車のアンプ購入に必要なものと選び方とは

カーオーディオで音楽を聞くためには、音を増幅させるアンプというパーツが必要不可欠です。しかし、大抵の車種では純正のカーオーディオやカーナビには、いくら探しても外付けのアンプは見当たりません。それにもかかわらず音楽を再生することができるのは、一般的なカーオーディオの場合、基本的にアンプ部分はヘッドユニットに内蔵されているからです。しかし、ヘッドユニットに内蔵されているアンプは、性能的には標準的なレベルのもので、音のクオリティを求める場合、音質や音量に不満を感じているユーザーが多いようです。どうしても満足のいく音を追求したいというユーザーは、内蔵アンプとは別に外付けのアンプを追加することになります。そこで今回は、車のアンプ購入に必要なものと選び方について解説します。

アンプを購入する際に必要となるのは、カーオーディオの音をどうしたいのかという明確な考え方です。単純に音量を大きくしたいのか、低音のメリハリを効かせたいのか、中高音の音質を良くしたいのかなどの要望によって、アンプ選びは大きく変わります。場合によってはアンプだけでなく、スピーカーを交換する必要もあります。

車のアンプには、さまざまな種類があるため、以下のような点に注意する必要があります。

サブウーファーがついているのに、どうも低音の迫力が足りない、メリハリが効いていないという場合は、低音再生専用の1チャンネルのモノラルパワーアンプをウーファー用として追加します。これによって低音の迫力不足を解消します。

2チャンネル、もしくは4チャンネルのパワーアンプを追加します。システムが4チャンネルの場合は、必ず4チャンネルのアンプが必要になりますが、左右で2チャンネルの場合、アンプは2チャンネルでも4チャンネルでも大丈夫です。システムの拡張性や製品ラインナップが豊富であることを考えると、システムが2チャンネルであっても、将来的に4チェンネルへのグレードアップを考えている場合は、4チャンネルのアンプを購入しておいた方がいいかもしれません。

カーオーディオの音質を良くするためには、アンプを内蔵から外付けに替えることは、ひとつの有効な手段と言えます。スピーカーを追加したり、交換することでも音質の向上は期待できますが、スピーカーとアンプのどちら（あるいは両方）を変更した方が有効なのかは、費用対効果を含めケースバイケースと言えます。専門家と相談の上、視聴するなどして判断することをおすすめします。