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故障・修理
更新日:2020.10.03 / 掲載日:2020.10.03

フロアの制振 音質アップDIY PART2-2

フロントシートの足元周辺は重点的に行う!
 ロードノイズ対策は制振/吸音/遮音の3つの要素からなり、部位によって必要となる処理は異なってくる。
 フロアに行うのは「制振」処理で、「制振」とは読んで字のごとく、振動を制する=抑えることにある。具体的には振動しやすい部分に制振シートを貼っていくことになる。が、大衆車クラスのクルマでも必要最低限の制振処理は既に行われている。
 このため、省略されている面を探し出してキッチリ制振処理すると共に、処理の甘い箇所を補強していく。特に注意したいのがフロントシートの足元周辺。「最低限の処理で済ませたい」などというときも、ここを重点的に行う。

ペダル裏のゴムシートをはがしてフロアパネルの現状を確認する。やはり、もっともロードノイズを伝えやすいタイヤハウス後端が、鉄板剥きだし!包装紙を利用してタイヤハウス後端面を型取りする。型紙の形状に制振シートを切り出す。リケイ紙を剥がして貼り付け、圧着ツールでムラなく擦って密着させる。これで数あるノイズ侵入ルートの1つを塞ぐことができた。

足元パネルで振動している部位をチェック

ペダル裏面もシートをめくったら鉄板剥き出し。制振シートをカットし貼り付ける。ひと通り貼り付けたら圧着ツールでムラなく擦り、密着させる。

足元の制振材面も制振シートで補強する

足元のフロア面には制振材が貼られていたが、制振シートを貼り重ねて補強。後方のシート下回りは鉄板剥き出しだったので、振動ポイントを探して制振シートを貼り付けた。

助手席の足元もビッシリ貼り付ける

助手席側フロアも同様の手順で制振処理を行う。インパネ下面のゴムシートをめくり上げ、垂れ下がらないよう固定。包装紙を利用して貼り付け面の型取りをする。制振シートに型紙を重ね、形状を転写。転写した線に沿ってカットする。型取りした面に当てがって収まり具合を確認。必要に応じて修正を加える。リケイ紙を剥がし、慎重に位置決めしてフロアに貼り付ける。タイヤハウス後端と足元にも制振シートを貼り付けてフロント回りは完成だ。

フロアの制振を補強する

制振シートを30mm幅の短冊状にカット。フロアの凹面にはめ込んでいく。一通りはめ込んだら制振シートを外してシリコンオフを染み込ませたウエスで拭いて脱脂。制振シートを貼り付け、圧着ツールでムラなく擦って密着させる。同様にして残りの制振シートをフロア凹面に貼り付けていく。センタートレー下の平面も振動するポイントを探って(軽く叩いたときの反響音で判断する)制振シートを貼り付ける。完了したらフロアカーペットを元通り組み付ける。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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