤサイズを拡⼤したにも関わらず、従来型並みの室内スペースを確保。e-POWER⽤に新開発された3気筒1.4ℓエンジンに対する評価も⾼い。
※日本カー・オブ・ザ・イヤー公式サイトから引用。
実⾏委員会特別賞 【⼀般社団法⼈⽇本⾃動⾞⼯業会「ジャパンモビリティショー2023」】

2021年の開催中止を経て、「東京モーターショー」が「ジャパンモビリティショー2023」にリニューアル。人々を取り巻く様々な環境に欠かせない存在であるモビリティの新たな可能性を、多様な形で提案したことが評価された。
ジャパンモビリティショー 受賞理由

4年ぶり開催の「東京モーターショー」を「ジャパンモビリティショー2023」と改称し、新しいコンセプトを打ち⽴て、「⼈と⼈」、「会社と会社」、「⼈や会社と社会」を繋げる役割としてのモビリティの重要性を確⽴し、スタートアップ企業を含めた⽇本のモビリティ産業全般に新たな道筋を⽰したこ
とを⾼く評価する。
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