車のエンタメ
更新日:2018.11.10 / 掲載日:2016.04.15
GT-Rがスノーボーダーをけん引!

ふつうなら、「SNOW」はサーキット走行にとって最悪の路面コンディションのはず。しかし、このクレイジーな人たちにとっては「めったにないチャンス!」だったみたいです。
真っ白に雪が降り積もったスパ=フランコルシャン・サーキットに嬉々として繰り出したのは、1台の日産「GT-R」とヘルメットをかぶったひとりのスノーボーダー。GT-Rでけん引してスノーボードとタンデムしちゃおう、ってことになったらしい。
動画を公開したのは、ドイツのニュルブルクリンク北コースとベルギーのスパ・フランコルシャンでサーキット走行用のレンタカーやサーキットタクシーなど、観光客向けのサービスを提供する「RSR」のメンバー。2016年のモットーは「よく働き、よく遊べ」だそうで、気温がマイナス16度まで下がり大雪でサーキットがクローズになった3月19日に、ここぞとばかりに遊んじゃったというわけ。
GT-Rに取り付けられた平ロープにスノーボーダーがつかまって、サーキットへGo! けっこうなスピードが出てるように見えるなぁ……と思ったら、120km/hを超えてたところもあったらしい。カーブでは大きく振られたりして、何度も転倒しながら完走。楽しそうだけど、怖そうだし、体力的にもつらそうだなぁ。
F1のベルギーGPが開催されることでも知られるスパ=フランコルシャンは、起伏があって、高速コーナーが多くて、ドライバーの技術が問われる難コース。1周約7kmと距離も長いから、さぞかし滑り甲斐があったはず。
プロのサーキットサービスだからこそのこの遊びは、危険とも隣り合わせ。ハイスピードで滑ってるときにへんな転び方をすればケガするかもしれないし、けん引しているGT-Rが万が一にもスピンなんかしちゃったら巻き込まれちゃうかもしれないし、「おもしろそうだから真似っこしてみよう」なんて、ぜったいにしないでくださいね。
雪上でガチな走行対決を行った動画も発見した。舞台は気温マイナス25度の極寒の雪原(スウェーデンのアリエプローグ)で、しかも、クルマとバイクの異種対決!
まずは、ポルシェ「911 GT3 RS」対ヤマハ「YZF R1」から。バイクで雪道なんて走ったらすぐに滑って転倒しそうだけど、「これでもか!」ってぐらいにピンを打ち込んだスパイクを装着してるもんで、スタートダッシュからすごいのなんの。いきなりウィリーするわ、直線では258km/hでかっ飛ばすわ、コーナーもしっかりグリップして曲がるわ、まさに快走。
続いては、三菱「ランサー エボリューション IV」対ヤマハ「450WRF(日本でのモデル名はWR450F)」。こっちのほうがまだ雪上を走っててもおかしくない絵ヅラですね。
この企画、フランスの「モト・ジャーナル」が主催したもので、転倒シーンなどを含むロングバージョンもあります。
いやー、しかしマイナス25度ですよ。バイクのライダーさんたち、寒かっただろうなぁ……。