車のエンタメ
更新日:2018.11.08 / 掲載日:2018.04.26
サンフランシスコのケーブルカーをトラックが鬼あおり運転!?

ケーブルカーというと、日本では、観光地の山肌を這うように走る乗り物をイメージしますが、今回は世界的に有名なサンフランシスコのケーブルカーに起こったアクシデントの様子をご覧いただきます。一般的なケーブルカーとは走行原理がまったく異なっているが故のトラブルです。

それから15分ほどして、運営会社「サンフランシスコ市営鉄道(MUNI)」のトラックがすれ違います。ケーブルカーの運転士は、サポートを要請しているようです。

日本などの一般的なケーブルカーは「交走式(つるべ式)」と呼ばれ、1本のケーブルの両端に車両が繋がれ、片方が引き上げられると、もう一方の車両が降りてくる方式です。ところが、サンフランシスコのケーブルカーは、ケーブル自体が時速9マイルで常に移動しており、それを掴むことで車両を走らせ、離すと停車する仕組みになっているそうです。
どうやらこのケーブルカーは、動いているケーブルをしっかりとつかむことができなくなっていたようです。通常は、テコの原理を利用したこの装置を使って、運転士が自在に「つかんだり、離したり」をするようです。そのため彼らは「グリップマン」と呼ばれているそうです。

急な坂の多いサンフランシスコで、馬車の馬がギブアプすることが多かったため発達したというケーブルカー。実用性だけでなく、風物詩としてもサンフランシスコには欠かせない存在ですね。