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更新日:2026.02.06 / 掲載日:2023.03.23
車を静音化する方法とは?DIYできるアイテムや費用相場を解説

車を運転中のロードノイズや風切り音などで「音楽のボリュームを上げないと聞こえない」「同乗者との会話がしづらい」と感じている人も多いのではないでしょうか。この記事では、DIYでできる効果的な静音化の方法やおすすめアイテム、業者に依頼する際の費用について解説します。
1.車を静音化する方法
車の静音化は、ロードノイズやエンジン音、風切り音など、音の性質に合わせて専用の素材を適切な場所に施工することで対策できます。
| 騒音の種類 | 対策の種類 | 主な役割 |
|---|---|---|
| ・ロードノイズ ・内装のビビり音 | 制振 | 騒音の発生源となる振動を吸収・減衰させる |
| ・ロードノイズ ・風切り音 | 遮音 | 車外からの騒音の侵入をブロックする |
| ・エンジン音 ・内装のビビり音 | 吸音 | 車内で反響する音を減らし、クリアにする |
静音化の施工方法は、フロアに防音マットを敷くなどの手軽な方法から、ドアの内張りを剥がして本格的に施工する方法までさまざまです。自分でDIYするのが難しい場合は、専門業者に依頼する方法もあります。
2.車の騒音の原因と対策
車内で気になる騒音は、主にロードノイズ、風切り音、エンジン音、内装のビビり音という4種類に分けられます。それぞれの原因を理解し、愛車の状況に合った対策を検討しましょう。
(1)ロードノイズ

ロードノイズは、走行中にタイヤと路面が接触して発生する振動や摩擦音のことです。この振動がタイヤからサスペンションを介してボディに伝わり、「ゴー」や「ガー」といった騒音が車内に響き渡ります。特に高速道路や砂利道など荒れた路面では振動が大きくなるため、ロードノイズも強くなります。
| 対策する箇所 | 対策方法 |
|---|---|
| フロア | フロアに制振材を施工し振動を抑える |
| タイヤハウス | ・タイヤハウスのインナーフェンダー裏側や、室内側のタイヤハウス付近へ制振材の貼り付け ・タイヤハウスに専用の防音スプレーを塗布する |
| トランク | ・トランクフロア、スペアタイヤ収納部に制振材を施工する ・内張り内に吸音材を追加して音の反響を抑える |
| タイヤ | 静音性の高いタイヤに交換する |
手軽な方法としては、フロアマットの下に専用の防音マットを敷くことが挙げられます。また、より根本的な対策を求める場合は、静音性の高いタイヤに交換するのも有効な手段です。
(2)風切り音
風切り音は、走行時に車のボディが空気を切り裂くことで発生する「ヒュー」や「ゴー」といった高い音のことです。主な原因は、ドアや窓のわずかな隙間から侵入する風です。
| 対策する箇所 | 対策方法 |
|---|---|
| ドアやピラー部の隙間 | 風切り音防止テープで隙間風の侵入を防ぎ、気密性を高める |
DIYで手軽に試せるのは、ドアの開口部に風切り音防止テープを貼り付ける方法です。これにより、ウェザーストリップの密着性が向上し、走行中の不快な騒音を軽減できます。
(3)エンジン音

エンジン音は、エンジンルーム内で音が反響し、車内に伝わることで発生します。主な侵入経路は、エンジンと車内を隔てるダッシュボード奥の「バルクヘッド」や「ボンネット」です。
| 対策する箇所 | 対策方法 |
|---|---|
| ボンネット裏 | 専用の静音シートを貼り付け、エンジンルーム内の音の反響を抑え、車内への透過音を低減する |
エンジン音を軽減するには、ボンネットの裏側に専用の静音シートを貼り付ける方法が効果的です。より本格的な対策を求める場合は、専門業者によるバルクヘッドへの遮音材施工なども検討しましょう。
(4)内装のビビり音
内装のビビり音は、走行中の振動によって、ダッシュボードやドアパネルといった内装部品が擦れ合う音です。また、部品同士の隙間や経年劣化によるパーツのガタつき、気温の変化で、樹脂パーツが収縮・膨張することでも発生しやすくなります。
| 対策する箇所 | 対策方法 |
|---|---|
| ダッシュボード周辺 | 隙間に専用のモールやチューブを埋め込む |
| ドアパネルやピラー | 内張り内部に吸音・防振テープを貼る |
| 小物入れ・グローブボックス | 中の物が動かないよう滑り止めシートを敷く |
内装のビビり音の対策は、専用のモールやチューブをダッシュボードの隙間に埋め込むのが効果的です。本格的な対策をするなら、ドアの内張り内部に制振材や吸音材を貼る方法もあります。
3.DIYで車を静音化する方法やおすすめアイテム3選
DIYでの静音化は、カー用品店やホームセンターなどで購入できる市販のアイテムを活用する方法があります。下記の表や車を静音化するおすすめアイテム3選を参考に、騒音の原因に合った製品を選びましょう。
| 施工箇所 | 対策アイテム | 効果 | 費用(施工箇所当たり) |
|---|---|---|---|
| フロア・ドアパネル・ルーフ | 制振シート・防音マット | ・ロードノイズの低減 ・外部の騒音の低減 | 約1万~3万円 |
| ボンネット裏 | 吸音シート | エンジン音の反響抑制 | 約5,000~1万円 |
| ドアの隙間 | 風切り音防止テープ | 風切り音の低減 | 約1,000~2,000円 |
| ダッシュボードの隙間 | 隙間テープ・モール | 内装のビビり音の防止 | 約500~2,000円 |
(1)車載用防音シート|Amazonベーシック

