車のエンタメ
更新日:2018.11.08 / 掲載日:2016.02.23
仰天! ロシアのATV文化がこんなにすごい!
ユニット・コンパス/Goo-net編集部
日本でもにわかに話題となっているロシアのSherp社製ATV(all-terrain vehicle/全地形対応車)「シェルプ」。なにがすごいって、その走破力の高さである。雪原を縦横無尽に走り回り、氷を割って水上を進む。泥地も低木の林も問題なし。
ボディサイズは全長3400×全幅2520×全高2300mm、直径1600mm×幅60mmの巨大なタイヤを25インチのホイールに装着し、日本の重機メーカー「クボタ」製の1.5L ディーゼルエンジン「V1505-t」を搭載。最低地上高は600mmで、雪上だろうが氷上だろうが泥地だろうがゴツゴツの岩山だろう砂地だろう倒木に行く手をはばまれそうな森林だろうが、おかまいなしに軽快に走れる(最高速度は45km/h)。6km/hとスピードは落ちるが水上もOKだ。
このシェルプ、コンセプトカーなどではなく、なんと市販車なのだ。スタンダードタイプで6万5000ドル(約730万円/※2/20現在の為替相場1ドル=120円で換算)、上級バージョンの「KUNG」が7万ドル(約788万円)と、そこらの高級車よりずっと手が届きやすいお値段でビックリ。
じつはロシアでは、ATVがかなり発展している。世界一広大な面積を持つ国でありながら、永久凍土のツンドラ、タイガの広大な針葉樹林など国土のほとんどが過酷な自然環境下にあるため、ATVの需要が高いのだ。
Aton Impulse社の「バイキング」は、巨大なSUVとういう風体のATV。ボディサイズは全長5250×全幅2550×全高2700mmとシェルプよりもひとまわり大きく、最低地上高は300~600mmで調整できる。最高時速は80km/h、水上では12km/h。