車のエンタメ
更新日:2018.10.10 / 掲載日:2016.10.21
ゾンビからもエスケープ!? B級な楽しさにあふれるフォードのCM

ゾンビって、なにげに人気ありますよね。1930年代から21世紀まで長きにわたっていろんな映画に登場してますし、マイケル・ジャクソンの名作「スリラー」のPVでも華麗なダンスを披露してました。
ゾンビとはまったく縁がなさそうなクルマのCMにも起用されていたんです。フォード・カナダが制作したSUV「エスケープ」のCMです。制作されたのは2012年。映画「バイオハザード」シリーズの第5弾『バイオハザードV:リトリビューション』が公開された年なので、かなり話題になったはずです。
まずはこちらからご覧ください。

吹きっさらしの広場で焚火にあたるゾンビが4体。ゾンビって寒さを感じるんですね。意外でした。

ゾンビが火を囲んでいる広場に停めたエスケープを目がけて、男性が走ってくるんですが……。慌てすぎて足がもつれてすっ転ぶんです。


飛んでいったキーを大慌てで拾ってクルマに乗りこもうとするのですが、ゾンビたちに襲いかかられてしまう男性。

押し倒されて万事休す!

……あれ? ゾンビいないよ?

ゾンビたちは男性からキーを奪うとエスケープに乗り込み、走り去っていきました。
茫然と見送る男性は「助かった!」と安堵したんでしょうか。それとも「おい、クルマ返せ!」と怒ったのかも?
2本目の本編。エスケープの機能に興味を示すゾンビたちの話です。

寒々しい広場に、またしてもエスケープがポツンと停まっています。ドラム缶の焚火があるのは、エピローグと同じ場所ってこと?


オーナーの男性は、コンテナの裏から様子をうかがいリモコンでロックを解除。




エスケープに駆け寄り、なんとか乗り込んだ男性ですが、振り返ればそこにもゾンビ! しかもキーを盗られてる! このくわえ方は……もしや、エピローグで運転席にいたゾンビ?



男性は、驚きながらもサンルーフのスイッチに手を伸ばします。開いていく天井を興味深そうに見上げたゾンビは、口をあんぐり。キーの奪還に成功します。


サンルーフに注意を引かれているうちに……と男性は車外へ逃げますが、そうだった! そこには助手席のゾンビが!

こんどは、リアバンパーの下の足を差し込み、リアゲートをオープン。

不思議そうに見つめる助手席ゾンビに、「ハンズフリー・パワーリフトゲート」の使い方をレクチャーします。

楽しそうな雰囲気を察知したのか、仲間たちがたくさん集まってきてしまい……。



男性は、ボンネットを開けてキーでエンジンをスタート。ゾンビたちが興味津々でエンジンルームを覗き込んでいる隙に、スマートフォンでオーディオを鳴らしはじめます。


音楽に合わせて踊り出すゾンビたちを見て、男性はボンネットを閉めて逃走成功!

これにて一件落着、とはいきません。なんと、画面の左側から慌てた様子で走り込んでくる男性が……。 もしかすると、エピローグは本編のあとの出来事なのかも。エスケープの機能に魅せられたゾンビたちが、エスケープを手に入れたくなって……というストーリーだとしっくりきませんか?