Amazonベーシックの車載用防音シートは、車や道路から伝わる不快な振動や騒音を軽減できる柔軟なブチルゴムのシートです。裏面は強力な粘着シートになっているため、フロアやトランクなどにしっかり密着します。
| 特徴 | サイズ・容量 | 素材 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| 断熱、防振、防音に効果がある | 37cm×25cm10本 | ブチルゴム | 1,538円 |
(2)風切り音防止テープ ドア用|エーモン

エーモン(amon)の風切り音防止テープドア用は、ドア周りに貼ることで、ドアとボディの密着性を高め、隙間からの風の侵入を防ぎます。素材には耐熱性や耐候性に優れたゴムが使われているため、長期間にわたって性能を維持します。
| 特徴 | サイズ | 素材 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| 耐熱性・耐寒性・耐久性に優れている | 4.3m×2本(ドア2枚分) | エチレンプロピレンジエンモノマーゴム | 2,070円 |
・「風切り音防止テープ ドア用」の公式販売ページ(Amazon)
(3)ビビり音低減モール|エーモン

エーモンのビビり音低減モールは、ダッシュボードとフロントガラスの隙間から発生する「ビビリ音」や「ガタつき音」を抑えるための専用モールです。ダッシュボードやフロントガラスの隙間に押し込むだけでモールが突っ張り、部品同士の干渉を防ぎます。
| 特徴 | サイズ | 素材 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| 隙間に押し込むだけでビビり音を抑制する | 150cm×1.5cm | - | 1,480円 |
4.車の静音化をDIYで行う際の注意点
DIY初心者がドアの内張りやダッシュボードを無理に外そうとすると、内装に傷を付けたり、固定用のクリップを破損させてしまったりする可能性があります。クリップが割れたまま走行すると、内装部品がしっかり固定されず、ガタつきや新たな異音の原因になることも少なくありません。
また、車の内装材には万が一の事故に備え、燃えにくい素材を使用することが法律で定められています。DIYで使用するアイテムは「難燃性証明」の記載があるものを選びましょう(参照:道路運送車両の保安基準|e-Gov 法令検索)。
5.車の静音化を業者に依頼する際の費用相場
DIYでは難しい本格的な車の静音化は、カー用品店や整備工事など、専門業者への依頼がおすすめです。専門業者は内装を分解し、車種や騒音の種類に合わせて最適な素材を的確に施工します。費用は施工範囲や車種、使用する材料によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
| 施工箇所 | 施工内容 | 効果 | 費用 |
|---|---|---|---|
| ドア内部(1枚) | 制振材・吸音材を貼り付け | オーディオ音質の向上 | 約2万~3万円 |
| フロア全体 | 制振材・遮音材の施工 | ロードノイズの低減 | 約10万〜20万円 |
| ルーフ | 制振材の貼り付け | 雨音の反響を抑制 | 約10万〜20万円 |
| ボンネット裏 | 吸音材の貼り付け | エンジンルーム内の音の反響を抑制 | 約1万~2万円 |
| フロントタイヤハウス内部 | 制振材の貼り付け | ロードノイズを直接吸収・遮断 | 約5万〜10万円 |
上記の表では、施工箇所ごとの費用を記載しましたが、車全体を施工する場合の費用は、約30万円以上になることもあります。
正確な費用を知るためには、複数の業者から見積もりを取り、施工内容を比較検討することが重要です。
グーネットピットなら、近くの整備工場で簡単に相見積もりできます。
6.車の静音化に関するよくある質問
(1)車のエンジン音を静かにする方法は?
エンジン音を静かにするには、ボンネット裏に静音シートを貼るのが効果的です。エンジンルーム内の反響音を抑え、車内への透過音を低減します。また専門業者へ依頼しバルクヘッド(エンジンと車室の隔壁)に遮音材を施工することで、車内への音の侵入を根本的に防ぎます。
(2)防音シートを一部貼っても効果ありますか?
ロードノイズのように、騒音の主な侵入経路が特定できている場合は、運転席や助手席の足元に防音シートを施工することで、効果を感じられるでしょう。
(3)車のこもり音対策は?
車のこもり音は、音の反響を抑える「吸音」と、ボディの振動を防ぐ「制振」のアプローチが有効です。
7.車の静音化を実現したいならグーネットピットをご活用ください
車の静音化は、DIYで手軽にできる対策から、専門的な知識や工具を必要とする本格的な施工まで多岐にわたります。本格的な静音化を検討しているなら、グーネットピットをご活用ください。
グーネットピットは、お近くの整備工場や専門業者を簡単に検索でき、施工実績や口コミを参考にしながら、信頼できるプロを見つけられます。まずは無料で見積もり相談をし、予算に合った最適な静音化プランを検討してみてください。