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更新日:2021.01.01 / 掲載日:2021.01.01
リアモニターの主な機能と目的に合った選び方

装備していない車を探すのが難しいほどカーナビゲーションシステムが普及してきた最近では、ミニバンをメインに運転席や助手席のためだけではなく、後部座席用のリアモニターを装備する車を見かけることも多くなってきました。しかし、自分の車にもリアモニターを装備しようと思うと、どのような点に注意すればいいのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、リアモニターの主な機能と目的に合った選び方について解説します。
リアモニターには一般的にどんな機能があるのか

リアモニターの普及が進んでいる理由のひとつとして、価格の安さがあります。なぜ価格が安いかと言うと、カーナビ本体やDVDプレイヤーやBlu-rayプレイヤー等と接続して使うことが多いため、ほとんどのリアモニターにはTVチューナーなどは内蔵されておらず、モニター専用となっているからです。例えば、運転席側でカーナビ機能を表示し、リアモニターでは映画など映像を表示することができる機種も増えています。そのため、リアモニターに求められる機能として意外と重要なのは、通常のビデオ入力に加えてデジタル入力のHDMI入力端子があるかどうかという点が挙げられます。そのほか、空気清浄機能やルームライト機能などの付加価値を備えた機種も最近では販売されています。
リアモニターの選び方とは
リアモニターを選ぶ際には、注意すべき点がいくつかあります。以下にまとめておきますので参考にしてください。
設置場所
やはり一番問題になるのは設置場所ではないでしょうか。リアモニターの設置場所として代表的なのは、運転席や助手席のヘッドレストの後ろに設置する方法です。設置が比較的簡単にできるという利点がありますが、後部座席に複数の人が乗ることもあるため、場合によっては、運転席側と助手席側の両方にモニターを設置する必要があるかもしれません。また、ヘッドレストを利用するよりもはるかに見た目が良く、効率的なのが天井に取付けるフリップダウンタイプのリアモニターです。フリップダウンタイプなので、使用しないときは格納しておけるため邪魔にならず、1台あれば後部座席の人が全員見ることができて無駄がありません。ヘッドレストタイプと比べると、工事費も多少割高になりがちという欠点がありますが、ミニバンなど車高が高く、車内が広い車には適しています。ミニバンの場合、車種に応じた取付アタッチメントが数多く市販されているので、モニターの固定はこのアタッチメントを使って取付けることになります。いずれのタイプも電源や信号の配線は確実に行う必要があるため、専門店などのプロへ依頼することをおすすめします。
モニターの大きさ
モニターの大きさは、リアモニターの場合比較的大きなものが多く、9インチから12インチ前後まで揃っています。車の大きさや見る人によって適したサイズを決めるようにしてください。室内高を考慮して圧迫感のない、運転の邪魔にならないサイズのモニターを選ぶようにしましょう。
画面の質
画面の質は、高級機種になればなるほど良くなる傾向にあります。しかしながら、どのようなソース(テレビ・DVD、Blu-rayなど)を視聴するのか、予算との兼ね合いで決めるようにしてください。
リアモニターを利用するのは、子どもだったり、お年寄りだったり、お客様だったりさまざまでしょう。そのためで、きるだけ用途にそった扱いやすいものを選ぶなどの配慮も大切です。