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更新日:2023.09.12 / 掲載日:2023.09.12

バッテリーのジャンプスターターのおすすめ7選!選び方や使い方も紹介

ジャンプスターターとは、車のバッテリーが上がってエンジンがかからなくなった場合に、バッテリーを復旧させてエンジンを再び起動させる製品です。

従来は高価で大型なジャンプスターターが主でしたが、近年は低価格帯であったり、小型化により持ち運びも可能となったりした製品も登場して、手にしやすく使いやすいものとなっています。

この記事では、選び方や使い方に加えて、おすすめ7選を紹介します。

1. バッテリーのジャンプスターターの選び方 チェックしておきたい7項目

ジャンプスターターは、機能面や性能面でさまざまな種類があります。

車に合った製品を選ぶには、どのような点をチェックしたら良いのかを解説します。

(1)電池の種類

ジャンプスターターで使用されている電池は主に4種類あり、種類によって性能に差が生じます。

電池の種類 特徴
鉛電池 ・大排気量の車含め、さまざまな車種に対応
・価格を抑えながらも大容量
・安全性が高い
・大型で重いため、持ち運びには不向き
リチウムイオン電池 ・小型のジャンプスターターで使用
・排気量の少ない小型車向き
・小型で持ち運びに適している
リチウムマンガン電池 ・安全性が最も高い
・大型車には不向き
・他の電池よりも価格が高め
リチウムポリマー電池 ・最も小型でありながら大容量で長持ち
・大きな出力を必要とする高級車などには不向き

(2)ボルト数の対応

ボルト数(V)とは、車の電圧のことです。車種によって設定されている電圧は異なり、ボルト数に合わせた選択が必要です。

ボルト数は、主に以下で設定されています。

  • ・普通車:12V
  • ・大型車(バスやトラックなど):24V

該当の車と異なるボルト数のジャンプスターターを使用した場合、故障や事故の原因になる可能性があるため、よく確認してから使用しましょう。

(3)最大電流の大きさ

電流値(A)とは、ジャンプスターターがどれだけの電流を流せるかを示す値です。

エンジンの始動に十分足りる電流値を備えている必要があるため、最大電流値が多いジャンプスターターを選ぶことが安心です。排気量によってエンジンの始動にかかるエネルギーは異なり、大型車ほど大きな電力が必要となります。

以下は、車種ごとのおすすめの数値です。

  • ・軽自動車:300A~400A程度
  • ・普通車や大型車:400A~700A程度
  • ・スポーツカーをはじめとする排気量が多い車:700A以上

あくまでも目安として、取扱説明書に排気量を明記している製品もあるため、よく確認しましょう。

(4)電池容量の大きさ

電池容量(mAh)が大きいほど、充電をせずにバッテリーを何回も使用できます。大体6,000mAhから20,000mAhまでの容量がありますが、それ以上の大きさも多く販売されています。

完全放電(車側のバッテリーの電力が全くない状態)では、何回もエンジンをかける必要があるため、電池容量は大きいほど良いでしょう。ジャンプスターターを非常時用のモバイルバッテリーとして用いることを想定しているときも同様です。

なお、近年では、スーパーコンデンサ(エンジンの始動に必要な電力を作り出す機器)を搭載し、充電を不要としたジャンプスターターも登場しています。

(5)USBモバイルバッテリーとしての使用

USB端子やmicroUSB端子を備え、車だけではなくスマートフォンやデジタルカメラなども充電できるジャンプスターターが増えています。

USBモバイルバッテリーとして持ち運べる小型の製品もあるため、車の用途以外でも活用したい人におすすめです。

(6)LEDライト機能

LEDライト機能がついている製品も販売されています。

特に、ライトのない屋内の暗い場所や夜間での作業がある場合や、安全に作業をしたい場合などに役立ちます。

なかには、SOSモード、ストロボ点滅、スポットライトモードなど複数のモードを搭載していたり、マグネットを備えていてライトを固定できたりする製品もあります。利用のシチュエーションを事前にイメージしておくと良いでしょう。

