失敗しないルーフレールの取付け・取り外し方と交換方法について

スキー板やサーフボードなど、車の屋根に道具一式を積むことができるルーフキャリアは、アクティブなカーユーザーにはおすすめの装備と言えるでしょう。このルーフキャリアを取付けるのに重要となるルーフレールですが、簡単に取付けることが可能なのでしょうか？そこで今回は、失敗しないルーフレールの取付け・取り外し方について説明します。

この記事の目次

1. ルーフレールの役割とは
2. ルーフレールの取り外し方、取付け方（交換方法の流れ）とは
3. ルーフレールの着脱時のポイントや注意点について

ルーフレールの役割とは

車の屋根には、スキー板やサーフボード、大きい荷物や自転車など様々なものを載せることができますが、それらの荷物を安全に固定するためには、載せる荷物に適したルーフキャリアが必要です。そのルーフキャリアを車の屋根にしっかり固定するためのパーツがルーフレールです。

まず、ルーフキャリアを取付けたい車が、メーカー純正でルーフレールが装着されているか、もしくは純正オプションで用意されているか調べることです。いずれかに該当していない車の場合、ルーフキャリアは装着できないと思われます。純正オプションのルーフレールがディーラーで購入できる車種であれば、ディーラーで装着が可能か相談してください。予め、屋根にルーフレールを装着できる穴が空いていれば、その穴を流用して装着します。一般的に取付作業はルーフライニングを外し、室内側から専用のブラケットを使い、前後2箇所ずつのボルトで固定します。同時にボルト穴の防塵、防錆、防水処理を施すことも必須です。しかしながら、穴が空いていなかったり、固定する際の取付強度が保証できない等の理由により、ディーラーで取付ができない場合があります。取り外しは、反対の手順で行います。

ルーフレールは重い荷物の支えになる重要なパーツです、外れたりぐらついたりしないように、しっかりと締め付けるようにしてください。ルーフレールを取付けていない時は、ボルト穴にしっかりとカバーをすることも大切です。カバーがないと、雨漏りをする恐れがあります。また、ルーフレールを取付けている時に、このボルト穴のカバーをなくさないようにしっかりと保管してください。ルーフレールは、雨漏りを起こしやすい部分です。錆やガタツキ、壊れたままにしておくと雨漏りが発生しやすくなるので注意が必要です。長く使用しないことがわかっている場合は、ボルト穴部分にしっかりと防水処理など雨漏り対策をとっておくことをおすすめします。また、後付けでルーフレールを取付け、車高が4cm以上高くなる場合は構造変更申請が必要となります。そのままでは車検に通りませんので、必ず処理をしましょう。
参考：http://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/kensa/kns05.htm