カーオーディオスピーカーの各メーカーの特徴について

カーオーディオの音質を手軽に良くする方法のひとつとしてよく挙げられるのが、スピーカーを交換することです。しかし、数多くあるメーカーのスピーカーの中から、どのメーカーのものを選べばいいのかわからないという人もいらっしゃるかもしれません。そこで、スピーカーメーカーをいくつかピックアップし、各メーカーの特徴についてご紹介します。

会社名よりも、カロッツェリアというブランド名を言った方がわかりやすいかもしれません。カーナビゲーションシステム関連では、世界トップレベルの技術を持つ企業として知られています。パイオニアはもともと、創業者が昭和初期（昭和12年）に国産スピーカーの開発に成功し、創業した会社です。そのため、カースピーカーの分野でも日本国内では、とても高い人気を誇っています。汎用型のトレードインスピーカーから専用のハイエンドスピーカーまで幅広いラインナップを持っています。

ブランド名はケンウッド。オーディオ機器などの開発・製造・販売を手がけていた日本ビクター株式会社と株式会社ケンウッドの2社が経営統合して誕生した会社です。前身となった2社は、どちらもオーディオ機器として定評のある人気ブランドを展開していたことで知られています。その技術を引き継いだケンウッドのカースピーカーは、高い評価を受けています。いち早くハイレゾ音源に対応した音の解像度にこだわったスピーカーを投入しています。

ブランド名はアルパイン。もともとはアルプス電気と米国モトローラ社の合弁会社として誕生し、8トラック・テーププレーヤーやカーラジオ等の生産からスタートした会社です。現在アルパインブランドは、カーナビ、カーオーディオの人気ブランドに成長しており、カースピーカーに関しても、ケンウッドと並び高い評価を受けています。70年代からランボルギーニ社の純正用に採用されるなど海外で人気の高いブランドです。

ブランド名はクラリオン。日本初のカーラジオ、カーステレオを開発・販売するなど、一貫して車載機器を主力として成長してきた企業です。2006年に日立製作所の連結子会社となっています。コンテンツ事業の展開や独自の製品開発力が評価され、カーオーディオ、カーナビゲーションメーカーとして、根強い人気を誇る企業です。各自動車メーカーから純正採用されるなど、古くから実績のあるメーカーです。今回は国産オーディオメーカーを紹介しましたが、もちろん海外のメーカーにも良いものがたくさんあります。各メーカーの特徴などを踏まえながら実際に試聴などをして比較し、ぜひ、自分にあったスピーカーを見つけ出してください。