(7)保護機能・防水機能

ジャンプスターターには「8つの保護機能」と呼ばれる保護機能があります。それは、下記が当てはまります。

  • ・過充電保護
  • ・過放電保護
  • ・過電流保護
  • ・過熱保護
  • ・逆接続保護
  • ・逆充電保護
  • ・逆極性保護
  • ・短絡保護

後述の「ジャンプスターターの使い方」で改めて説明をしますが、逆接続とは、ジャンプスターターに付いているケーブルをバッテリーにつなげるにあたって、プラス端子とマイナス端子を逆に接続してしまうことです。逆接続により、バッテリーに大きなダメージを与え、最悪の場合車両火災となる危険性もあります。

また、逆極性とは、電極を逆に接続してしまうことです。

保護機能は、バッテリーとの接続によるショートや逆接続、過電流などを防止する機能が主であり、車のバッテリーやジャンプスターターの故障を防ぐことを目的としています。

防水機能は、ジャンプスターターを使用したいタイミングで雨が降っていると、製品が濡れてしまい、放電や故障となる場合が考えられます。その際、防水性能がついていると安心して使用ができます。

ジャンプスターターは大きな電力を要するため、誤った使い方や、ずさんな使い方をすると、車が故障したり、最悪の場合感電など事故の原因につながったりします。

車の扱いに慣れていない初心者や心配な人は、リスクを最小限にして安全に作業ができるよう、保護機能や防水機能など機能のしっかりした製品を選ぶようにしましょう。

2.バッテリーのジャンプスターターのおすすめ7選

Amazonや楽天市場の各ECサイトの売れ筋ランキングを参考に、おすすめの商品をご紹介します。このランキングを参考に、自分の車に合うジャンプスターターを見つけましょう。

(1)Autowit Super Cap2

出典:Autowit SuperCap 2|AUTOWIT

AutowitのSupar Cap2は、事前充電が不要のジャンプスターターです。充電による発火の危険性もないため、安全性が高く、また化学反応も起こらないため、10年以上の寿命が想定されていて長く使用できます。

ボルト数 電池容量 最大電流 機能
12V 800Aピーク電流 ・事前充電不要
・モバイルバッテリー機能
・急速充電可能
・耐寒性、耐熱性

「Autowit Super Cap2」の公式ページ

(2)PHILIPS ジャンプスターター DLP8086

出典:DLP8086NB/93 Philips USB power bank|PHILIPS

PHILIPSのDLP8086は、8つの保護機能を搭載していて、安全保護システムPSE認証の承認つきです。搭載のLEDライトは、SOSモード・ストロボ点滅モード・スポットライトモードの全3種類があり、さまざまな用途に応じて切り替えができます。

ボルト数 電池容量 最大電流 機能
12V 12,000mAh 800Aピーク電流 ・LEDライト搭載
・モバイルバッテリー機能
・防水、防塵機

(3)Arteck ジャンプスターター

出典:Arteck ジャンプスターター丨Amazon

Arteckのジャンプスターターは、1回の充電で車を最大20回始動できるほどの電池容量があります。コンパクトに収納できるサイズ感で、モバイルバッテリーとしての持ち運びでも邪魔になりません。

ボルト数 電池容量 最大電流 機能
12V 8,000mAh 800Aピーク電流 ・モバイルバッテリー機能
・LEDライト搭載
・急速充電可能

「Arteck ジャンプスターター」の公式販売ページ(Amazon)

(4)BUTURE ジャンプスターター BR300

出典:BUTURE BR300丨Amazon

BUTUREのBR300は、暗い場所での作業に役立つ、LEDライトが内蔵されています。さらに、モバイルバッテリーとして便利なUSB充電端子が2ポート備わっていて、急速充電にも対応できます。

