フロアパネルを露出！ 音質アップDIY PART2-1

フロアパネルを露出！
ホディの振動を押さえることが
ロードノイズ対策の第1歩
　走行時に車内に響きわたるロードノイズはタイヤ由来のノイズで、タイヤからサスペンションを通してボディに伝わることで発生する。
　このため、その振動を押さえることがロードノイズ対策の第1歩となる。具体的にはタイヤハウスやフロアの制振処理で、徹底的に行うためにフロアカーペットを引っぺがしてフロアパネルをむき出しにしてしまうことにした。

カーペット前方を固定しているクリップ2本を外し、スペアタイヤリッドを取り外す。サードシートを引き起こし、内張はがしで抉り上げてフットカバーを取り外す。レッグフレーム下端の固定ボルトとナットを取り外す。シートロックを解除してサードシートを引き上げ、車外に取り出す。隣のサイドシートも同様に取り外す。これでフロアカーペット後端の固定ポイントがフリーになった。

セカンドシートを前方に引き起こし、アッパーレールカバー上の樹脂クリップ頭部のロックピンを＋ドライバーで90度回してロックを解除し引き抜く。アッパーレールカバーをまっすぐ引き抜く。フロントレッグの固定ボルト4本を取り外す。セカンドシートを後方に傾けつつ持ち上げてスライドアジャスターから分離し、車外に引き出す。スライドアジャスター本体は外す必要はない。

リンクロッドを取り外して左右スライドアジャスターの接続を解除すればOK。リンクロッドの支点になっているボルトを取り外す。反対側の支点ボルトを外してリンクロッドを取り外す。スライドレールの両端に組み付けられているロアレールカバーを抉り上げて取り外す。反対側のスライドレールのロアレールカバーも同様に取り外す。左右のサイドライニングを取り外す。これでフロントシート後方のフロアカーペットはフリーになる。

フロントシートは左右シートレールの両端に設置されている計4本のボルトでフロアに固定されている。シートを後方に目一杯ズラすと前端の固定ポイントが現れる。内張はがしで抉り上げてフットカバーを取り外す。すると固定ボルトが現れる。サイズは一般にM10。14mmのレンチで回し外す。左右のボルトを外したらシートを目一杯、前方にズラす。前端の固定ポイントが現れるので、フットカバーを外してボルトを取り外す。シートバックを前方に倒し、まっすぐ引き上げつつ車外に取り出す。運転席側は座面裏にシートベルトセンサーのハーネスがあるので注意！　コネクターを切り離してから車外に取り出す。

リッドレバーの後方カバーを抉り上げ、固定ネジを取り外す。内張はがしで抉り上げてRフロントサイドガーニッシュを抉り上げて取り外す。インストルメントアンダーカバーを取り外し、Rサイドカウルを引き抜く。Lフロントサイドガーニッシュを外し、Lサイドカウルを引き抜く。

センタートレー後端に設けられているリッドをパネルはがしで抉り上げる。M6の固定ナットを2個取り外す。センタートレー後端を持ち上げながら、トレー全体を前方にズラして前端の引っかかりを外し、センタートレーを取り外す。Bピラー下部に設置されているフロントシートベルトの固定ボルトを外し、フロアから分離する。

センターコンソール裏にはめ込まれたフロアカーペット前端のミシン目を切り離し、左右前端をそれぞれ手前に引き出す。インパネ下に設けられているマジックテープを引き剥がしてフロアカーペット前端を後方に引き出す。Bピラー下部にはめ込まれている面を引き出し、スライドレール外側に押し込まれているカーペット端を引き抜く。右半面も同様に引き引き抜き、フリーになったところで車外にそっくり取り出す。掃除機でフロアを清掃する。

• 提供元：オートメカニック