故障・修理
更新日:2020.11.22 / 掲載日:2020.11.22
The 溶接 DIYで楽しむ「鉄」工作5 DIY向け機種紹介!半自動アーク溶接機3
被覆アーク溶接では難しかった薄板溶接を可能とした「100V専用ノンガス・ガス兼用直流半自動溶接機」。
家庭用の100V15Aのコンセントで軟鋼3mmまでの溶接が可能で、使用環境に応じて「ノンガス」、「シールドガス仕様」を使い分けることができる。これによりステンレスの他、なんとアルミも溶接可能(シールドガスが必須)となるのだ。また、100V30Aの専用コンセントを用意すれば6mmまで溶接可能という優れもの。
4段階の電流切替スイッチとワイヤースピード調整ダイヤルで板厚・材料に応じた最適な溶接条件が設定可能で、使用率をオーバーすると機械が自動的に停止。使い過ぎによる、内部トランスの焼損を心配することなく使用できる。
電源スイッチ等の操作系はすべて正面パネルに配置されており、ワイヤースピード調整は無段階だが、出力電流は4段階切替となる。
ノンガス・ガス兼用なため、本体背面にはガスホースの接続口が設けられている。
「スターワイヤ F-3 ソリッドワイヤアルミ用」をセットすることで、アルミ溶接を行うことができる。
ただし、アルゴンガスによる「シールドガス仕様」とした場合で、ガスの他、別途アルゴン・混合ガス用レギュレーターも必要となる。
溶接方法は半自動溶接そのもの。トリガースイッチを押して「溶接ワイヤー」を送り出しつつ溶接していく。
アルミ溶接=「TIG溶接」というイメージがあるが、「半自動アーク溶接機」でもこの通り溶接することが可能なのだ。