ボルト数 電池容量 最大電流 機能
12V 13,800mAh 1,500Aピーク電流 ・モバイルバッテリー機能
・LEDライト搭載
・急速充電可能

BUTURE BR300の公式販売ページ(Amazon)

(5)YABER ジャンプスターター YR200

出典:YABER YR200 800A Starthilfe Powerbank|YABER

YABERのYR200は、コンパクトなサイズ感で、持ち運びに便利です。そのうえ、防水・防塵性が高く、雨の日やアウトドアなどでも問題なく使用できるため、色々な用途で使用したい人におすすめです。

ボルト数 電池容量 最大電流 機能
12V 12,000mAh 1,000Aピーク電流 ・モバイルバッテリー機能
・LEDライト搭載
・防水、防塵機能

(6)UTRAI ジャンプスターターJS-4

出典:Jump Starter JS-4|UTRAI

UTRAIのJS-4は、気温-20度から75度まで対応しており、かつ安全保護システムPSE認証の承認付きであるため、安心して使用ができます。また、安全ハンマーやコンパスが付属していて、緊急時にも役立ちます。

ボルト数 電池容量 最大電流 機能
12V 24,000mAh 2,500Aのピーク電流 ・モバイルバッテリー機能
・ LEDライト搭載
・防水、防塵機能

(7)FLYLINKTECH ジャンプスターター

出典:FLYLINKTECH ジャンプスターター丨Amazon

Flylinktechのジャンプスターターは、安全保護システムPSE認証の承認があり、発煙や発火などの危険を未然に防ぎます。また、コンパクトでありながら、ケースが付属されているため、キャンプや災害時などでも邪魔にならず、携帯に便利です。

ボルト数 電池容量 最大電流 機能
12V 22,000mAh 2,000Aピーク電流 ・モバイルバッテリー機能
・LEDライト搭載
・防水、防塵機能

「FLYLINKTECH ジャンプスターター」の公式販売ページ(Amazon)

3.バッテリーのジャンプスターターの使い方

ジャンプスターターは正しい手順で使用をしないと、事故や怪我の原因となります。

ここでは、一般的なジャンプスターターの使い方を紹介します。

1. ジャンプスターターのバッテリー残量を確認する
電源を押して、インジケーターやディスプレイでジャンプスターター本体のバッテリー残量があるかを確認します

2. 車のボンネットを開ける

3. ジャンプスターターに付いているケーブルをバッテリーにつなげる
赤いケーブル(クランプ)をバッテリーのプラス端子に接続してから、黒いケーブル(クランプ)をバッテリーのマイナス端子に接続する

4. ジャンプスターター内の電力がバッテリーに移行される

5. ジャンプスターターの状態が整ったら、車のエンジンをかける
もしエンジンが一度でかからなかったら、数十秒のインターバルをおいて、再度エンジンをかける

6. ジャンプスターターに付いているケーブルをバッテリーから外す
バッテリーにつなげたときと逆の順番で、黒いケーブルを最初に外し、次に赤いケーブルを外す

一般的な手順のため、実際に使用する際は製品ごとの取扱説明書をきちんと確認しながら進めるようにしましょう。

4.バッテリーのジャンプスターターの保管方法

ジャンプスターターは基本的にメンテナンスは不要ですが、以下の注意点を把握しておきましょう。

  • ・使用していなくても、定期的な充電を心掛ける
  • ・直射日光の当たらない場所に保管をする

ジャンプスターターは長時間の車移動や、非常時のときに備えて、いつでも満タンで使用できる状態にしておくことが安心です。

また、長期間放置していると、次第に電力が減っていきます。週に1回程度のペースでバッテリー残量を確認して、半分ほどの残量となっていたら充電をすることが望ましいとされています。

また、急速充電対応の製品もありますが、急速充電を多用するとジャンプスターター本体のバッテリーの寿命を縮める原因となります。できるだけ通常充電で使用することで、バッテリーの長持ちが期待できます。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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